せっかく咲いた近所の梅の花が冷たい雨に震えている様子を見て、一句ひねったりできたら良いのにと想う詩才のないゾリラバです、こんばんは。
なんと本日2回目の更新です。
コミックスの感想、終わらせておかないと、日曜はアニメ、月曜はジャンプと続きますからねー。
第929話 “ワノ国将軍 黒炭オロチ”
ルフィは決して人の下につくタイプではない、ということはよく言及されますが、実は麦わらの一味はわりとみんなそう。
ゾロはシャボンディでウルージさんから“人の下につくような男には見えない”と評されていましたし、ロビンやナミやチョッパーも長いこと一人で生きてきて、船長がルフィだからこそ、一味に加わって海賊をやっています。
フランキーだってそう。
ウォーターセブンで大勢の子分達を従え一家の棟梁だったフランキーは、元々アニキ気質です。
そのフランキーが、伝説の大工港友さんに弟子入りして、何週間も人の10倍働いてきたのは、ひとえにカイドウの屋敷の見取り図を手に入れるため。
その苦労が無駄になる過程が5ページにわたって描かれました。
笑うとこなのにフランキーが気の毒過ぎて笑えません。
他方、一人絶賛迷子中のゾロは、トの康という太鼓持ちの道連れを得て、どこへ向かっているか本人を含め誰もわからないファンタジスタ路程からは抜け出せた模様。
しかし、いつどこで仲間達と合流できるんでしょう。
鬼ヶ島討ち入りまで会えないかもね。
そして仲間達は、長いことゾロがいないことを誰も気に留めてないというね(笑)
よくあることなんだろうな…。
麦わらの一味が海賊で、船で移動しているのでなかったら、ゾロはとっくの昔に一味からはぐれていただろうなぁ。
サブタイトルになっている黒炭オロチは、今回ようやくその姿を見せましたが、なんかねー。
ビジュアル的にも性格的にも小者感いっぱいで、どうも語る気が起きないというか、食指が動かないというか。
圧倒的強者感があったカイドウの初登場シーンと比べても、将軍オロチは残念な印象が否めません。
やはりカイドウの傀儡に過ぎないバカ殿なのか?
第930話 “えびす町”
太鼓持ちのトの康に連れられてゾロがやって来たのは、同じ花の都の“おこぼれ”で暮らしていても、九里の“おこぼれ町”とは違ってなんだかみんな明るい“えびす町”。
ゾロがここに来たことには、なんの意味があるのかな?
どのようにこの後のストーリーに繋がっていくのでしょう。
そして場面は変わって鬼ヶ島。
珍しくカイドウが取り乱していると思ったら、なんとビッグ・マム海賊団が早々とワノ国に接近中でした。
ビッグ・マム本人を先頭に、長兄のペロスペロー以下、幹部も大勢クイーン・ママ・シャンテ号に乗っています。
しかしあわや滝登りの末に上陸かと思いきや、大看板の一人キングが飛来し、あっという間に船を滝壺に蹴落としました。
仲良くなさそうなクイーンは認めていないかもしれませんが、名前からしても多分キングが大看板の筆頭なのでしょうね。
見るからに強そうです。
そして、今回の感想が2回にわたる原因となったサンジのあれ!
そう、あれです。ジェルマのレイドスーツですよ!
変身への期待が一気に高まります。
ワンダバダバダバ♪
第931話 “おそばマスク”
サンジのレイドスーツがどんな仕様なのか、あれこれ考察を巡らせた1週間は、とても楽しかったです。
はい、たとえ予測が見事にはずれようとも。
興奮のあまりチョイ見せだけで記事を1本書いてしまうほどに。
サンジのレイドスーツは、まさかのステルス・ブラック。
改めて伏線大魔王尾田っちに唸らせられた回でした。
サンジの変身シーンを早くアニメで見たいよい。
一方、念願かなってオロチ将軍からお座敷がかかったおロビことロビン。
城内をこっそり探索中のところ、将軍お抱えのお庭番衆に見つかってしまいます。
さて、このピンチ、どうやって脱出するのか。
そして更に場面は変わり、九里ヶ浜のチョッパーサイド。
お菊、チョッパー、モモの助、お玉ちゃんという面子が、浜辺で大変なものを拾ってしまいました。
なんと打ち上げられていたのは、記憶を失ったビッグ・マム。
どーすんだ、これ…。
あちこちで緊迫感が高まったところで、92巻はおしまいです。
続きは3ヶ月後に持ち越しだよい。