1ヶ月の“ONE PIECE”休載により乾いた心に慈雨のように降り注いだ今週の最新話ですが、あまりに新情報が多く、伏線回収の海に早くも溺れそうになっているゾリラバです、こんにちは。
特に後半は、一気に世界で起きている事件の謎に迫ってきましたねー。
我々の時間軸だと実に3年ぶりの伏線回収(の始まり)です。
早速、昨日の感想の続き、いってみましょう。
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
レヴェリーでの大事件
まず、世界経済新聞社社長のモルガンズが、世界会議(レヴェリー)で起きた大事件として言及していたことをおさらいしてみましょう。
3つの「ビッグニュース」としてモルガンズが挙げていたキーワードが、「死者」「議決結果」「殺人未遂」でした。
そのうち「議決結果」については、王下七武海制度の撤廃であることが判明していますが、残りの二つが今週明らかになった「コブラ王の死亡」と「チャルロス聖殺人未遂」というわけですね。
3年前はあたかもサボが死んだかのような思わせぶりな描写がなされていましたが、
○「死者」とはコブラ王ではないか
○ 殺人未遂はロズワード聖もしくはチャルロス聖のことかも
というゾリラバの予想は当たったものの、まさかサボにコブラ王殺害の嫌疑がかけられているとは思ってもみませんでしたよ。
サボがコブラ王を殺害⁉︎
メタ的には、あるいはゾリラバのワンピ感覚では、サボがコブラ王を殺したはずはないと断言できます。
でも今週のワンピを読んで、世界各地のサボを知る人々がこのニュースを聞かされた時の反応が腑に落ちました。
イワンコフが「あのサボよ!⁉︎あり得ナッティブル!!!」と叫び、マキノさんが店を閉めるほどに落ち込んだのも、サボが大国アラバスタの王を殺害した(と報道された)ならば理解できる反応です。
現時点では、ことの真相は推測するしかありませんが、コブラ王が亡くなったことが事実とすると考えられる原因は二つかなと。
ひとつは、レヴェリーが始まる時、いや更に昔の扉絵(第641話)でも、コブラ王が病気であることが再三描写されていたことから、ついに病に倒れた可能性。
もうひとつは、五老星が、コブラ王が何か(世界政府にとって不都合なこと)に気づいたのではないかと警戒し、「ここらで一度大きく掃除する必要がある」と語っていたことから、五老星の企みにより亡き者にされた可能性。
いずれの場合も、マリージョアを襲撃中だったサボが濡れ衣を着せられた可能性はありますね。
アラバスタのコブラ王はまだ50歳。
病気のせいか2年後はかなり老け込んだ印象でしたが、まだまだ元気で頑張ってほしい人物でした。
本当に亡くなったなら残念です。
ビビの失踪
そしてアラバスタ王国にとってのもうひとつの悲劇は、ビビの失踪のニュースでしょう。
コブラ王亡き後、国を率いるべき王女ビビが行方不明のようです。
上述のコブラ王の死や世界政府のアラバスタへの警戒、イム様がビビの写真を握りしめていたことや「歴史から消すべき“灯”」の話などと併せて考えると、1番あり得そうなストーリーは、こんな感じでしょうか。
① レヴェリーの間に五老星に面会を求めたコブラ王は、まさに五老星が危惧した「何か」(おそらく「ならばなぜ我々は…」(ONE PIECE218話)というコブラのポーネグリフに関する自問の答え)に気づいており、世界政府から存在が危険視された。
② また、イム様が選んだ「歴史から消すべき“灯”」はビビだった。
③ 世界政府は、コブラ王とビビの抹殺を謀ったが、マリージョアを襲撃していたサボ達革命軍がビビを保護し、共に脱出した。
④ 世界政府はコブラ王の死の責任をサボになすりつけた。
予想が当たると嬉しい反面、ゾリラバの凡庸な頭で一生懸命考えた展開を尾田っちが軽々と凌駕して、より面白いストーリーを見せてくれることを期待する気持ちもあります。
考察あるあるなのだガネー。
チャルロス聖殺人未遂
海賊や革命軍のメンバーが死にかけても「殺人未遂」という言葉は使わないだろうから、おそらく殺されかけたのは天竜人のことだろうと予想できましたが。
被害者はチャルロス聖でしたね。
OK。
むしろ誰か知らんが良くやったと言いたい。
「殺人未遂」の被害者がバーソロミューくまを奴隷として酷使していたロズワード聖ではなく、息子のチャルロス聖の方だと知って、最初はチャルロスをミョスガルド聖が金棒で殴り飛ばした件のことを「殺人未遂」と呼んでるのかと思いましたよ。
でも「ミョスガルド聖が犯人を逃した」と言っているので、どうやらチャルロスはその後も更に誰かに痛めつけられたようですね。
今週、新キャラの海軍犯罪捜査局長“黒馬”テンセイが説明したマリージョアでの出来事のうち、天竜人のシンボルである“天駆ける竜の蹄”を破壊して“宣戦布告”したのは間違いなく革命軍でしょう。
サボもカマバッカでの革命軍の会議で、世界政府に「宣戦布告」すると言ってましたし。
でも革命軍がチャルロス聖を襲う理由は無さそうだなぁ。
ま、父ロズワード聖が奴隷としていたくまをチャルロスが虐待していた場面にたまたま革命軍が出くわした、とかなら別だけど。
革命軍の他にもう一人、“神々の地”に入り込んでいた人物がいましたね。
そう、父親のバーソロミューくまを解放すべくマリージョアに単身潜入していた超新星の一人、ジュエリー・ボニーです。
革命軍よりはボニーの方がチャルロス襲撃犯の可能性は高いかなと。
もし革命軍の面々だったら、ミョスガルド聖の手助けなどなくても自力で逃げられそうだから。
「犯人を逃がした」とミョスガルド聖が糾弾されているのは相手が単独犯で、手引きがないと逃げられない人間だったように思えます。
ただ、ミョスガルド聖とボニーの接点が全く描かれてないので、今ひとつ自信がありません。
ミョスガルド聖がかばう可能性が最も高いのは、ネプチューンやしらほしなど魚人島関係者ですが、一連の事件は彼らがマリージョアを去ってから起きたことは、ガープ中将とのやりとりで明らかですしね。
“炎帝”サボと“反逆竜”ドラゴン
アラバスタ国王殺害の疑いをかけられたサボは、世界各地でむしろ人気が高まっているようです。
コブラ王の統治者としての立派さや、ビビを溺愛する良い父親っぷりを知る読者としては複雑な心境ですが。
そして今週、新しい組織「海軍犯罪捜査局」やら「神の騎士団」やら新キャラの“黒馬”テンセイなど、新しい名前がいろいろ登場しましたが、ドラゴンとサボにも新たな二つ名が‼︎
いまや革命軍司令官ドラゴンを凌ぐ人気というサボの二つ名は、今週のサブタイトルにもなっている“炎帝”。
この“炎帝”という言葉を聞くだけで、エースを思い出して涙目になるオールドファンもいるのではないでしょうか。
エースがバナロ島での黒ひげティーチとの闘いで最後に繰り出した大技の名前ですよね。
そしてこの技を見たティーチのセリフがこれ。
この「太陽」の技を冠したサボの“炎帝”という二つ名は、いろんな意味で超エモい‼︎
兄弟であるエースから受け継いだ「メラメラの実」の能力、すなわち「炎」を操る神の如きヒーローとしての“炎帝”。
そして現支配体制が生んだ「闇」を克服する革命軍の「太陽」としてのアイコンが、サボということでしょう。
更には「8カ国革命」をはじめ世界各国で燃え盛る反乱の気運と時を同じくして、エースとサボの弟であるルフィが、太陽神“ニカ”として覚醒してカイドウを倒し、四皇の座を奪ったこと。
いやー、これは反乱の火種達でなくとも興奮しますよ。
もうひとつ、“反逆竜”という耳慣れない二つ名を見て思ったのは、「ああ、ドラゴンはやっぱり“竜”なんだな」ということ。
一般に、東洋の「龍」との対比で、西洋のドラゴンには「竜」という漢字を当てますよね。
カイドウみたいな長いヒゲがあって雲を掴んで天に昇るのが東洋の「龍」で、パンクハザードにいた翼のある人工ドラゴンやキングのような恐竜が「竜」。
革命軍司令官のドラゴンについては、悪魔の実の能力者かどうかも含め未だ能力の全容が明らかになっていませんが、ローグタウンでルフィのピンチに雷が落ちたり突風が吹いたことから、天候を操る能力者ではないかと言われています。
加えて名前からの類推で、竜の能力者なのでは、とも言われます。
ただ、確かに東洋の龍は瑞祥で日照りの時に雨を降らせて龍神様と祀られたりしますが、西洋のドラゴンにも天候を操る力があるんだろうか。
今週判明した“反逆竜”の二つ名が単に「ドラゴン」という名前から来てるだけなのか、それともドラゴンの能力に起因してるのか、ビミョーに気になります。
もうしばらく幕間の伏線回収が続きそうなワンピース。
火曜日にして早くも来週の月曜が待ちきれません‼︎
今晩は。いつぞやはアニメワンピに対しフジ〇レビ襲撃事件が起きたとも知らず、阿呆なコメを残してしまい済みませんでした 情報弱者なもので…(/_;) 「炎帝」!!! 現状では暑苦しさしか感じませんが(←ファン?)エースを思い出して涙目になった者がここにおります…彼の兄弟たちが活躍するのが嬉しい反面、アニメの方もワの国が終われば、回想であろうとエースが出てくる事は無いのかなと(´;ω;`) 非常に複雑な心境でございます…彼らの心の中の重要な部分を占めてはいるでしょうし、エースの犠牲で弟は強くなり、相棒は記憶を取り戻し、必要な事だったのでしょうが…やはり悲しい…隠し子でも良いから、出て来てくれない物でしょうかねぇ 失礼しました…
篠村様、こんばんは。いつも読んで下さってありがとうございます。エースへの熱い想いに共感してもらえて嬉しいです(笑)隠し子といえば、マキノさんの子供の父親がエースではないかという説を読んだことがありますね。シャンクス説と並んで根強いのではないでしょうか。エースの生きた証を期待するファンの願いなんでしょうね。
今晩は(‘◇’)ゞ 返信、有難うございました! その説は聞いた事があります! だとしたら、どんなに良いか( ノД`)…マキノさんはエースにとって憧れの女性だったでしょうし…(´;ω;`) 励まし(?)てくれて有難う御座います…(/_;)
マキノさんにシャツを当てられて照れるシーンとか、挨拶の仕方を習うシーンとか、子供時代のエースとマキノさんの関係を見ると、野生児だったチビエースにとって、本当にマキノさんは憧れのお姉さんだったんだろうなーとウルウルしますね(涙)。
今晩は。ご多忙の所、又々有難う御座います! エースが出てくるまではゾロファンだったのですが…中井さんも好きですし(←?)いや、今でも好きですが( ̄▽ ̄;) マキノさんの子の父が誰であろうと、多分、初恋だったのではと思います…ルフィが海賊王になり、サボもやるべき事を全て終えた後、2人してエースの眠る島に報告に行き、「やったよ。褒めてくれ」的な事を言っている時に可愛い(←重要!)子がそばかすのある黒髪の男の子の手を引いて現れても十分、許せます!(←? 何様だ)これは、おだっちに祈るしかないのでしょうが…(/_;) 愚直もどきに付き合って下さり、有難う御座いました(‘◇’)ゞ
くーっ、その展開泣けますね。ロジャーの命がエースに繋がったように、若くして亡くなったエースの忘れ形見がいて欲しいという気持ち、わかります。「受け継がれる意志」とはまた別に。