ONE PIECEを10話連続でじっくり読めるのはまた格別の喜びだなーと、昨日からコミックス巻102を眺めてはニヤニヤしているゾリラバです、こんばんは。
毎週ジャンプで最新話をワクワクしながら読む楽しみとはまた別の一気読みならではの愉悦。
昨日は前半の5話の感想を書きましたが、今日は後半の5話の感想、いってみましょう。
以下、一昨日発売のコミックス巻102に収録された“ONE PIECE”の内容に触れますので、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
第1031話 “科学の戦士”
“天王山”というサブタイトルがついたコミックス巻102の収録話の中でも、個人的には最も盛り上がった第1031話。
特に麦わらの一味の両翼であるゾロとサンジのハードボイルドな信頼関係に、エモが爆発したゾリラバでした。
クイーンとの戦いの中で望まぬ外骨格の発現が起き、ニジ達兄弟のように強靭な身体と引き換えに心を失うのではないかと動揺するサンジが頼ったのは、普段顔を合わせればいがみ合っているゾロ。
ゾリラバのゾロ‼︎
あ、またゾリラバのって野心でちゃった。
心を失い暴走する自分を止められるのはゾロだけだというサンジの信頼。
決戦のあと…おれが“正気”じゃなかったら
お前がおれを殺せ
そして細かい事情はわからなくても、サンジの切迫した頼みを受け止めつつ、背中を押すゾロの男気。
だったらてめェ…それまで死ぬなよ‼︎
くあー‼︎
熱い‼︎
両翼の覚悟と信頼がこの上なく熱い‼︎
第1032話 “おでんの愛刀”
マルコ、イゾウ、ヤマトなど重要な助っ人達や、アプー、CP0などの曲者どもの動きなど、各地の戦況が描かれた第1032話。
ワノ国編は、どうやらこれまでのように敵の大ボスを倒せば終わり、という感じではないぞという雰囲気が、前話くらいから漂っていましたが、アプーがCP0を挑発して結果的に足止めに回るという意外な展開になりました。
そして後半は、待ちに待ったゾロvsキング戦の続きです。
一瞬の油断が命取りになる緊迫した戦いを繰り広げながら、冷静にキングの弱点を探るゾロ。
こういう時、ゾロの戦闘センスというか分析力が光りますね。
普段は仲間(特にサンジくんとナミさん)からアホ呼ばわりされる麦わらの一味の船長と剣士ですが、ルフィもゾロも強敵と戦いながら戦闘中に猛スピードで成長するところはさすがです。
サブタイトルのとおり、おでんから受け継いだ“閻魔”の振る舞いも気になるところ。
第1033話 “霜月コウ三郎”
第1031話が最もエモが湧いた回なら、この第1033話はとうとう姿を現した霜月コウ三郎に驚き、幼少期のゾロのラブリーさに身悶えした回でした。
カタクリとの死闘のさなか、ルフィがしばしば師匠レイリーの言葉を思い出したように、キングに追い詰められたゾロが思い出すのは、故郷シモツキ村でスナッチという言葉を教えてくれた“村のジジー”。
ゾロの中で、くいなの祖父である“村のジジー”と伝説の刀鍛冶霜月コウ三郎が繋がった時、ゾロは“閻魔”が自分を「選んで」自分の元に「試しに来た」ことを悟ります。
そしてこの日を全世界のゾロファンはどれだけ待ち望んだことでしょう。
ゾロの覇王色、確定、キター
♪───O(≧∇≦)O────♪
ドンドットット、ドンドットット♫
第1034話 “サンジvsクイーン
ゾロに万一の場合の自分の始末を頼み、後顧の憂いを絶ったサンジは、迷いが吹っ切れたのか、いよいよクイーンと真っ向勝負に臨みます。
元研究仲間のヴィンスモーク・ジャッジに並々ならぬ対抗心を燃やすクイーンは、ジェルマの科学の粋=ジャッジの息子達と考え、その技を研究していたようです。
しかし、クイーンが繰り出す“兄弟”達の技をしのぎながら反撃の機会を伺うサンジもまた、戦いの中で新しいステージの技を体得しました。
その名も、“悪魔風脚(ディアブルジャンブ)”を超える“魔神風脚(イフリートジャンブ)”‼︎
クイーンの巨体が、細身のサンジくんの蹴りで吹き飛ぶシーンは、何度見てもスカッとします。
大看板の一角を崩すと同時に、ジェルマの科学をも越えた暗示でもありますね。
勝者サンジコールも熱いぜ‼︎
第1035話 “ゾロvsキング
そしてコミックス巻102の最後を飾るのは、大トリに相応しいこの対戦カード。
ゾロvsキング‼︎
べべんっ‼︎
鉄壁の防御力と圧倒的火力を持ち、弱点など無さそうだったキングですが。
“閻魔”の力を我がものとし、覇王色の覇気を自覚して、キングの攻略の糸口も見出したゾロに、もはや死角なし。
“閻魔三刀龍”の枕詞も美しい、覇王色をまとった飛ぶ斬撃で、ついに四皇カイドウの右腕を沈めました。
意外な素顔にちょっとときめき、カイドウとの出会いのエピソードにちょっと心動かされたのも束の間、キングさん、ご退場です。
SBSの感想はまた明日書きますね。