今週のゾロとキングのバトルを早くアニメで観たくて仕方ない万年ゾロ熱中症のゾリラバです、こんにちは。
キングの美しい素顔が明かされた今週、とさかを後ろに引っ張る“貂自尊皇(テンプラウドン)”の技のアホみたいな顔とのギャップが可笑しくて可笑しくて(そこ?)。
今週も語りたいことが多すぎてアワアワするレベルのONE PIECE、昨日の感想の続きからいってみましょー!
政府の実験体だったキング
今週、短いキングの回想シーンで、キングがカイドウに出会った経緯が描かれました。
絶滅したとされるルナーリア族の生き残りだった少年アルベル(キングの本名)は、なんと政府に捕らえられ、「耐久実験」をされていたようです。
…ひどいことするわ。
ルナーリア族が「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」という通説が本当かどうか確認するために政府がキングを実験していたのか、あるいは政府が繰り返した「耐久実験」によりルナーリア族がそう言われるようになったのかは、よくわかりません。
でも、800年前に滅んだはずのルナーリア族のうち、なぜキングだけが生き残ったのか。
当然、キングにも親はいたでしょうし、脈々と密かに命を繋いできた人々がいたはずです。
歴史の彼方に消えたと言われるルナーリア族ですが、キング以外に生き残っている人が本当にいないのか、気になるところですね。
それにしても、ゾロが看破したようにルナーリア族は不死身ではありませんが、環境適応力は抜群なのだから、世界政府が意図的に滅ぼそうとでもしない限り、簡単に絶滅したりしなそうです。
やはり、800年前に世界政府を作った20人の王達に滅ぼされたとされる「ある巨大な王国」と無関係とはとても思えません。
キング(というかルナーリア族)にかかっている「通報だけで1億ベリー」という賞金も、世界政府が執拗にルナーリア族を追っている証左でしょう。
カイドウとの出会い
キングが政府の実験体として捕らえられていたのは、パンクハザードでしょうね。
背景の建物に「PH-006」という文字が見えます。
カイドウ自身も何度も政府に捕まり、パンクハザードで血統因子を採取されたりしていた(後にモモの助が食べた人造悪魔の実に結実)ので、自分が逃げ出す時にアルベル少年を救い出したということでしょうね。
命の恩人であり、世界政府という超巨大な敵から長年庇護してくれたカイドウに、キングが恩義を感じて、単なる部下以上の気持ちを持っていることは想像に難くありません。
おれの陰にいろ‼︎
誰にも渡さねェ‼︎
とか言われたらそりゃ惚れるよね。
クイーンよりだいぶ若いのに、キングの方が右腕としてNo.2の地位にあるのも、百獣海賊団結成前からの腹心だったからなんだろうなー。
キングの技名うどんシリーズ
カレーうどん(火龍皇=かりゅうどん)、キター‼︎
たぬきうどん(丹弓皇=たんきゅうどん)、天ぷらうどん(貂自尊皇=てんぷらうどん)と来れば、そろそろ来るとおもってましたよ。
途中、罵詈雑言(羽裏双皇=ばりぞうどん)という、“うどん、関係ねぇー!”というボケまで挟み込んでの起承転結あるうどんシリーズ、お見事です。
しかも最後は大サービスの大盛りカレーうどん(御守火龍皇=おおもりかりゅうどん)‼︎
いやホント、お見事です。
マグマみてェな炎
尾田っちのネーミングセンスの冴えはひとまずおいといて、ゾロがキングの“火龍皇”を「マグマみてェな炎だ‼︎」と言ったことに、ゾリラバ大注目です。
これは、エースが敗れたサカズキのマグマに、将来ゾロが打ち勝つ布石ではなかろうか⁉︎
先読みし過ぎ?
願望入り過ぎ?
人間だもの。
夢見たっていいジャナイ?
閻王三刀龍一百三情飛龍侍極
ついに四皇カイドウの右腕キングを倒したゾロの進化技。
これは細かく考察せねばなりますまい。
まずは“閻王”について。
海賊王ロジャーの右腕だったレイリーは、“冥王”という二つ名を持っています。
冥王(プルート)とはローマ神話に登場する冥府(死者の世界)を司る神。
そして閻王は閻魔様、すなわち仏教やヒンドゥー教の冥界の王です。
宗教は違えど、死後の世界の王という点は同じ。
これはもしや⁉︎
ゾロの二つ名は初期からずっと「海賊狩り」ですが、そろそろ海賊王の右腕にふさわしく「閻王」に変わる前触れではないだろうか!
夢見たっていいジャナイ‼︎
そしてこれまで技名に冠されていた“三刀流”が“三刀龍”に。
ワノ国は敵も味方も龍のモチーフがたくさん登場しますが、ゾロの進化技には龍が2つもついてますね。
三刀龍でキングのマグマ龍を斬るというカッコ良さよ。
“一百三情飛龍侍極”というのは何でしょう。
これは、山東京伝が書いた『一百三升芋地獄』が元ネタではないかしら。
もちろん“飛龍侍極”は“飛竜火焔”の進化技でしょうから、二重の意味で凝ったネーミングですね。
ちなみに、『一百三升芋地獄』は、人を胸やけさせた罪で地獄に落とされるさつま芋とか、和尚に精をつけさせた罪で断罪される山芋とかが登場する、超シュールなお話(笑)
山東京伝は江戸時代の人ですが、現代の日本の漫画にも通じるお笑いセンスがあるような。
いかにも尾田っちが好きそうだなと(笑)
ゾロの覇王色
ゾロが覇王色の覇気持ちであることは、百獣海賊団の雑魚達を気絶させたことで確定しました。
更にキングとの戦いでは、覇王色の覇気をまとっている描写と思われる黒い稲妻が発生しています。
ルフィがカイドウとの闘いで“「覇王色」も……まとえるんだろ……‼︎”と悟り、カイドウが一握りの強者だけな、と応じた「覇王色の覇気をまとった」闘いを、早くもゾロが会得しているということ?
ルフィでさえようやく使えるようになった覇王色の覇気をまとった技を、ゾロもほぼ同時に使いこなしてるってことですよね?
うわー、ぞくぞくするっ!
ま、ヤマトも使ってるけどね…(ぼそっ)
長くなりましたが、ゾロの進化っぷりはまだまだ語りきれません。
またどっかでまとめたいと思います。
キングの羽と刀が折れたようなので、次回はゾロの「勝者」コールが聞けそうですね♪