最初から最後までゾロ祭りの今週のワンピースを読んで興奮で眠れなくなり、寝不足のまま月曜の仕事を乗り切ったゾリラバです、こんばんは。
社会人としての自覚に欠けていると言われようが、月曜0時のワンピ拝読はやめられません。
特に今週は、ゾロファンにとって待ちに待った過去回想の一部が登場ですよ!
いわばゾロのゾロによるゾリラバのための(違う)ゾロ回!
早速感想いってみましょー!
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
燃えるキング
ゾロが剣を突き立てた途端に爆発し、しかも自分は無傷なキング。
ゾロは咄嗟に武装色の覇気で防御したので助かりましたが、ゾロをして一歩間違えれば死んでいたと思わせるほどの大爆発でした。
これはどういう仕組みなんでしょうね。
ルナーリア族は“発火する種族”と言われていましたが、攻撃を受けると爆発するなんて、まるでパンクハザードのスマイリーみたい。
サンジと戦っているクイーンの解説によれば、キングを除いて絶滅してしまったルナーリア族というのは、「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」だそうです。
その説明からは、底知れない強靭さ、頑丈さ、生命力などが想像されますが、突くと爆発する仕組みはよくわかりません。
大昔には「神」と呼ばれ、あらゆる環境下で生存でき、名前がルナーリア族、と来れば、どうしても資源不足の月から地球にやって来た人々を連想しますね。
それだけ強い種族が絶滅したというのも、空白の100年に、世界政府を作り上げた20人の王達と「ある巨大な王国」との間で起きたであろう戦いを彷彿とさせます。
でもなぜ、どうやってルナーリア族が滅んだのかまでは、クイーンも知らないようですね。
サンジに「そんな奴らがなぜ絶滅するんだ?」とツッコまれてるし(笑)
サンジ君、至極真っ当なナイスツッコミ!
それにしても、キングと顔を合わせれば罵倒し合ってるクイーンですが、その強さには絶対の信頼を置いているようです。
そこは麦わらの一味の双翼と同じなんだなー。
暴れる“閻魔”
一瞬の隙が命取りになりそうなキングとの死闘の最中に、“閻魔”がゾロの意思と無関係に暴れています。
先週は、ゾロのピンチに発奮してパワーアップを促しているのか、はたまた聴こえてきた日和の三味線の音に反応したか、と書きましたが、どうやら前者のようです。
暴れる“閻魔”に翻弄されるゾロを見て、キングが
刀に足を引っ張られる剣士‼︎
初めて見たぞ‼︎
と揶揄するほど。
しかし、覇気を勝手に放出する“閻魔”に手こずりながら、ゾロの思考は自らの3本の愛刀の来歴に向かって行きます。
三代鬼徹と和道一文字
キングの“貂自尊皇“の攻撃(何度見ても顔がアホ過ぎて笑える)により、いったん手や口から落としてしまった三代鬼徹と和道一文字を見て、それぞれの剣との出会いを思い出すゾロ。
もうね、そのシーンが、懐かし過ぎてホント泣きそう。
東の海はローグタウンのイッポンマツさんから、「妖刀」と言われていた“三代鬼徹”を譲り受けた時から、ゾロは自分の力で刀に「主人」であることを認めさせ、服従させていました。
それが現状打破のための第1のヒント。
そしてくいなが亡くなった時にコウシロウ先生から譲り受けたくいなの形見の“和道一文字”。
“閻魔”と同じく“霜月コウ三郎”が打った刀だと、鬼ヶ島討ち入り前に天狗山飛徹から聞いた時にはピンと来なかったゾロですが。
今回、“新世界”のワノ国の侍が打った刀が、ゾロの故郷である“東の海”の辺境シモツキ村にあったことの奇妙さに、ようやく気づいたようです。
羽裏双皇(バリゾウドン)
キングの技は、“うどんシリーズ”で攻めて来るかと思いきや。
またまた斜め上から変なのキターwww
これはウドンと言いつつ、全く関係ない「罵詈雑言(バリゾウゴン)」という言葉から来てる技名でしょうね。
うどん、全然関係ない!(笑)
でもキングの技名は、“貂自尊皇”とか“羽裏双皇”とか“炎皇”とか字面だけ見るととってもカッコいいんですwww
プテラノドンと脚韻を踏んでいるところも、個人的には好き。
ドンっ!
村のジジー
ゾロが「スナッチ」という言葉を教わった“村のジジー”が、ワノ国を不法出国してシモツキ村を作った名工霜月コウ三郎であることは、既にコミックス96巻のSBSで読者には明かされていました。
そして今週、ようやくゾロも、ワノ国とシモツキ村との関係や、自らの愛刀との出会いの意味を、命がけの戦いの中での“閻魔”の振舞いから悟ったようです。
ちなみに、自分の師匠の父親を「ジジー」呼ばわりするのは、礼を重んじるゾロらしくないと思っていましたが、今週の回想を見ると、亡くなるまでくいなの祖父、すなわちコウシロウ先生の父親とは知らなかったんですね。
納得。
そしてようやく長年謎だった霜月コウ三郎の姿を見ることができました!
………ちょっと想像していたイメージと違ったけど!
ゾロや霜月牛丸のようにいかにも剣士然としたシュッとした感じとは違う、ゴリラ顔だけど!
どちらかと言えば、尾田っちが名刀の擬人化を描いてくれとファンに言われてSBSで披露した顔みたい。
和道一文字を擬人化した顔が歳とったらモロに霜月コウ三郎じゃん⁉︎
さすが名工の刀鍛冶(笑)
コウシロウ先生もくいなも母方に似たんですかねー。
性格も穏やかなコウシロウ先生とは違って、頑固一徹な職人気質のようです。
霜月コウ三郎の教え
それにしても、これまで描かれたゾロの子供時代より更に幼い頃のゾロがラブリーすぎて、なかなか先に進めませんでした。
まだ刀身よりも身体が小さく、顔も子供らしく丸いから、カラーだと今以上にマリモっぽいんだろうな(笑)
それでも真剣をもらって目を輝かすところは、今の面影がありますね。
さて、幼いゾロに初めて真剣を与えた霜月コウ三郎によると、“妖刀”とは弱者には扱えない“名刀”のこと。
“妖刀”と呼ばれればそれは「誉れ」であり、名刀は人間を見て、己に見合った剣士を選ぶと。
そのコウ三郎が若い頃に作った「人生最高の一振り」の名刀に与えた名前が、地獄の大王の名。
ようやくゾロの中で、村のジジーと霜月コウ三郎、そして彼の最高傑作と“閻魔”がつながりました。
来たんだな…おれを選んで
おれを試しに‼︎
うおーっ‼︎
熱い‼︎
ローグタウンで三代鬼徹にゾロが腕を差し出した時の感動が蘇りますわ。
20年越しの伏線回収と言っても過言ではないでしょう。
ゾロの覇王色確定
一見暴走に見えた“閻魔”の勝手な覇気の放出が、自分の力不足によるものと理解したゾロは、何かを悟ってステージが上がったようです。
ワノ国編が始まってから、ワンピース考察界をにぎわした「ゾロは覇王色の覇気を持っているか」論争に、今週ようやく決着がつきました。
覇王色の最もわかりやすい特徴である周囲の人間の気絶!
海賊王ロジャーの右腕であるレイリーが優れた覇王色の覇気の持ち主であるように。
未来の海賊王の横に立つべきゾロも、とうとう覇王色の覇気が目覚めました!!!!
ピーヒャラピーヒャラ♪
ルフィとの出会いを思い出すゾロの、不敵な笑みとセリフがもう最高の最高なり。
うおーっ‼︎
ゾロにとって何よりも重い「約束」が、現在の窮地を救う覚醒の引き金となることを、ゾリラバ、確信しております。