ワンピース第1075話“研究層DEATH GAME”感想・考察(その2)ルッチと共闘⁉︎敵対したセラフィムと謎の命令者

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ワンピース第1075話“研究層DEATH GAME”感想・考察(その2)ルッチと共闘⁉︎敵対したセラフィムと謎の命令者

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閉ざされた空間で見えない敵の悪意が迫ってくるエッグヘッドの状況が、まるで本格ミステリーの謎解きのような様相を呈していることに、興奮を抑えきれない推理小説好きのゾリラバです、こんにちは。

ベガパンク“知(ピタゴラス)”を襲ったのはセラフィムだったということが今週判明しましたが、じゃあ、セラフィムを動かしているのはいったい誰なのと。

では早速、昨日の感想の続き、行ってみましょう。

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

ウソップとフランキーと悪と欲

4組に分かれたベガパンク本体(ステラ)捜索チームの最後のひとつは、ウソップ、フランキー、“悪(リリス)”、“欲(ヨーク)”の組み合わせ。

4チームで唯一、4人編成ですね。

4人が並んで和気藹々とおしゃべりしている様子を見ると、“悪”とか“欲”というネーミングは合ってないなーと改めて思います。

ベガパンク自身がそんなに悪いとこも欲深なとこもないから、分身も愛すべきキャラなんでしょうか。

 

そしてC棟(左)3階を探索していたこの4人が、何者かに襲われ爆破された“知(ピタゴラス)”に遭遇したわけですね。

元々頭が取れる仕組みのピタゴラスは、身体が爆破されても無事だったようですが、犯人はまだ立ち去っていませんでした。

ピタゴラスに続いて餌食になったのは“欲(ヨーク)”。

なんと襲撃犯は、セラフィムのS-スネーク(ハンコックモデル)でした。

自分(ベガパンク)が生み出したセラフィムに何の疑いも持たず近づいたヨークを、「メロメロメロウ」で石にしたハンコック型セラフィム。

かわいい…。

じゃなかった。

厄介な奴が敵になってしまいました。

いつも強気で好戦的な“悪(リリス)”でさえ、「戦って勝てるわけないじゃろうが‼︎」と悲観的なコメントです。

 

ルフィとゾロにも

暴れ出したセラフィムは、S-スネークだけではありませんでした。

A棟司令室で留守番をしていたルフィとゾロの前に現れたのは、S-ベアとS-ホーク。

奇しくもモデルであるバーソロミュー・くまと鷹の目ミホークは、ルフィとゾロが2年前に完全敗北を喫した相手です。

クロコダイル、ゲッコー・モリア、ドフラミンゴと次々に王下七武海を倒して来たルフィが、倒していない元王下七武海でもあります。

こういう盛り上げ方、ホント尾田っちは天才ですよね。

 

麦わらの一味がみんな探索に出ているのに、ルフィが大人しく司令室で留守番しているのは珍しいと思いましたが。

メタ的な視点でいえば、ルフィとゾロを司令室に残したのはなるほどこのためかと。

 

ルッチとカクとの共闘なるか

くまやミホークの能力を持ったセラフィム、彼らに一度は負けたルフィとゾロ、そしてそのルフィとゾロにタイマンバトルで負けたルッチとカク、という組み合わせはワクワクしますねぇ。

役者が揃ったという感じです。

 

ポイントは

 

錠をつけたまま死なせたら後味悪ィからよ

 

とルッチ達を守るゾロがカッコ良すぎるということ。

ではなく(いやそうなんだけど)。

実際にルッチやカクを解放して、2対4の共闘が見られるかということですね。

 

ルッチ達から解放と一時的な共闘を提案されたルフィとゾロの「いやそう」な顔が、ホント最高です。

ワノ国編では白ひげやおでん様の「いやそう」な顔がたくさん描かれて、ゾリラバ的には大いに笑ったお気に入りなんですが。

尾田っちも気に入ってるのかもね(笑)

あからさまに「こいつら解放したらいろいろ面倒くさそう」という気持ちが顔に出てるルフィとゾロですが、この2人の表情にむしろなんだか余裕を感じるのはゾリラバだけでしょうか。

「めんどくさい奴らだけど、あとあともし向かってきても今なら抑え込めるだろう、でも面倒なことにはかわりないな」とルフィとゾロも感じてるからこその「いやそう」じゃないかしらと。

おそらく解放して共闘の流れになりそうですよね。

ただ、五老星のジェイガルシア・サターン聖が向かって来ているので、ここでルッチ達を解放することがどういう意味を持つのか。

セラフィムがCP0も攻撃対象としているということは、それを命じた者が世界政府側だとしたらルッチ達の口封じをしようとしてるのでしょうか。

 

ウォーターセブン編でスパンダムのクズに敗北の責任を全て負わされ、ルッチ達が政府のお尋ねものになった時は、もしかして味方になるかとワクワクしたものです。

だから、2年後にマリージョアで再び“政府の犬”になっていたルッチにはちょっとがっかりしたのですが。

もしセラフィムの黒幕が五老星なら、口封じされそうになったルッチ達が今度こそ政府に反旗を翻す展開、来ないかなー。

来るといいなー。

 

セラフィムを操る者

さて、少し先走って、セラフィムを動かしているのは世界政府ではないかという前提で話をしてしまいましたが。

ベガパンク(サテライト)の停止命令を無視してセラフィムが暴れ始めたのは、「威権順位」がより高い人間の命令によって上書きされたから。

その可能性があるのは、ベガパンク本人と五老星(電伝虫はダメ)のみです。

 

ベガパンク本人(ステラ)とサテライトの間で威権順位に差があるとは、これまで明言されていませんでしたが。

今週の“正(シャカ)”の発言からすると、本人はサテライト達より威権順位が上ともとれます。

 

でも、もしベガパンク本体がサテライトの命令を上書きできるとしてもですよ。

誰彼かまわずセラフィムに攻撃させる意味が全くわかりません。

また、サテライトの誰かが裏切り者という可能性は、彼らが1日1回、PUNK RECORDSを通じて体験と知識を共有していることから考えると、ちょっとあり得ない気も。

 

もし本体とサテライトの威権順位が同格であれば、ステューシーが言っていたように命令の上書きはできないことになりますし、上書きができてもベガパンク本体がセラフィムを暴れさせる理由がない。

そうなると、襲撃命令の黒幕は五老星一択ということになります。

 

実はすでにサターン聖が到着しているのか。

あるいは五老星がセラフィムに会う機会が過去にあって、時限的に発動、あるいは特定の条件を満たしたら発動するような命令を与えられていたか。

ベガパンクの脱出はルフィ達の力を借りても容易ではないだろうという黄猿の妙な自信からしても、黒幕は五老星のような。

 

それから、あちこちのカメコを破壊して回っている人物。

シルエットはサターン聖に似てないこともないけれど、そんな細かい雑用を五老星がやるかしらという気もします。

まだ着いていないエッグヘッドに、自分の分身を飛ばせる能力とかなら分かるかなぁ。

自分で書いていて「何ソレ」とツッコミ入れてますけど(笑)

 

分身を一定の範囲内なら操れる能力。

何なら対面でセラフィムに直接命令することもできる。

 

何ソレ…

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. 匿名 より:

    筋道をしっかりと立てられた考察ですよね!
    サテライトでは、判明したときのインパクトも弱いかもしれませんしね…。
    二面性がありそうなベガパンクか?クローンのサターン聖か(わかんないですが)?
    楽しみに待ってみたいと思います!

    • ゾリラバ より:

      ありがとうございます。次回の展開、楽しみですね‼︎

      • 匿名 より:

        お疲れさまです♪
        犯人を2択から1択へ絞ってみました。
        犯人=パンクレコーズ
        自我を持ってしまったら、システムそのですしね(ベガパンクの脳だから)。
        それとセラフィムの命令権を所持できるかも?
        動機としては「海へ連れてってクエーサー」の発言。
        見捨てると判断し、生き残るためにドーム内の人間を排除する…みたいな。
        まぁこれもわかんないですが、この1択にしてみました。汗

        • ゾリラバ より:

          なるほどAIの暴走みたいな感じでしょうか。ただ、PUNK RECORDSが意志を持ってセラフィムを動かせるなら、同期しているサテライト達が影響を受けていないのが解せない気もするんですよね。

  2. バギーラバ より:

      初めて描かれるゾロの「イヤそう顔」に
    ゾリラバさんが石化(メロウ化)してないか心配してましたが
    記事が無事に更新されてて安心さながらに安心しました!

    • ゾリラバ より:

      バギーラバさん、ブードル町長さながらのご心配ありがとうございます(笑)石化しかかりましたが踏ん張りました。

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