ワンピースコミックス巻106“天才の夢”感想(前半) ルフィとベガパンクの出会いとエッグヘッドを舞台に紡がれる最終章

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ワンピースコミックス巻106“天才の夢”感想(前半) ルフィとベガパンクの出会いとエッグヘッドを舞台に紡がれる最終章

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ワンピース原作の1ヶ月にわたる休載の最中に発売されるコミックス新刊を、干天の慈雨のように待ち侘びていたゾリラバです、こんばんは。

ジャンプ連載中の最新話も、数ヶ月おきに発売されるコミックスも、毎週月曜に放映されているアニメワンピースも、それぞれ熱いのですが。

最近は展開が速すぎて、同じ一つの物語と思えないくらい、三者三様に全く別の場面でストーリーが進んでいます。

 

本日発売のコミックス巻106は、レヴェリーの回想やらなんやらで舞台がマリージョアに移っている原作の最新話と、ワノ国編が最後の盛り上がりを見せているアニメの中間。

ワノ国を出航したルフィ達麦わらの一味が、ベガパンクの研究所があるエッグヘッドで新たに科学の島の冒険を始めた105巻の続きからですね。

コミックス巻105のサブタイトル“ルフィの夢”に呼応するかのように、巻106のタイトルは“天才の夢”。

原作の第1066話から第1076話までの全11話収録です。

 

では早速、前半のまとめと感想いってみましょう。

各話をジャンプで初めて読んだ時のリアルタイム感想は、それぞれのリンクからどうぞ。

アニメ派の方はネタバレご注意下さい。

 

第1066話“オハラの意志”

ウォーターセブン編以来の長年の謎だったロビンの恩人サウロの消息が判明し、ロビンの感動が胸に迫って狂喜し涙した回でした。

最終章の序章であるエッグヘッド編で、伏線回収の嵐が早くも始まった印象を受けましたわ。

Dr.ベガパンクが、オハラのクローバー博士と旧知の中で、バスターコール直後のオハラを訪ねていたことも驚きでしたが。

オハラの事件をきっかけにルフィの父のドラゴンが革命軍を立ち上げたというのも感慨深かったですわー。

麦わらの一味というのは、改めて深い絆と因縁で結ばれたすごいメンツが集まっているのだなと。

 

第1066話感想・考察(その1)

第1066話感想・考察(その2)

 

第1067話“PUNK RECORDS”

同じくウォーターセブン編で初めて名前が出て以来、長く秘密のヴェールに包まれていた天才科学者Dr.ベガパンクの全容が判明した回。

人類の500年先を行くという叡智の持ち主は、“ノミノミの実”の脳みそ人間で、肥大し続ける脳をPUNK RECORDSとして研究所に保管し、6体の分身に自身の機能を分担させるというぶっ飛んだ人でした。

見た目は、あっかんべーをしている写真が残っているノーベル賞物理学者アインシュタイン博士にそっくりですね。

 

目をキラキラさせて科学者としての夢を語るベガパンクに腹立ちがおさまらないのが、父であるバーソロミュー・くまの人格を奪われたジュエリー・ボニー。

くまがPX-0になった経緯については、引き続き大きな謎!

 

第1067話感想・考察(その1)

第1067話感想・考察(その2)

 

第1068話“天才の夢”

コミックス巻106全体のサブタイトルにもなっている“天才の夢”とは。

無償の恒久エネルギーを開発して、世界中の人々をエネルギー争奪戦から解放すること。

それがDr.ベガパンクの夢でした。

やはりベガパンクは、悪い人間ではなさそうですね。

元同僚とはいえ、シーザーやクイーン、ヴィンスモーク・ジャッジのようなマッド・サイエンティスト達とは違うようです。

 

しかし、天才ベガパンクをもってしても、900年以上前に作られた巨大ロボを動かすエネルギーがわからないと。

それを解明する過程で、世界政府が禁忌とする“空白の100年”や古代の王国の謎に踏み込んでしまったようです。

政府に長年協力していた天才御用学者は、一転してオハラの生き残りのニコ・ロビンと同じ抹殺対象になってしまったわけですね。

 

そして乗り掛かった船で、ベガパンクをこの島から逃すことを請け負ったルフィは、ベガパンクを始末しに来たCP0のロブ・ルッチと因縁の邂逅‼︎

いやー、このカードは盛り上がりますねー🎵

 

第1068話感想・考察(その1)

第1068話感想・考察(その2)

 

第1069話“万物は望まれて、この世に生まれる”

ルフィvsルッチの因縁のバトルが勃発するかと思いきや。

“四皇”になったルフィは、CP0といえど勝手に交戦してはならない存在にいつの間にかなっていた、という展開は熱かった‼︎

カクやステューシーに諌められて、ルフィとの交戦を避けようとしたルッチでしたが。

 

でもそんな政府の理屈は、ルフィには関係ありません。

メシを食わせてくれたベガパンクの“猫(サテライト)”の一人「暴(アトラス)」を破壊したルッチに、ルフィは激おこプンプン丸。

 

オールドファンとしては、2年の間に互いに成長したルフィとルッチのバトルが見れるのはかなり嬉しかったです。

しかも2人とも今や覚醒した動物系(ゾーン)の能力者ですからね。

そして注目すべきは、ベガパンク“正(シャカ)”がサラッと言ったセリフ。

 

動物系の覚醒は人格を取り込まれてしまうことが多い……‼︎

 

唯一、これまで動物系の覚醒した能力者として登場したインペルダウンの看守達が、なぜあんなにアホっぽかったのかの謎が、ようやく解けて膝を打った瞬間でした。

 

そしてもう1人、懐かしいキャラの戦桃丸が登場‼︎

ベガパンクは戦桃丸の恩人のようで、ルフィ達の心強い味方になるかと思いきや…

 

第1069話感想・考察(その1)

第1069話感想・考察(その2)

 

第1070話“最強の人類”

コビー達が女ヶ島にハンコックを捕らえに行った時に初めて登場したセラフィムの仕組みが、ようやく詳しく語られた回。

なんとベガパンクが開発したのは、グリーンブラッドという“超人系(パラミシア)”の能力を伝達できる血液でした。

 

昔の王下七武海の血統因子を使って開発されたセラフィムは、制作者ベガパンク自身の言葉を借りれば「最強の人類」。

本物の王下七武海が不要とされたのもむべなるかな。

まだ発展途上の子供の姿ですが、恐るべき強さです。

照れるハンコック型セラフィムS-スネークを見ると、強さだけでなく人格もあるようです。

 

第1071話感想・考察(その1)

第1071話感想・考察(その2)

 

第1071話“英雄出撃”

せっかくサボ達が潜入してマリージョアから救出されたのに、ニキュニキュの実の能力で再び戻ってきたくまの行動も謎だし。

味方内部に裏切り者がいるかのような相次ぐトラブルも謎だし。

サニー号を狙ったカクの嵐脚を起きぬけに難なくさばいたゾロもめちゃくちゃカッコいいけど。

 

やっぱりこの回、全てを持って行ったのはガープじいちゃん‼︎

まさに「英雄出撃」のサブタイトルどおりです。

うぉー‼︎

じいちゃん、来たー‼︎

 

めちゃくちゃな人なのに、ガープじいちゃんが登場するだけでなんかもう全てが大丈夫な気がするこの安心感。

さすがはルフィのじいちゃんですね。

 

第1071話感想・考察(その1)

第1071話感想・考察(その2)

 

第1071話以降は、また明日!

引越し準備が進んでいなくて泣く!

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