シャンクスのテーマ“片翼の鷹”を聴きながら、この明るく陽気な男が背負う重い「何か」にあれこれと想いを馳せている「春のシャンクス祭り」脳内開催中のゾリラバです、こんにちは。
今週、改めて目の当たりにしたべらぼうな強さ。
大勢を魅了してやまない気さくな人柄。
主人公ルフィが憧れる海賊としての自由さと誇りと矜持。
シャンクスのキャラ語りはだいぶ前にやったし、昨年夏から続くONE PIECE FILM “RED”熱に浮かされて、あれこれ語った気もしますが、まだまだ足りない‼︎
とりあえず今日は、昨日の感想の続きとして、今週のシャンクスのカッコ良さを語り続けようと思います。
くあー‼︎
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
“電磁砲”発動までの10秒
対ビッグ・マム戦で初披露した“電磁砲(ダムドパンク)”を再び使って、赤髪海賊団傘下の9隻の船を一気に殲滅しようとしたキッド。
レールガンっぽいダムドパンクの威力は、「鉄の風船」に例えられたビッグ・マムにトドメを刺したことで実証済みです。
そのダムドパンクが、同じ四皇の赤髪海賊団の傘下の海賊団(「弱い」ことで有名)に向けられた時。
シャンクスの見聞色が、“やべェ未来”(ベン・ベックマン談)を感知しました。
もうね。
このあたりのシャンクスの卓越した覇気の描写は、それこそやべェ感じ。
並外れた見聞色で「でかすぎる」傘下の被害を予見したシャンクスは、キッドに直接手を下さざるを得ませんでした。
これはシャンクスのあの名セリフですよ。
どんな理由があろうと‼︎
おれは友達を傷つける奴は許さない!!!!
(“ONE PIECE”第1話)
くあ〜(泣)
“神避(かむさり)”がエモの極地
いやー、まさかね。
第1話から登場しているシャンクスが口にした初めての技名がね。
海賊王にしてシャンクスの船長であるゴール・D・ロジャーの唯一判明している技“神避”とはね(号泣)‼︎
もう、目からアクアラグナですよ。
シャンクスがロジャーから受け継いだのは、麦わら帽子だけではなかった‼︎
うぇーん‼︎
ロジャーがこの技を使ったのは、当時白ひげの船に乗っていた光月おでんがいきなりロジャーに挑んできた時。
おでんは、何が起きたのかも分からぬうちに、はるか彼方に吹き飛ばされました。
アニメでロジャーが「“神避”」と無造作に言うシーンがゾリラバ大大大好きで、何度も再生して聴いたものです。
神避の意味と語源についてはその時に書いたので繰り返しませんが、このシャンクスの“神避”も早くアニメで聴きたい‼︎
待ちきれない‼︎
シャンクス版神避の威力
シャンクスがロジャーの技を受け継いでいるという興奮と感動が落ち着いてみると、キッド達への同情がじわじわと沸き起こってきましたわー。
それくらい圧倒的な力の差。
キッドだって、覇王色の覇気の持ち主で、見聞色も武装色も使いこなして四皇を倒した30億の海賊なのに。
すぐ目の前に接近されるまでシャンクスに気付かなかったのは、シャンクスの「見聞殺し」と呼ばれる覇気が優ったからなんでしょうね。
至近距離で炸裂したシャンクスの“神避”は、一撃でキッドを人事不省に陥らせただけでなく、援護に入ったキラーまで気絶させる破壊力でした。
昨日の記事にいただいたコメントにもありましたが、30億の懸賞首のキッドが「かませ」に見えないように、シャンクスに「流石だな」と言わせ、かつ仲間を守るためには瞬殺せざるを得ない展開‼︎
尾田っち、流石だな(いや、何様?)。
ドリーとブロギーの“覇国”
船長のキッドと右腕のキラーが一瞬で倒されたのを見て、涙目になって降参し、ロードポーネグリフを差し出して命乞いするヒートとワイヤーを見ると、キッド海賊団に同情を禁じ得ません。
これが海賊の世界の厳しさとはいえ。
でもね。
キッド海賊団はかつて一度赤髪海賊団に挑んでいます。
その時に、シャンクスの姿を見ることもできないまま、キッドがベックマンに左腕を奪われたことを思えば、シャンクスが選択の余地を与えた時点でもう少し慎重になるべきだったのかも。
それができないとこが、キッド海賊団のカッコ良さでもあるのでしょうけど。
そして頭2人を失ったキッド海賊団の悲劇はまだ続きます。
エルバフの海岸から狙いを定めていたのは、シャンクスの「旧友」にして巨兵海賊団の2人の船長ドリーとブロギー。
第129話から実に950話を経て、再び読者に披露されたのは“覇国”‼︎
リトルガーデンで島と見まごう超巨大金魚を貫いたこの大技は、キッド海賊団のヴィクトリアパンク号を真っ二つにしました。
海に投げ出されるキッド海賊団に、「キッド海賊団“壊滅”」の無情のナレーション。
ひいいいい。
まぁ、キッドは死んでないと思いますけどね。
2年前のシャボンディでルフィ達がバーソロミュー・くまに世界中に飛ばされて散り散りになった時も、“麦わらの一味”は「完全崩壊」を喫した、と描写されましたが、誰ひとり死んでませんでしたからね。
ただ、キッドとキラーの亡き初恋相手の名前(ヴィクトリア・シルトン・ドルヤナイカ)を冠した船を真っ二つにされて、キッド海賊団は当分再起不能でしょう。
ワノ国で大金星を挙げ、ルフィと共に30億の賞金首となったキッドが、早くも海賊王レースから後退です。
もう1人の30億の首、トラファルガー・ローも、黒ひげとの戦いの顛末が不安しかありません。
黒ひげの船が何事も無かったようにエッグヘッドに現れたので、ロー達が勝利したとは思えないんですよね。
こんな状況で、次週休載とは…
展開が速すぎるし…
いろんな意味で泣ける…