ワンピース最新コミックス96巻“煮えてなんぼのおでんに候”感想(前半)ロジャー、白ひげ、おでんの3大伝説とラフテルへの道

コミックス

ワンピース最新コミックス96巻“煮えてなんぼのおでんに候”感想(前半)ロジャー、白ひげ、おでんの3大伝説とラフテルへの道

投稿日:2020年4月3日 更新日:

本日4月3日発売のワンピース96巻を読んで、改めてロジャーや白ひげやおでんさんの“大きさ”に心が震えたゾリラバです、こんばんは。

毎週ドキドキしながら逸る心を抑えジャンプのページをめくるのも幸せですが、コミックスでまとめて一気読みするのもまた幸せ~。

 

今回のコミックスは、SBSも新情報満載ですが、まずは本編から感想、いってみましょう。

おでん様の生きざまが泣ける~。

週刊ジャンプ掲載時のリアルタイム感想はそれぞれのリンクからどうぞ。

 

第965話“黒炭家の陰謀”

“ONE PIECE”という物語の素敵なところは、血のつながりのない「家族」の絆がこの上なく尊く描かれているところだと常々思っているゾリラバですが、ワノ国編は、「お家大事」の江戸時代の日本がモデルのせいか、血縁や血統が珍しく前面に出ている気がします。

第965話では、おでんとトキが夫婦になりモモの助が生まれる場面が描かれる一方で、祖父の悪事と切腹によって迫害されるオロチを始めとする黒炭家の因縁が説明されました。

 

ワノ国における「光月家」と「黒炭家」の歴史はまさに「光」と「闇」のよう。

オロチの祖父が将軍の座を狙って他の大名達を暗殺したり、オロチがおでんの父の将軍スキヤキを手にかけた時に、毒を使っているらしいのも、武士らしからぬ卑怯さというか、深い闇を感じさせます。

 

コミックス96巻は全般的に、気が滅入るくらい暗くて救いのない話と、バカみたいにスケールが大きくてワクワクする話が交互に語られるので、ジェットコースターみたいな気分が味わえますね。

体力、必要です、はい。

 

第965話感想(その1)

第965話感想(その2)

 

第966話“ロジャーと白ひげ”

第966話は、ロジャーと白ひげというワンピース世界の2つの伝説が交差した、最高に興奮する回でした。

3日3晩命の取り合いをして、翌日には船長達は酒を酌み交わし、部下達はプレゼント交換をやっているという大海賊団同士の交流?が素敵です。

 

そして、ライバルの白ひげに頭を下げておでんをトレードしたロジャー。

思えばロジャーの海賊王への道はこの時に定まったわけですね。

空島でロビンが見つけたポーネグリフの謎(第301話)も、我々の時間軸では16年以上の歳月を経てようやく答えが示されました。

いやはや、なんというスケールの大きさか。

 

第966話感想(その1)

第966話感想(その2)

 

第967話“ロジャーの冒険”

ワノ国編の謎だけではなく、ONE PIECEという壮大な物語の根幹に関わる謎の答えが次々と明かされた今回のコミックスですが、第967話はその頂点といっても過言ではないでしょう。

とうとうロジャーがラフテルに到達し“ひとつなぎの大秘宝”“ONE PIECE”を手に入れたわけですから。

 

しかしである。

この絶妙な隠され具合!!!

何度も何度も何度も第967話を読んでみても、ロジャーがなぜ“本当にあった莫大な宝”を見て「笑った」のかがわからない!!!

むきーっ!!!

 

ま、ここでわかってしまったらワンピースが終わってしまうわけですが。

 

いつも言ってるけど、尾田っちは推理小説を書いても大成功してたでしょうね。

でも漫画家になってくれて心の底から良かったと思います。

第967話感想(その1)

第967話感想(その2)

 

第968話“おでんの帰還”

白ひげやロジャーとの血湧き肉躍る冒険を終え、探していた「答え」を見つけてワノ国に帰還したおでん様。

しかし、おでんを待っていたのは会いたかった家族や家臣だけでなく、ワノ国の厳しい現状でした。

父スキヤキは既にこの世に無く、ワノ国の民は疲弊し、美しかった九里も荒れています。

それもこれも、おでんの留守を良いことにカイドウと組んでワノ国をほしいままにしていた黒炭オロチのせい。

ここからおでんの物語は、読み直すのも感想を書くのもつらい、悲しい結末に向かって進んでいきます。

 

第968話感想(その1)

第968話感想(その2)

 

第969話“バカ殿”

愛する家族が傷つけられたのを知り、怒りのあまりオロチの元に乗り込んで行ったおでん様ですが、なんと現在はバルトロメオの能力であるバリバリの実の能力者が、この時代はオロチの側にいました。

鉄壁の守備に怪力無双のおでんの刀も届きません。

 

更に衝撃的なのは、おでん様の一頁丸々使った裸踊りの図。

何か理由があるとわかるからこそ、余計に辛くて悲しい裸踊りです。

 

第969話感想(その1)

第969話感想(その2)

 

幸い明日は土曜日で、引きこもるより他ないこのご時世なので、後半はまた明日書きます。

 


ONE PIECE 96 (ジャンプコミックス)

 

-コミックス
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ワンピースコミックス巻105“ルフィの夢” 感想(後半)時代のうねりとベガパンクとの出会い‼︎科学の国での新しい冒険

今日は気温が20度まで上がるというぽかぽか陽気に、早くも「春眠暁を覚えず」という言い訳を使いたくなっている啓蟄のゾリラバです、こんにちは。 啓蟄というのは元々、「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」と …

ワンピースコミックス93巻 “えびす町の人気者” 感想・考察(後半)

待ちに待ったUSJ行きを控え、今週は部下の失敗も笑って許せた寛容な上司、ゾリラバです、こんばんは。 人間だもの。 思うようにいかないことだってあります。 だからゾリラバがワンピースコミックス93巻の後 …

ワンピースコミックス巻104“ワノ国将軍光月モモの助”感想・考察(後半)新時代を創る者と彼らを支え背中を押す者

そんなに強く叩いていないのにパソコンのキーボードの一部が戻らなくなり、これはもしや武装色の覇気の開眼かと途方に暮れているゾリラバです、こんにちは。 覇気の開眼は嬉しいけどキーボードが壊れたのは不便だす …

ワンピース最新コミックス90巻“聖地マリージョア” 感想&考察(前編)

今朝はONE PIECEのコミックス最新巻以外にも、いろいろな予約注文の品をコンビニで受け取ったので、退社時刻を一日千秋の思いで待ち続けたゾリラバです、こんばんは。 あ、ちゃんと仕事はしました。一応。 …

ワンピース最新コミックス第97巻“僕の聖書(バイブル)”感想(前半) 傳ジロー、ジンベエら役者が揃い、いよいよ対カイドウ最終決戦開始!イゾウとお菊、涙の再会

ワンピースコミックスの発売日には目覚ましが鳴る前に起きられるやればできる子、ゾリラバです。 出勤前にカフェでモーニングを食べながら優雅に“ONE PIECE”を読むという3ヶ月に一度だけ味わえる至福と …

サイト内検索はこちら

カテゴリー