今年も残すところあと2日となり、やり残したことはひとつのみ、となってようやくホッとしている年の瀬のゾリラバです、こんにちは。
これで腰を落ち着けて毎年恒例のワンピース展開予想に取り掛かることができますわ。
久々に長くなるかもしれませんが、行く年の総括編として、また来る年の見どころ予測として、のんびりお楽しみ下さい。
以下、2023年に公表された“ONE PIECE”の原作の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
Contents
尾田っちの年末メッセージ
さて、毎年言っていますが、「ワンピース世界」の創造主にして絶対神である尾田栄一郎大明神の年末メッセージは、来年の展開を占う記録指針(ログポース)です。
今年もいろいろと御神託がありました。
でも神の啓示というものは、はっきり分かるようには示されません。
そこにはヒトの解釈の余地が生まれます。
早速年末恒例の尾田っち(←神なのに気安い)の直筆メッセージを見てみましょう。
映画ONE PIECE FILM REDのこと、実写版のこと、アニメのこと、いろいろ触れていますが、今日は来年の展開予想なので、原作の話に集中しましょう。
実写版の続きもアニメ25周年企画もめっちゃ楽しみではありますけれども。
原作について、尾田っちは
今年も色んな人達が色んな目に合いましたね。ホントに恐ろしい世界です。
と書いています。
ホントそれ。
「色んな目に合った人達」に想いを馳せながら、まずは2023年を振り返ってみましょう。
2023年の衝撃的な出来事
コブラ王とミョスガルド聖の死
やはり今年、ゾリラバにとって最も衝撃的だったのは、Tボーンとコブラ王とミョスガルド聖の身に起きた悲劇でした。
一昨年のワノ国編でも、アシュラ童子やイゾウの死はとてもショックでしたが。
長く「人がリアルタイムでは死なない漫画」と言われてきたワンピースでも、ルフィ達の冒険がどんどん厳しいものになって来るにつれ、味方の死も不可避になって来ましたね。
ちなみに「一日百善」がモットーの海軍の良心Tボーン中将の死は広く報じられていましたが、ゾリラバ、これは誤報もしくはフェイクニュースじゃないかと未だに思ってるんですよね。
他方、コブラ王は最近、病を患っていましたが、非業の死を遂げた原因は、五老星による直接の攻撃でした。
また、ゾリラバ推しの改心系ヒーローミョスガルド聖の処刑も、天竜人である「神の騎士団」のフィガーランド・ガーリング聖によるものでした。
今年に入り、物語はイム様や五老星、神の騎士団などの世界の中枢や、古代兵器、“空白の100年”の謎に関わるものが一気に出てきて、いよいよワンピースという壮大な物語も核心に近づいている感じがします。
ルフィの冒険と時代のうねり
“ONE PIECE”は大きな章と章の結節、すなわち幕間が常に面白いというのが定説ですが、ワノ国編が終わってからの今年の展開の速さと激しさには、目を見張るものがありましたね。
イム様とは何者なのか。
イム様や五老星は、800年前から生きているのか。
“空白の100年”の間に、Dの一族やルナーリア族、バッカニア族、太陽の神ニカといった、天竜人が目の敵にする者たちと何があったのか。
心ある人々の犠牲を伴いながらも、ルフィ達の冒険がいよいよ直接時代をうねらせる予感ですね。
くじ引きの結果、ワノ国出航後に麦わらの一味がたどり着いたエッグヘッドでは、天才科学者ベガパンクが世界政府から命を狙われる事態が起きており。
しかも、これまでマリージョアでしか見たことが無かった五老星のうち、科学防衛武神であるジェイガルシア・サターン聖が、まさか単身エッグヘッドに乗り込んで来るとは。
これまでも何十年も、歳を取らないように見え、世界政府の頂点に君臨してきた五老星が、我らがルフィと直接対峙することで、一体何が起きるのか。
既に人間離れした強さとチートな能力の一端を垣間見せているジェイガルシア・サターン聖ですが。
バーソロミュー・くまに対して長年彼がやってきた非道な仕打ちを知った今、ルフィにはチャルロス聖にくらわしたパンチ以上に、サターン聖をギャフンと言わせて(←死語)欲しいですわ。
キッドとローの敗退
ワノ国では二人がかりとは言え、四皇ビッグ・マムを倒し、ルフィと並んで30億の賞金首となったキャプテン・ユースタス・キッドとトラファルガー・ D・ワーテル・ロー。
ワノ国出航の瞬間まで、ルフィのライバルとして共に「新時代」を担うかのように描かれていたこの二人が。
まさか次の島にすらたどり着くことができずに、敗退するとは。
去年の今頃、いったい誰が想像し得たでしょう。
それぞれ完膚なきまでにやられてしまいました。
これでONE PIECEという物語からキッドとローが退場するとは思えませんが。
海賊王レースからは残念ながら一歩も二歩も後退という感じです。
「ごめん」で四皇になったバギー
尾田っちのいう「ホント恐ろしい世界」で恐ろしい目に遭っていても、我々ワンピースファンを笑わせてくれ、ごくたまに感動を与えてくれる男、道化のバギー。
バギーは今年ついに、謎のカリスマ性といろいろな誤解と手違いで、インペルダウン脱獄後に妄想していた四皇に成り上がりました。
くあー。
ウソップのホラかバギーの妄想か、というくらいのもの凄い実現力です。
これほど個人としては弱い四皇は前代未聞でしょうし、クロスギルドの総帥のようで実態はクロコダイルとミホークの傀儡のような立場ですが。
人々を熱狂に駆り立てる弁舌と謎のカリスマ性と強運で、バギーがどのように時代のうねりに絡んで来るのか。
海賊王になることまで妄想してましたしwww
狂言回しとしての役割がとても楽しみです。
2024年の展開
ルフィが行くのを止められない島
冒頭に載せた年末メッセージで尾田っちは、エッグヘッドの次の島について
ルフィ達がもし無事にエッグヘッドを出られたら…行きますかねーあの島。行かないルートも考えたのですが、ルフィは止められないかな。
えっ?
あの島ってどこどこ?
今の流れだと順当に行けばエルバフのことですかね。
今のエルバフには、ウソップが師匠と慕うドリーとブロギーがいます。
エッグヘッド脱出時にはベガパンクも乗せているでしょうから、オハラの知識を通じてベガパンクと顔見知りのハグワール・ D・サウロも匿われているエルバフは、ベガパンクを退避させるには都合が良いと思われ。
「ルフィは止められない」という言い方からして、ルフィにはその島を訪れる理由があるということですよね。
ルフィはかつてエルバフに行くことをウソップと約束しています。
また、巨人の島エルバフは、(サウロと同様に)ベガパンクを匿うにも最適の島でしょう。
無事にサターン聖を退けて現在の窮地を脱したとしても、ベガパンクは命を狙われ続けそうだし、世界政府から守れるとしたら、エルバフとかワノ国みたいな強い防衛力がある国か、革命軍くらいですよね。
アレの奪い合い
ただ次の島がエルバフだとすると
そうなってくるともうアレの奪い合いになりますね
という尾田っちの発言が気になります。
次の島がエルバフで、何かの「奪い合い」をするとなると、シャンクスの持つ「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)」の写しくらいしか思いつかないんだよなー。
確かにエルバフには今、キッドを退けたシャンクスがいますが、もう出航目前という感じでしたから、ルフィ達が到着するまで滞在しているかどうか。
そもそもシャンクスはまだ、ルフィに会うことを避けている素振りがありますしね。
何より万一、エルバフでルフィとシャンクスが12年ぶりの邂逅を果たしたとしても、ポーネグリフの写しを奪い合うというのはちょっと違う気がします。
そもそも我らがルフィは、海賊王を目指しているくせに、「ポーネグリフの写し」を誰かを襲ってまで奪う気はあるんでしょうか。
これまで手に入れたポーネグリフも、ブルックやロビンなど仲間達が積極的に動いて手に入れてきたもので、ルフィは恬淡としてる感じ。
もちろんラフテルに行くのに必要なものということは分かってるでしょうが(分かってるのか?)。
だから万一、エルバフでシャンクスと会ったとしても、「ポーネグリフの写しの奪い合い」というのはどうもピンと来ないんですよね。
海賊島に行く可能性は?
兄エースの死の原因を作り、ルフィの同盟相手で仲間同様(ルフィ目線)だったローの海賊団を壊滅させた黒ひげティーチとなら、ルフィが戦ってポーネグリフの奪い合いをしても、そこまで違和感はありません。
現在は黒ひげ海賊団の本拠地である海賊島ハチノスに、ガープじいちゃんもとらわれていますし。
ティーチとは因縁しかないルフィですが、じゃあ海賊島までガープを救出に行くかというと、それもちょっとどうだろう。
祖父とはいえ、ガープじいちゃんは立場的に敵である海軍中将だから。
でも、兄のエースを助けるために海軍本部に乗り込んだルフィなので、祖父のガープを助けに四皇のアジトに乗り込む可能性はないわけではないかなー。
うーん、無いかな。
あいつとあいつの戦い
尾田っちの最後の謎かけである
いよいよです。あいつとあいつの戦いは意外な結果になるかもしれません‼︎
に至っては、もうよくわかりません。
昨年末も尾田っちは、「まさかの‼︎あいつとあいつが戦うの⁉︎みたいなお話になります」と言ってたので、ゾリラバの「2023展開予想」でも、シャンクスvs ティーチとか、ルフィvsシャンクスとか、クザンvsコビーとかいろいろ予測したんですけどね。
尾田っちが言ってたのは、結局クザンvsガープじいちゃんの師弟対決のことだったのかなー。
尾田大明神は遠い未来を見通す力を持っていてパンピーの時間感覚を超越しているから(そうなの?)、御神託が翌年のうちに実現しないこともあるんですよね(笑)
だからクザン対ガープのことだったかもしれないし、まだ実現してない来るべき対戦なのかも。
昨年と今年で、同じ大きな戦いを指している可能性はあるでしょう。
それにしても、「意外な結果になる」と言われると気になりますよね。
これもずっと言ってるけど、シャンクスがティーチに倒される展開だけは見たくないなー。
そうなったら「意外」なだけに、今年の尾田っちのメッセージでますます心配になりましたわ。
その他の気になる展開と小ネタ
くまとボニーの父娘の未来
新年早々に場面が動き始めると思われるのは、エッグヘッドのジュエリー・ボニーサイド。
ジェイガルシア・サターン聖の圧倒的な戦闘力にサンジくん達も成すすべなく、ボニーは今にも首を握りつぶされそうなところで、バーソロミュー・くまの過去編に入ったので。
現在軸だとボニーの絶体絶命のピンチのシーンから再スタートです。
これだけ長くくまの過去編をやって、くまとボニーの父娘の絆を描いたからには、きっと自我無き人間兵器となって何処かに向かっているくまが、エッグヘッドに飛んで来るんではなかろうか。
一番読みたい未来は、くまの自我が戻る、もしくは一部残っている、という展開ですが、気になるのは、最近判明したくまに付けられたという自爆装置ですね。
最初読んだ時は、「自爆」装置といっても、要は五老星がコントロールできない時にくまの暴走を止められるよう、外部から破壊できる装置だと思ってました。
これから自我を奪うくまに、自分の意思で自爆できる装置を付けさせるとは思えないので。
ただね。
もし本当にベガパンクが言うとおりくまを元に戻すことが不可能なら。
そしてベガパンクの情けによって最後の瞬間にわずかに残されたかもしれないくまの自我が、最愛の娘を救おうとしたなら。
誰も敵わないジェイガルシア・サターン聖を道連れにしてくまが自爆する可能性、あるんじゃないかしら。
ペドロがペロスペローを道連れに自爆して、ルフィ達を救ったように。
悲しすぎる展開だけど、自我を失ったまま、人間兵器として生きるより、最期にもう一度娘を救って散る方がくまさんらしいように思えるんですよね。
ベガパンク救出の意味
ルフィにとっては単に「悪い奴じゃなさそうなりんごのおっさんから頼まれたから引き受けた」ベガパンク救出。
戦桃丸にも後事を託されたので、それが世界政府を敵に回す命懸けの救出劇であろうと、ルフィはやり遂げるでしょう。
そしてベガパンクが世界政府の追跡を逃れ、いったんはエルバフなりどこかに身を隠すにせよ、その先は革命軍に入るのではなかろうか。
かつてドラゴンも一度ベガパンクを勧誘していましたが、当時のベガパンクは研究資金欲しさに世界政府の御用学者になりました。
しかし、その地位も研究所も失い命を狙われる立場となった今は、革命軍に入ってくまの意志を継いで欲しいなぁ、と思います。
それが彼自身の安全のためにも、ベガパンクが長年願ってきた世界平和と人類の幸福のためにも、最善な選択なのではないかしら。
たぶんベガパンクはくまのことも、人類の夢として生み出した恒久エネルギーが古代兵器の動力源に使われたかもしれない(推定)ことも、今となっては後悔しているように思われます。
来年も波瀾万丈な冒険がルフィ達にも読者にも待ち受けていそうですね。
来年はいよいよバラバラの実の本名が解禁ですね!
ヒトヒトの実 幻獣種 モデル「ハデ」の(涙)雨の神 覚醒です。
来年もよろしくお願いします!
バギーラバさん、今年も最後まで本文より面白いコメントありがとうございます。なんですか、幻獣種モデル「ハデ」って(笑)さすがバギーの熱狂的ファンだけあって妄想がすごいですね。
バギーが海賊王になる初夢でも見て、どうぞ良いお年をお迎え下さい!
あけましておめでとうございます!
雪山にボードをやりに来ています。コメント出遅れました。で、早くも筋肉痛が…笑
可能性は極めて低いかと思いますが、科学の力を超えた力で戻る方向に向けば良いな~と思っているんです!
大切な人を想う気持ちが奇跡を…みたいな。
明けましておめでとうございます。決して出遅れてませんよ。むしろ新年早々のコメントありがとうございます!今年もよろしくお願いします。