ワンピース第1084話“天竜人殺人未遂事件”感想・考察(その1)ネフェルタリ家初代女王リリィと残された手紙の「D」の謎

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ワンピース第1084話“天竜人殺人未遂事件”感想・考察(その1)ネフェルタリ家初代女王リリィと残された手紙の「D」の謎

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いよいよワンピースという壮大な物語の大きな謎である「空白の100年」や「D」の意味、世界政府の秘密などが解き明かされそうで、今週はページをめくる手が震えたゾリラバです、こんにちは。

これは傑作とされる長編本格推理小説などを読んでいると感じる、真相が語られ始める終盤の興奮と全く同じですね。

まさに最終章‼︎(興奮しつつも寂しい…)

 

今週は、マリージョアでレヴェリーが行われていた時期の回想なので、最初から最後まで、過去編であることを示す黒枠が使われています。

早速、ドキドキしながら前半の感想いってみましょう。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

サボとボニーの出会い

父親のくまを救出するために、単身マリージョアに潜入していたジュエリー・ボニー。

ラッキーなことに、同じ目的で乗り込んでいたサボと出くわしました。

くまから娘がいることを聞いていたサボと、革命軍の記事を追いかけていたボニーは、初対面ながらすぐに互いを信用したようです。

 

なるほどボニーがサボに会ったというのは、こういう流れとやりとりだったわけですね。

ボニーは、自分より革命軍の方が確実にくまを逃がせる戦力があると判断したのでしょう。

くまの身柄をサボに託して、自分はベガパンクのいるエッグヘッドに向かうことにしたと。

 

それにしても、近づく衛兵を察知し、とっさにボニーをお姫様抱っこして、天井の梁に飛び上がるサボが最強王子様過ぎます(笑)

 

幻の部屋

サボとボニーが隠れている間に漏れ聞いた衛兵の話に、“幻の部屋”という気になり度MAXの言葉が出てきました。

その部屋を「見ちゃった」衛兵は、どうやら消されるようです。

サボも気になったようですね。

サボが他の軍隊長達と別行動になり、コブラ王殺害の汚名を着せられ、長く帰還できなくなったのは、おそらくその部屋を調べようとしたのがきっかけでしょう。

 

この“幻の部屋”とは、どう考えてもパンゲア城のイム様の部屋でしょうね。

今週もひとコマ登場していますが、部屋が花と緑に侵食されたような「花の部屋」です。

イム様の存在自体が超極秘事項らしいので、その居室を見てしまった衛兵などは、容赦無く消されてしまうのかも。

 

ちょっと気になったのは、カラスを通じて(カラスのススススの実も名前は判明したけど相変わらず謎だわ〜)、サボが「用が済んだら」合流すると言った「用」ってなんでしょうね。

衛兵達の話を聞く前のことです。

今回のマリージョアでのサボ達の目的は全て果たしたのに、軍隊長達には撤収を指示しておきながら、サボが単独で済ませようとした用って?

“幻の部屋”の話が気になったとすると、何かを探していたのかなぁ。

 

コブラ王の五老星との面会

かねてよりアラバスタのコブラ王が要望していた五老星との面会は、「虚の玉座」がある部屋で行われました。

剣が19本しかない理由は、予想通りだったけど…

なんだろう、この違和感。

レヴェリーが行われる会議室でもなく、五老星がいつもいる居間でもなく、応接室ですらなく。

なんでこの部屋なんですかね。

車椅子のコブラ王以外、五老星は全員立ったままです。

 

シャンクスが五老星に面会した時には、五老星の部屋に通されていたのに。

ゾリラバ、この面会場所が地味に気になります。

 

ネフェルタリ家初代女王リリィ

今週一番のびっくり新情報は、コブラ王の口から出たネフェルタリ王家の初代王女リリィの名と、彼女にまつわる謎ですね。

800年前に世界政府を作った20人の王のうち、ネフェルタリ家だけはマリージョアに移住せず、アラバスタの王族として密かにポーネグリフを守って来たわけですが。

初代の王は、シルエットの雰囲気がビビによく似た女王だったとは。

 

ところがそのリリィ女王の名が、アラバスタに残る古い書物に一切登場しないことから、コブラ王が出した結論は、「リリィはアラバスタに戻って来なかった」ということでした。

これについて何か分からないかと五老星に問いかけるコブラ王。

でもこの問いはどうやら五老星が恐れていた質問ではなかったようです。

 

何かと思えば…

 

と言って、例によってジェイガルシア・サターン星が語ったことは、饒舌ではあるけれども中身の無いものでした。

いわく、大昔のことなので分からないと。

 

五老星の思惑と懸念

おそらくリリィについての質問は、コブラ王にとっても「最も知りたかったこと」ではなく、軽いジャブ、前振りだったように思います。

重要なのは、次に続く質問の「D」とは何かという問い。

そして最も聞きたいのは、「空白の100年」に本当は何が起きたのか、なぜアラバスタにポーネグリフがありネフェルタリ王家が代々隠し守っているのか、ということなのでしょう。

そしてそれこそがまさに五老星がコブラに気づいて欲しくないことだと思われます。

 

実際、コブラ王が「D」という言葉を口にした途端、五老星の顔が険しくなりました。

しかもリリィ王女の短い手紙がネフェルタリ家に遺されていて、そこにDが登場するとなると。

五老星も内心穏やかではないでしょう。

どうやらその手紙の存在は、五老星も知らなかったようですね。

 

もしかしたら代々ひっそりと守られて来たアラバスタのポーネグリフの存在も、五老星は知らなかったりして。

ま、クロコダイルが知り得た情報を五老星がこれまで知らなかったというのも、考えにくいかも知れませんが。

いずれにせよ、プルトンについて記載されているアラバスタのポーネグリフについても、質問の流れでコブラ王は口にしてしまうかもしれませんね。

危険領域の質問に踏み込んでしまいそう。

コブラ王の命のカウントダウンが始まったようで、怖いよー(泣)

 

五老星の不老不死疑惑

何十年経っても容姿が変わらないこと、天竜人の最高位という立場でありながら戦いの傷跡が多いことなどから、これまでも「空白の100年」の時代から生きているのでは、と噂されている五老星。

今週、リリィに関するコブラ王の質問に答えて

 

我々とて国に帰ったものと考えていた

 

という五老星のセリフがありました。

まるで800年前に実際にそう思ったかのような口ぶりです。

ジェイガルシア・サターン星が言う「我々」が「世界政府」という意味で、文字通り現在の五老星のことではないと読めなくもないけど。

なんかリリィを直接知ってそうな匂いがプンプンしますよね。

後半登場したイム様も含めて。

 

後半については、また明日、感想書きます‼︎

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     以前 五老星がアラバスタは裏切り者と言っていたので(うろ覚えですが)
    イム様とリリィは同一人物ではないと推理。
     では何故リリィが消息不明になったのか?
    イム様が男性の場合 リリィが思い人で 離れ離れになるくらいなら いっそ・・で消息不明
    イム様が女性の場合 リリィが親友で  同上
     で花の間の剣はリリィの形見とか? イム様が不老手術受けてる前提ですが!
      そしてリリィとビビは瓜二つとか?

     さらに 次週も休載なのでこんなにルフィに会えないなんて驚きです。(約三か月)

    • ゾリラバ より:

      バギーラバさん、コメントありがとうございます。リリィとビビは瓜二つ、というのはありそうですね。現在の世界政府の思想を象徴するイム様と、マリージョアへの移住を拒否して、現在のコブラやビビにまで継承される「アラバスタの精神」の創始者となったリリィは、相容れなそうな気がするのですが。

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