人生初の遠方への転勤が決まって、平常心を保つために朝からワンピースを読みふけっている土曜日のゾリラバです、こんばんは(引越準備しようよ)。
昨年夏に新居を購入して都内で引っ越したばかりでしたが、転勤あるあるだなぁと。
でも食べ物が美味しい土地なので、覇王食の覇気の持ち主としては、とても楽しみです。
さて、ゾリラバの住宅事情はさておき、今日3月6日は、ロビンの友にして命の恩人であるハグワール・D・サウロ元海軍中将の誕生日です。
デレシシシという笑い方があまりに個性的で、過去にゾリラバの面白い笑い方ランキングにも登場していただいたサウロ。
今日はサウロの誕生日を祝って、その魅力やロビンに与えた影響、生存の可能性などを語ってみたいと思います。
ロビンとの出会い
サウロがロビンと出会ったのは、22年前。
まだロビンの故郷オハラが世界の考古学の聖地であり、ロビンがわずか8歳の子供の頃でした。
訳あって海軍中将の地位を捨てたサウロがオハラに流れ着いたのは偶然でしたが、海辺に打ち上げられていたサウロをロビンが発見したのはまさに運命的な出会い。
初めて見る巨人を恐れもせず、「あなたに興味がない」と言い放つこまっしゃくれた少女に大笑いするサウロの「デレシシシ」には、ロビンでなくとも???となりましたよ。
2歳の時に母と別れ、悪魔の実の能力者であるために恐れられ、同年代の友達もおらず孤独だったロビンに、つらい時には笑ったらいいと伝えるサウロ。
どうしてって楽しかったら笑うでよ
という事は笑ってたら楽しくなってくるわけだで
というサウロ理論は、論理的には変だと天才少女ロビンには思えたかもしれません。
でも、このサウロの言葉は、その優しい笑顔と共に、ずっとつらい逃亡生活を送ることになるロビンを支えたことでしょう。
海は広いんだで………
いつか必ず!!!
お前を守ってくれる“仲間”が現れる!!!
この世に生まれて一人ぼっちなんて事は絶対にないんだで!!!
エニエスロビーで、ルフィに「生きたい」と言えェ!!!!と言われて、ロビンがサウロのこの言葉を思い出すシーンは、本当に涙無しには読めません。
海軍中将の地位と良心
偶然漂着した島で自分を見つけて水をくれたロビンが、まさか自分が海軍を裏切るきっかけとなったニコ・オルビアの娘とは思いもしなかったサウロ。
それを知った時、サウロは自分の使命と運命を悟ったかもしれません。
以前から“空白の100年”や“歴史の本文”に興味を持つ者を、過剰なまでに弾圧してきた世界政府と海軍に対し、海軍中将という立場にありながら疑問を持っていたサウロ。
なぜ、海賊でもない、真実を知りたいだけの学者達を、そこまで目の敵にして執拗に根絶やしにしようとするのか。
なぜ研究しただけで命まで奪わなくてはならないのか。
そのサウロの良心は、オハラへのバスターコールを命ぜられた時に、限界に達しました。
捕らえられていたニコ・オルビアに話を聞き、教え込まれた「正義」よりも、己の良心の声に従ったサウロは、オルビアを逃がし、自らも逃亡して、海軍を敵に回すことになります。
そしてオハラにとうとうバスターコールが発動され、海軍の攻撃がサウロとまだ幼いロビンに向けられた時、軍艦を担ぎ上げながら、サウロが言った言葉が、サウロの行動理念をよく表しています。
…何が正義か今はわからんで…ワシはただ友達を守る…!!!
クザン(後の青キジ)との関係
ロビンを逃がすために海軍を相手に暴れるサウロを止めたのは、当時まだサウロと同じ海軍中将だったクザンでした。
二人のやり取りから、海軍の中でも気心の知れた間柄とわかりますが、後に海軍大将青キジとなったクザンがロビンに語った言葉によると、二人は親友だったそうです。
クザン…!!おめェはこの攻撃に誇りが持てるのか!!?
当時のクザンはまだ、法を信じ、バスターコールの正当性を信じ、“燃え上がる正義”を掲げる熱い若者でした。ですから、
正義なんてのは立場によって形を変える
だからお前の“正義”も責めやしない
という柔軟性を持ちながらも、ロビンを連れて逃げようとするサウロを捕らえないという選択肢はありませんでした。
しかしその後、サウロの意志を汲んでロビンを逃がしたことは、親友サウロの命懸けの行動によって青キジの中に正義についての「迷い」が生じたためでしょう。
サカズキの民間人への無差別攻撃も辞さない“徹底的な正義”に対する反発もあってか、青キジの掲げる正義がその後、“だらけきった正義”に変わっていくことは興味深いですね。
Dを名前に持つ意味
ハグワール・D・サウロは、唯一Dの名を持つ巨人族です。
巨人族以外でも、魚人、人魚、ミンク族、手長族など「一般的でメジャーな人間」ではない人々の中に、Dの一族は未だ登場していません。
そういう意味でもサウロは、非常に特異な立ち位置にある人物です。
我らが主人公のモンキー・D・ルフィをはじめ、名前にDを持つ人々がONE PIECE世界の歴史の秘密に関わっていそうなことは、これまで折に触れて語られてきました。
五老星ら世界政府中枢がDの名前を警戒していること、天竜人の間ではDの名を持つ者が「神の天敵」と呼ばれていることなどを考えると、巨人であるサウロがDの一族であることにも、きっと深い意味があるはずです。
サウロの生存の可能性
唯一巨人族でDの名を持つサウロは、本当に22年前のオハラのバスターコールで死んでしまったのでしょうか。
Dの名を持つサウロの歴史的使命は、ロビンを生かし未来へ送り出すことで果たされたのでしょうか。
実は生きてるかもしれないという希望を捨てられないのは、以下のような理由があるためです。
① 唯一Dの名を持つ巨人として登場したからには大きな使命がありそう。
② クザンのアイスタイムカプセルで凍らせても、それだけでは死なない。
③ 海軍とクザンは、裏切り者とはいえ海軍中将の地位にあったサウロを、凍ったままオハラに放置していくよりは、連行する方が自然。
しかし否定的な材料もあります。
例えばサウロのビブルカード。
年齢の欄に、享年105歳とあり。
…だめじゃん!!
でもね、まだゾリラバは諦めてませんよ。
ビブルカードも結構間違い多いですしね。
それと当時のCP9のスパンダイン長官がロビンのことを「きっとサウロ氏が死に際に逃がしたに違いない!!!」と言ってます。
ま、でもこいつは海軍じゃないから、サウロが凍った時点で死んだと思い込んでるだけかもしれないしね(←諦めきれない)。
(追記)
やはりサウロは生きていた‼︎
最高‼︎
そんな生死不明の謎多きサウロ、もし存命なら現在、127歳。
巨人族としてはまだまだ若いですね。
サウロに今のロビンちゃんの姿を見せてあげたい。
特に今週のONE PIECEの、とてつもなく素敵な笑顔と仲間を守る強さを持った良い女に成長したロビンちゃんを。
どうかどこかで無事でおられますように。
ハッピーバースデー、サウロ!!!