通勤途中、マスク越しに感じられた金木犀のかぐわしい香りに足を止めてうっとりしていたら、週明けから仕事に遅れそうになった秋の日のヴィオロンのため息のゾリラバです、こんばんは。
亡き母はなぜか「トイレの消臭剤の匂い」と言って金木犀の香りを嫌っていたことを毎年この季節になると思い出します(母の想い出、よりによってそれ?)。
身にしみてひたぶるにうら悲し。
さて、ゾリラバのノスタルジーはさておき、ワンピースですね。
昨日の感想の続き、早速いってみましょう。
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
Contents
黒ひげ海賊団オリジナルメンバー
新章突入早々にいきなり黒ひげ海賊団が現れて面食らった今週のワンピース。
黒ひげといえば短期間に懸賞金が爆上がりし続けていることが気になっていましたが、今週、ローの口を借りてその理由が明らかにされました。
すなわち「悪魔の実狩りで全員デタラメな力をつけて」いるから。
元々大事件を起こしてインペルダウンレベル6に幽閉されていたヤバい奴らはともかく、ジャヤで初登場した当時の黒ひげ海賊団のメンバーは、ティーチとラフィット以外悪魔の実の能力者ではないようでした。
かねてより黒ひげ海賊団が悪魔の実の「能力者狩り」をやっている理由は、彼らの強化だと考えられましたが、今週改めてそれが明らかになった訳ですね。
彼らとはすなわち、黒ひげ海賊団初期メンバーのバージェス、ヴァン・オーガー、ドクQの3人。
そしてドクQの愛馬のストロンガー。
ドクQのシクシクの実
ローの女体化というSBSネタが本編に登場した驚きはさておき、ドクQが獲得した「シクシクの実」の能力が“伝染”させられることができる“病”は当然、単に“女になる病”に留まらないでしょうね。
もしドクQが思い描くあらゆる“病”を伝染させられるなら、クイーンの生物兵器なんかよりはるかに恐ろしい能力です。
ジャヤでは爆発する毒リンゴを一人一人に手作業で配っていたドクQですが、いまや伝染する病原菌をばら撒けるようになったと。
ただ、悪魔の実の能力には限界とリスクがあります。
今週分かった範囲でも
○ 圧倒的な覇気の持ち主には効かないこと
○ いったん“病”を克服した者には抗体ができ、その抗体も伝染させられる(治癒させられる)こと
がわかりました。
この辺が攻略ポイントになりそうですね。
また、性転換できる悪魔の実の能力として思い出すのは、イワンコフのホルホルの実。
イワちゃんの能力は、ヒトのホルモンを自由に操れることです。
したがって女性ホルモンや男性ホルモンのバランスを変えて、性別まで変えられるわけですね。
翻ってドクQの能力は、ヒトの免疫力を弱めたり元々持っている体内細菌を操作するというのではなく、直接伝染する菌を送り込むもの?
「男が女になる病」というのはいったいどういう理屈なんでしょうね。
それから、もうひとつ分からないのは、ローが今回、病を克服して男に戻れた「過剰な覇気」というのは、「武装色」の覇気ということでいいのかな?
これまで描写は無かったけれど、ライバルのルフィやキッドが持っている「覇王色」を当然ローも持ってました、っていう新しい情報ではないよね?
ワノ国編で「流桜」という覇王色とも武装色とも取れる概念が出てきて、3種類の覇気の境目があいまいになってきてる気がするので、あまりそこに拘らなくていいのかもしれないけど、ローの覇王色の覇気の有無、ゾリラバ気になります。
ヴァン・オーガーのワプワプの実
黒ひげ海賊団の狙撃手“音越え”ヴァン・オーガーが得たワプワプの実は、瞬間移動を可能にする能力のようです。
今週の描写では、本人だけでなく他の人間(バージェス)も一緒にワープさせられるっぽい。
ワープできる距離にもよるけど、単にワープ能力だけなら、ローのオペオペの下位互換という感じですね。
ただ、まだ島影も見えない超遠距離からカモメを撃ち落とせる優れた射撃手であることを考えると、オーガーがこの能力を手に入れたということは、今後なかなか厄介になりそう。
狙撃手の弱点は撃った瞬間に自分の居場所が敵に察知され狙われ易くなることですが、能力で狙撃直後にワープしたら、その弱点を克服できます。
また、将来的にはオーガーのライバルとなるであろうウソップをはじめ長距離狙撃手同士の対決では、自在に距離を取ったり逆に詰めたり出来るオーガーが圧倒的に有利になりそうです。
負けるな、ウソップ‼︎
バージェスのリキリキの実
ドレスローザでエースが残したメラメラの実を狙っていたジーザス・バージェス。
その実を継承したサボにコテンパンにされて少しは懲りたかと思っていたバージェスですが、さっさと別の悪魔の実の能力を手に入れてました。
その名もリキリキの実。
元々パワー自慢だったバージェスにはうってつけの“怪力”能力です。
ドクQにしてもオーガーにしてもバージェスにしても、みな自分の特技や個性に合った悪魔の実の力を得ているなーと思いますわ。
ストロンガーのウマウマの実
病弱で自分で歩くのも大変そうなドクQの愛馬ストロンガー(同じく病弱)も、なんと悪魔の実の能力者になっていました。
ストロンガーが食べたのは、ウマウマの実幻獣種モデル“ペガサス”。
ペガサスといえば、空島の“変な騎士”こと現スカイピアの神ガンフォールの愛馬ピエールを思い出しますが。
ナミ達に「いやァ微妙…」と言われていたピエールは、一見同じペガサスだけど、元はマダラ模様の鳥が、普通のウマウマの実を食べたパターン。
ストロンガーは元々馬だけど、ウマウマの実幻獣種“ペガサス”を食べたから、こっちの方が純粋なペガサスに近いですね。
でも悪魔の実を食べても相変わらず病弱でヘタレているので、strongerになったようには見えないし、ペガサスらしい神々しさも雄々しさもないけれど。
ティーチのような巨漢を乗せて飛ぶには限界がありそうです。
ストロンガーにウマウマの実幻獣種食べさせるってなんか悪魔の実の無駄遣いじゃ…
黒ひげ海賊団vsハートの海賊団
そして何と言っても気になるのは、ワノ国出航早々に黒ひげ海賊団とぶつかることになったロー達ハートの海賊団です。
女体化のせいか、ローがなんかもう凶悪な魔物に襲われたお姫様にしか見えない(笑)
ローが聞いたら「張り倒すぞ」と言われそうだけど。
個人的な強さだけを比較したら、決してティーチの後塵を拝するローではないと思いますが。
黒ひげ海賊団vsハートの海賊団となるとちょっと不安です。
ベポやシャチ、ペンギン、ジャンバールあたりの強さが未知数で懸賞金額も不明なだけに、どうしてもハートの海賊団はロー1強のイメージが付きまとってますから。
ただ、ワノ国の鬼ヶ島決戦でも誰一人欠けることなく大怪我したクルーもいなそうなのをみると、実はまだ語られてないだけで意外と強いんじゃないかと期待してます。
いくら船長のローが強くてチートな能力者でも、新世界の海を越えてここまで来てるわけだし、船長以外はモブ戦力とは思えません。
赤髪海賊団だってブランニュー准将の感動的なプレゼンまでは、シャンクス1強のイメージだったしね。
黒ひげ海賊団の「デタラメな力」を目の当たりにしたローも、ティーチ相手に一歩も引く気が無いところをみると、ここでハートの海賊団のクルーも「実はすごいんです」イベント、来るんじゃないかなー。
またしても冷静な分析というより希望的観測寄りですけれども。
ワノ国で無事が判明したドレークと合流した海軍本部機密特殊部隊(SWORD)がコビー救出のために黒ひげ海賊団を追って乱入してくるという展開も熱いけどなー。
少なくてもここでローが早々とティーチの噛ませとして脱落、退場するという展開はないと思うんですよね。
のハズだ。