2週間ぶりのワンピース最新話の情報量の多さに、記事のタイトルを考えるだけで1時間かかった「タイトルにはこだわる派」のゾリラバです、こんにちは。
長い間議論の的になっていた伏線が回収される回も興奮ものですが、新しい情報と謎がドカンと提供される今週のような回もワクワクしますね。
早速、感想いってみましょう。
今週はとても一回では語りきれなそうですわ。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
Contents
コビーの懸賞金は約5億
今週のワンピースの舞台は、黒ひげ海賊団の根拠地の海賊島「ハチノス」。
女ヶ島で黒ひげ海賊団に拉致されたコビー大佐には、どうやら「クロスギルド(CROSS GUILD)」によって、約5億ベリーの懸賞金がかけられているようです。
海軍が海賊にかける懸賞金のように細かい金額ではなく、ざっくりと☆の数(=宝箱の数?)で懸賞金を表すのがクロスギルド流なんですね。
通常の大佐だと星ひとつが相場のようですが、コビーには星5つという破格の懸賞金がかかっています。
これはおそらく、コビー大佐が「ロッキーポート事件」で“英雄”と呼ばれるようになった超有名人だからでしょう。
今週のワンピースは、この「英雄」がキーワードです。
CROSS GUILDがなぜ海兵狩りをしているのか、懸賞金としての資金はどこから出ているのか、設立者のクロコダイル達は海兵に賞金をかけて何をしたいのか。
まだクロスギルドは分からないことだらけですが。
とりあえず、海賊島に巣食う無法者達にとってコビーは、宝箱5つに見えるようですね。
海賊島を仕切るティーチによって牢に入れられていたものの、逃げ出した以上は今度は自分が狩っていいという発想のモブ達。
まさに海賊島はならず者の巣窟という感じです。
コビーの自己犠牲と正義
ワンピースに登場する若いキャラ達は、麦わらの一味をはじめ、「2年前」から大きく成長を遂げた者が多いのですが。
コビーほど成長著しいキャラはいないでしょう。
ルフィももちろん大きく成長したんだけど、元々2年前から心身共に強かったし、仲間からはバケモノと呼ばれてました。
でもコミックス第1巻のコビーと今のコビーを比べるとね。
もう別人疑惑も無理はないよ、というくらい、ビジュアルだけでなくメンタルも身体も急成長という感じです。
そのせいか、昔からのワンピースファンとしては、コビーの成長が嬉しい反面、ちょっと寂しくもあります(お母さんか)。
だから、今週のようにコビーの昔から変わらないところ、弱者に対する優しさだったり、ぶれない正義感だったり、自分の言動に恥じたり照れたりするところを見るとなんだかほっとするんですよね。
そのコビー、自分1人なら逃げ出せるところ、一緒に捕まって奴隷として売られそうになっていた人々も逃して回っているようです。
マリージョアで奴隷解放をした往年のフィッシャー・タイガーを彷彿とさせますな。
そういえば彼も、魚人達や元奴隷から「英雄」と呼ばれていましたっけ。
更にコビーは、人質としての価値が最も高い自分が囮になることで、一般人が港まで逃げる時間を稼ごうとしています。
こうした一連の行動により、どうやらコビーには、「英雄」に加えて「聖人」という尊称まで贈られそうな。
心ある正しい海兵(例えばTボーン大佐とか)なら民間人を救うために同じ行動をしそうな気がしますが、コビーを「聖人」と崇める人は、よっぽど辛い思いをしてたんでしょうね。
コビーの評判のインフレは止まらなそう。
ルフィが四皇になったのだから、海軍大将を目指すコビーもそろそろここらで株を上げないとみたいなことを以前書きましたが、その布石でしょうか。
なお、今週のアバロ・ピサロの発言によると、コビーが英雄と呼ばれるきっかけになったロッキーポートもこの島にある港のようですね。
ティーチがこの島を王直から奪った時のエピソードから、おそらくそうではないかと予想はしていましたが。
コビーがハチノスに来た(連れてこられた)のは、初めてではないということですね。
ティーチの狙いは「黒ひげ王国」
ティーチがコビーを拉致した狙いは、世界政府や海軍との取引だろうという予想は当たりましたが。
まさか自分の王国を、世界政府加盟国として認めさせようとしていたとはね。
これまでもビッグ・マムやカイドウのように実質上「自分の国」を作り、実効支配していた大物海賊はいました。
でも海賊(=犯罪者)の国を世界政府加盟国にしたいという発想はなかったでしょう。
コビーが言うように、そもそも世界政府が認めるはずはないし。
それにしても、ティーチが自分の国を世界政府加盟国にしたがる理由がよくわかりません。
普通、世界政府加盟国が享受できるメリットは、海軍が守ってくれること、世界会議(レヴェリー)に参加できること、国民が奴隷として売買されるリスクを軽減できることなどです。
つまり、世界政府加盟国でない国の民は、海賊をはじめとする犯罪者から守ってもらえないし、犯罪者や奴隷として扱われても文句は言えない。
自分の身は自分で守らないといけないわけです。
でも黒ひげ海賊団に海軍の保護が必要とは思えないですよね。
そもそも犯罪者ですし。
世界政府加盟国としての「上納金」の取られ損だと思うんですけど。
単に、世界政府お墨付きの王様になりたい、という成り上がり者のティーチらしい無邪気な夢なのか。
それとも世界政府に近づくことで叶えたい更なる次の野望があるのか。
ティーチがインペルダウン内部へのアクセスを得るためだけに王下七武海になったように、彼の戦略的な計算高さを考えると、後者のような気がしますね。
意外と骨があったモリアさん
捕らえられていたコビーを牢から逃したのは、なんとペローナ‼︎
クライガナ島で2年間ミホークと暮らしていたペローナは、新聞でモリアの無事を知り、ひと足先にシッケアール王国跡地を後にしていましたが。
まさか、敵地の真っ只中のハチノスにまで乗り込んできていたとは‼︎
SBS情報によると、ペローナは孤児だった自分を拾って育ててくれたモリアを親のように慕っているとのことでしたが、健気さに胸打たれましたわ。
そして、部下のアブサロムを奪い返しにハチノスに乗り込んできたものの、アブサロムは既に「悪魔の実の能力者狩り」をしていた黒ひげ海賊団の手にかかっていたことを知ったモリアさん。
逆にティーチから黒ひげ海賊団に勧誘されていましたが。
どうやらそれを蹴って、捕虜になっていたようですね。
アブサロムのために単身「海賊島」に乗り込んできた時も「おっ⁉︎」と思いましたが、ティーチの勧誘を蹴っていたとは、なかなかモリアさん、骨がある男ですね。
スリラーバークでは、「おまえがやれ」「早くおれを海賊王にならせろ」が口癖だったモリアさん。
怠惰で人使いの荒い王下七武海だと思っていましたが、ペローナの慕いっぷりからしても、実は部下思いで行動力もある人物なのかもしれません。
黒ひげ海賊団脱獄組の能力
ハートの海賊団との戦いで、黒ひげ海賊団の初期メンバーの悪魔の実の能力は明かされていましたが。
今週、インペルダウンレベル6脱獄組のヤバい奴らのヤバい能力が紹介されました。
シリュウのスケスケの実以外は初出なので、順番に見ていきましょう。
アバロ・ピサロ〜“シマシマの実”島人間
“悪政王”アバロ・ピサロの悪魔の実の能力は、“シマシマの実”の島人間、と紹介されました。
これはドフラミンゴファミリーのピーカの“イシイシの実”の能力と似ているから、超人系(パラミシア)でしょうか。
あるいは海軍大将緑牛の“モリモリの実”のような自然系(ロギア)なのかな。
どちらの可能性もありそう。
ビジュアル的には「岩石同化人間」のピーカに似てるけど、島そのもののロギアだったら脅威ですね。
「島同化人間」とか、「土同化人間」とかではなく、ズバリ島人間なので、ロギアかなぁ。
「森人間」の緑牛がロギアだから、「島人間」のロギアもあり得そう。
バスコ・ショット〜“ガブガブの実”酒人間
こちらは何の能力か、まだよく分からないですね。
街を燃やすとか言ってるので、自在に酒(アルコール)を作り出せる能力とかですかね。
アルコールに火を付けて龍のように火を吐いたりもできるのかも。
“大酒”の異名をとるバスコ・ショットにはぴったりのパラミシアの能力っぽいですが。
サンファン・ウルフ〜“デカデカの実”巨大化人間
こっちも「まんま」デカデカの実でしたねー。
「最大18000cm」
だったので、その手の能力だろうとは思っていましたが。
ただでさえデカい巨人族なのに、180mて。
こいつもかなりの脅威です。
最凶の能力者達を相手に殴り込みをかけた、ガープ中将率いる海軍本部機密特殊部隊(SWORD)の面々の能力については、また明日、ワクワクしながら感想を書きますね。
エッグヘッドとハチノスと勝者島の3カ所のうち、どこに誰がいるのかがわかる一覧表も更新しました。