これまで40人近いワンピースの登場人物のキャラ語りをしてきたのに、まだ“麦わらの一味”をコンプリートしてないことが地味に気になっているゾリラバです、こんばんは。
その理由は、いつもネタ枯れの時にその日がたまたま誕生日のキャラを見つけては語っているという計画性の無さと、「麦わらの一味は名言ランキングをひと通りやってるから、ま、いっか」という横着さと、「麦わらの一味はあちこちで語られてるから今更需要が無いかも」という消極的判断ゆえでした。
でも、今日3月9日は、我らがアニキ鉄人フランキーとシャンクスとミホークという大物3人の誕生日。
ミホークのキャラ語りは一昨年やったし、シャンクスについてはがっつり2021年の展開予想で語ったので、今日は重い腰を上げて、ワノ国でも大活躍中のフランキーのキャラ語り、いってみたいと思います。
べべんっ!
憎き敵役として登場
麦わらの一味の中では珍しく、最初は麦わらの一味から大金を強奪しウソップをボコボコにした悪党の親玉として登場したフランキー。
フランキーとルフィの最初の出会いは、いきなり激しい戦闘でした。
だから、ウォーターセブンでルフィ達が船大工を新しく仲間にすることは早くから分かっていたものの、まさかフランキーが新しい仲間になるとは思いもしませんでしたよ。
実際、フランキーが海賊王の船を作った伝説の船大工の弟子で、彼自身も優れた船大工だと分かったのは、だいぶ経ってからでしたしね。
そんなチンピラの元締めのような印象だったフランキーが、実は人情に篤く涙もろい頼れるアニキであることが判明したのは、ウソップと共にロブ・ルッチらCP9に捕らえられ、ロビンと共に世界政府の裁きの島エニエスロビーに向かう海列車に乗せられてからでしょう。
ロビンを救出に向かおうとしたルフィ達に、ザンバイらフランキー一家の子分達が命を捨てる覚悟で土下座して同行を望んだことからも、フランキーがいかに兄貴分として慕われているかが伺えました。
メリー号をめぐるウソップとのやり取りや、頑なにルフィ達の救出を拒絶するロビンへの説得から、実はフランキー、めっちゃ良い奴なんじゃ?と思い始めた時は既に尾田っちの術中にはまっていましたね。
フランキーの仲間入りと旅立ち
連行されたエニエスロビーで師匠トムさんの仇であるスパンダムらCP9と闘う中で、世界政府に宣戦布告してまでロビンを取り戻そうとする麦わらの一味の覚悟に打たれたフランキー。
最後は
麦わら達が生きてここを出る為なら、この命投げ打っても構わねェ
と言うほどにルフィ達に惚れ込んでいました。
そのフランキーが入手していた最強の木、「宝樹アダム」で、かねてからの夢だった最高の船をルフィ達のために作ろうと思ったのは必然でしょう。
元々麦わらの一味から奪ったお金で買った木材だしね(笑)
でも既にフランキーを仲間にしたいと思っていたルフィ達の気持ちには、なかなか素直に応えられませんでした。
フランキーが自分をウォーターセブンに縛り付けていたのは、恩師トムさんに対する贖罪の気持ち。
自分のせいでトムさんが死んだと思っているフランキーは、トムさんが愛した水の都を守ることで己の罪を償おうとしていたんですね。
そんなフランキーの背中を押したのは、兄弟子だったアイスバーグさんと子分達の言葉でした。
もういい加減に……!!!自分を許してやれよフランキー!!!(“ONE PIECE”第437話)
オレたちみてェなゴロツキを拾ってくれた“大恩人”の…あんたの幸せも考えたらダメですか!!⁉︎(“ONE PIECE”第437話)
ゾリラバ、ウォーターセブン編が大好きなのですが、特にフランキーが仲間入りする時の子分達との別れのシーンは、何度読み返しても胸が熱くなりますわー。
鉄人フランキーの魅力
ウォーターセブン編ではやんちゃなチンピラっぷりが印象的だったフランキーですが、10代が多かった麦わらの一味においては、次第に大人らしい言動が光るようになりました。
スリラーバークでローラの求婚を断るスーパー粋なセリフも印象深かったですが、特に2年後は、ハードボイルド全開のいぶし銀の活躍が目立ちます。
例えば、ドレスローザでのセニョール・ピンクとのタイマンバトル。
どちらも見た目は変態チック(褒め言葉)なんですが、バトルはやたらにハードボイルドで痺れたぜ。
また情にもろく、「立ち向かう弱者」を放っておけないところもアニキの魅力。
工場破壊が目的だったドレスローザで、麦わらの一味の行動目標が「打倒ドフラミンゴ」に変わったのは、フランキーがキュロス隊長とレオ達トンタッタの覚悟に打たれ、涙ながらにルフィを説得したからでした。
とっても魚座らしい共感力と義侠心ですな。
そしてもちろん、フランキー将軍という、子供(と少年の心を持った大人)の憧れを体現したビジュアルの魅力もはずせません。
バーソロミュー・くまに飛ばされた未来国バルジモアで、天才科学者ベガパンクの技術を学んだフランキーが、子供の夢を詰め込んで超合金ワポメタルで作った合体ロボです。
ゾリラバは一応女子ですが、それでも「超合金」という響きには、ワクワクさせる秘密のパワーを感じるのだガネ。
ロボに目を輝かせるのは少年だけという尾田っちの常識には反するかもしれないけど(笑)。
ワノ国での活躍
大工の港友さんへの弟子入りの日々は、残念ながらカイドウの屋敷図の入手につながらなかったものの、鬼ヶ島討ち入りに必須の船の修理を一手に請け負ったフランキー。
ワノ国の侍達を指揮して、実際の討ち入り所要よりはるかに多くの船をフランキーがちゃんと使えるようにしておいたために、結果的にオロチの目をくらまし、無事に全員が討ち入りに向け出港できました。
実はフランキー、こういういぶし銀の貢献をあちこちでしているんですよね。
そして鬼ヶ島合戦では、絶体絶命のナミを間一髪でビッグ・マムから救い、ナンバーズに捕まったウソップとチョッパーを助け出し、モモの助達を守るヤマトから飛び六胞のササキの相手を引き継ぎました。
そして“実在した最強生物(本人談)”であるトリケラトプスの能力者のササキとがっぷり四つに組み、妙なギミックに翻弄されつつも力負けすることなく、タイマンバトルで正面から堂々と飛び六胞ササキを撃破しました。
その後も引き続き戦場を駆け回り、キングとの死闘を経て瀕死のゾロが鬼ヶ島から落下するのを危機一髪救う(←ここ重要)といういぶし銀の仕事をしています。
ワノ国後の懸賞金
ドレスローザでの戦いが終わった後、自分だけが懸賞金1億ベリーを超えてないことを悔しがり、“2億の男”ゴッド・ウソップの首を絞めていたフランキー(笑)ですが、ワノ国後の懸賞金はどうなるでしょう。
飛び六胞を1人仕留めているので、現在の9400万ベリーから大きく上がるのは間違いないでしょう。
倒したササキの懸賞金額は4億7200万ベリーなので、フランキーも今度は億越えどころか一気に5億を超えてくる可能性もありますね。
麦わらの一味の他のメンバーも、多くが自分よりはるかに懸賞金額の高い敵を倒しているので、トータルバウンティが1桁変わってきそうです。
もう1年以上「かきょーかきょー」言ってる鬼ヶ島決戦も、いよいよホントに佳境を迎えています。
意識を失うほどにダメージを受けているゾロやサンジに比べればまだまだ動けるフランキーは、最後までシブい活躍を見せてくれるかも。
アニキ、誕生日おめでとう‼︎
いつまでもカッコいい変態でいて下さい‼︎