今週のワンピースの意味深なサブタイトルに、あちこちで戦いの火蓋が切って落とされた対カイドウ決戦の熱を感じる(元)文学少女、ゾリラバです、こんばんは。
昨日の記事では、前半のミンク族の対ジャック落とし前戦とステルスサンジの活躍と天然ヤマトの愛らしさについて語りました。
今日は、後半と扉絵について、コメントしたいと思います。
以下、昨日8月24日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
父の愛は波涛を越えて
昨日は本編の内容にコーフンし過ぎてスルーしてしまいましたが、今週は扉絵のパウンド父さんも熱いですね。
生まれて直ぐに引き離された最愛の娘達とようやく会えたというのに、父だと信じてもらえず“怪しいおっさん”認定されてしまったパウンドが、海軍の砲弾飛び交う海をど根性バタフライでシフォン達の船を追いかけています。
いやー、素晴らしい。
少年漫画の王道“ONE PIECE”の「決して諦めない心」ですよ。
おっさんだけど。
冒頭で言及した“待たせたな”というサブタイトルは、長く父としての愛情を娘達に与えることが許されなかったパウンド父さんの、やっと逢えた娘達に向けた言葉でもあるのかもしれません。
胸熱。
波をかき分けて追いかけてくるパウンドに驚くシフォンやローラとは対照的に、孫に当たるペッツが大喜びしているのも良いですよね。
ペッツは赤ん坊の本能か、最初からパウンドを血の繋がった“じいちゃん”と認識しているようでしたから。
ゼウス争奪戦
いつの間にかビッグマムからゼウスを盗み返していたナミ。
さすが泥棒猫の面目躍如と言ったところですが、本気のビッグマムに狙われては、ひとたまりもありません。
ナミにビッグマムと自分のどちらを選ぶのかと迫られて
でもママには逆らえないよ!!
と泣きながらゼウスが訴えているところを見ると、ゼウスとしてはナミ(の作るウェザーボール)の方が本心では好きなのかも。
僕(しもべ)に裏切られて
アンタ嫌い
もう絶好よー!!!
と泣き叫ぶ大ピンチのナミさんの気持ちもわかりますが、ゼウスはビッグマムのソウルで作られたホーミーズですからねー。
ホームケーキアイランド編で、キングバウムがレディツリー恋しさにビッグマムに逆らった時に、ホーミーズはそこまで自由意思を持てるのかと驚きましたが、さすがにビッグマムのソウルをもらっているゼウスやプロメテウスには無理なのかなぁ。
兄貴とじいちゃん?参上
ビッグマムに追い詰められた絶体絶命のナミの前に、最高にカッコよく登場したのは、頼れるアニキ、フランキー。
愛バイクのクロサイFR-U4号ごとビッグマムの顔面に激突して、言ったセリフがまた痺れます。
おっと何かひいちまったぜ!!
まあいい
花をひいてなきゃ
んー、ハードボイルド!!
ウソップやチョッパーならともかく、あのナミが“アニキー”と叫ぶのって珍しくないですか?(笑)
それくらい今週のフランキーの登場は、イケてました。
そして、ブルックも渋くさりげなく活躍してましたね。
ゼウスがブルックに真っ二つにされるのは、これで2度目です。
どこにいるか分からなかったフランキーとブルックも登場し、麦わらの一味も全員それぞれの場所で戦闘が始まりました。
“待たせたな”のサブタイトルにふさわしい、サンジ、フランキー、ブルック(とパウンド父さん)の参戦です。
かたやいつもは自分が戦うべき相手を本能的に察知してまっすぐ挑みかかるルフィですが、今回は強敵が多過ぎてやや戸惑っている様子。
早くカイドウ戦に加わりたいところ、ビッグマムを引き連れていく結果になることは避けたい、と頭が回るところはさすが戦闘の申し子ルフィですが。
メタ的に見れば、ルフィがカイドウのところに行けるのは、決戦の終盤かもしれませんね。
“一対一(サシ)でやるならカイドウだろう”と言われる最強生物カイドウを、みんなの力を結集してダメージを与え、最後にルフィがとどめ。
“スタンピード”パターンですな。
よしっ、それでいこう!(誰?)
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