仕事で心身ともに疲れている時こそ、ワンピースについて語ることが大きな脳内リセット効果をもたらすことを実感している師走のゾリラバです、こんばんは。
ワノ国の過去編が大いに盛り上がりを見せています。
昨日は今週のワンピースの前半部分にあたるおでん様の冒険について書きましたが、今日は後半部分、今週のサブタイにもなっている“黒炭家の陰謀”について。
以下、今週の週刊ジャンプに掲載されたONE PIECE最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
ワノ国の情報は届かない
白ひげ海賊団でのおでん様の冒険は絶好調。
冒険だけでなく、ワノ国を出て4年の間にトキ様と結ばれ、モモの助と日和が白ひげの船モビーディックで生まれました。
冒険のやめ方なんておれにはわからない
という独白、カッコいいですね。
どっかで使ってみたい!
しかしワノ国の情報が全く入らない海賊生活をおでん様がエンジョイしている間に、ワノ国では黒炭オロチの陰謀が着々と進んでいました。
新聞にもワノ国の情報が載らないことが、わざわざイヌネコの口を借りて念押しされています。
そういうところとか、ホント尾田っちは推理小説作家になってもきっと成功したと思わせるストーリーテラーっぷりですわ。
将軍簒奪の黒幕
おでん様がワノ国を離れている間に、黒炭オロチの悪巧みは着々と進んでいました。
そして今週登場した謎の老婆。
こいつが黒幕だったんですね。
霜月康イエのところにオロチがコマ使いとして潜り込んだ40年前から、全ては仕組まれていた大きな陰謀だったというわけです。
この老婆、いったい何者なんでしょう。
マネマネの実の能力者のようですが、現在はボンちゃんがその能力を持っているので、既に亡くなっている人物でしょうね。
しかしやらかしたことの重大さといい、悪魔の実の能力者であることといい、国外にいてあっさりワノ国に入国していることといい、更にはヘビヘビの実までオロチに差し出していることといい、ただの黒炭家の生き残りの老婆とは思えません。
仮に黒炭家関係者であったとしても、背後に大きな力を持つ後ろ楯がいて、その手先として動いているような気がします。
老婆の背後にいるのは?
この老婆を更に操っている後ろ楯がいるとすれば、可能性が高いのは、①カイドウ、②世界政府、③ドフラミンゴでしょうか。
なぜなら、オロチに
金を貯めて“武器”を生産しな
と言って唆しているから。
つまり、現在の武器生産/輸出大国であるワノ国の絵図面を、40年も前に引いた黒幕がいたということです。
老婆が涙ながらに語るスキヤキへの恨み節が演技でないなら、黒炭家の生き残り(オロチの祖母とか?)の遺恨を利用してワノ国を手に入れようと計画した者がいるわけですね。
現在オロチと組んでワノ国を牛耳っているのはカイドウです。
しかし実際に武器をさばいていたのはドフラミンゴでした。
カイドウは自分で商売をするようには見えない。
その証拠にドフラミンゴが倒れたあと、世界政府はカイドウではなく、直接オロチにアプローチしてきました。
カイドウの年齢は不明ですが、40年もかけて壮大な陰謀を企むような迂遠な性格には思えません。
他方、ドフラミンゴならそうした陰謀を好みそうではありますが、いかんせん若すぎる。
ドフィはまだ41才です。
そうすると消去法で、この老婆の黒幕は世界政府、という可能性が高そうです。
CPー0ならこのくらいの工作はお手のものでしょう。
侍達が強すぎて手が出せない世界政府非加盟国のワノ国を内部から崩壊させ、ワノ国でしか作れない武器や海楼石の加工品を手に入れるため、いかにも世界政府がやりそうなことだガネ。
オロチがその後カイドウと組んだことが、世界政府の誤算だったのか、それとも四皇カイドウすら利用しようと考えたのかはわかりません。
でも現在のワノ国の姿が、何十年も昔から用意周到に準備されたものだとすれば、すごいスケールの展開が今後も待っていそうですね!
ワクワクがとまらんぜよ。
ONE PIECE magazine Vol.8 (集英社ムック)