花冷えと呼ぶには早く、寒の戻りと呼ぶには遅い3月の冷たい雨に、春の訪れが待ち遠しい、あなたの妖精ゾリラバですこんばんは。
ワノ国編も盛り上がってきたONE PIECE最新コミックス92巻の感想、さ、早速行ってみましょう。(↑自分で言った冒頭挨拶が少し恥ずかしくなった模様)
なお、それぞれの話ごとに、ジャンプ掲載時のリアルタイム感想のリンクを貼っておきますので、ゾリラバが大きく外した予想などを読みたい方はそちらもあわせてどうぞ。
第922話 “百獣海賊団総督カイドウ”
カイドウが初めてルフィ達の前に現れたところで「つづく」となった前91巻。
空を覆うような巨大な龍の姿のカイドウを見て、ルフィとその後を追うローは、仲間をおでん城跡に残しておこぼれ町に向かいます。
しかし今やカイドウの有力な部下になっている“最悪の世代”のひとり、バジル・ホーキンスが、おでん城趾にルフィとローがいると言ったため、カイドウはサンジ達がいるおでん城趾をなんと遠距離からひと息で破砕してしまいました。
それを見て、怒りのバロメーターが一気に振り切れたルフィは、一人カイドウに戦いを挑みます。
第923話 “四皇カイドウVSルフィ”
おでん城趾にいた仲間達だけでなく、お玉ちゃんを託したスピードまでカイドウにやられたのを知って、ルフィはカイドウに次々と大技の攻撃を繰り出します。
それを避けるでもなく正面からすべて喰らってもなお、全くダメージを受けていないカイドウ。
そして、カイドウの金棒によるワンパンで沈むルフィ。
カイドウVSルフィ戦第1ラウンドは、カイドウの完勝でした。
アラバスタで最初にルフィがクロコダイルに挑んだ時のような、あるいはガレーラカンパニーで初めてルッチと対峙した時のような、圧倒的な「どーすんだ、これ」感がありますね。
第924話 “は”
第924話は、物語が動いて新しい情報がたくさん出てきただけでなく、まさかのロビンの変顔が出て、いろいろな意味で衝撃的な回でした。
新しく提示された考察マインドが疼くネタだけ挙げても
◯ 海楼石の加工技術
◯ キッドの“覇王色”
◯ 酒天丸の正体
◯ 兎丼の謎の囚人
と、盛りだくさん。
そして多くの謎が示されたところで、ワノ国第1幕は「完」となりました。
第925話 “ブランク”
第1幕の「完」で、舞台はなんとミホークとペローナが暮らすシッケアール王国へ移ります。
扉絵で一緒に畑を耕したりして、仲良くやっている様子が伺えたミホークとペローナですが、漫才のような痴話喧嘩のようなやり取りが楽しい。
新聞でモリアが生きていると知り、シッケアール王国を出ていこうとするペローナに、今ここを出るのはいい判断かもしれん、というミホーク。
「“世界会議(レヴェリー)”の妙な議題」という新たな謎が提示されます。
そしてその話題のモリアは、今や四皇の一角を占める黒ひげティーチが根城としているらしい海賊島“ハチノス”に乗り込んでいます。
なんとモリアの腹心だったアブサロムが殺され、サンジが羨んでいたスケスケの実の能力は、あろうことかシリュウに奪われたことが明かされました。
更に驚きだったのは、頂上戦争時点で0だったティーチの懸賞金が、わずか2年で22億4760万ベリーに跳ね上がっていたこと。
ビッグ・マム編を経てルフィの懸賞金も一気に15億に上がりましたが、ティーチは更にそのはるか上をいっていることが判明しました。
そして、しばらくこうしてワノ国以外の様子が描かれるのかと思ったら、意外にあっさりワノ国の第2幕の始まり。
イヌアラシと剣を交える酒天丸ことアシュラ童子が、簡単には仲間になりそうもない様子が描かれるとともに、ジャック以外の百獣海賊団“大看板”キングとクイーンが初登場です。
ゾウを壊滅寸前まで追い込んだジャックを“ズッコケジャック”呼ばわりする二人の「兄御達」の大物感よ…。
まだ92巻の半分も進んでいませんが、ここんとこの睡眠不足が祟って眠くなってきたので、続きはまた!
最新コミックス92巻のSBS(尾田っちのびっくりネタばらし有り)に関する感想・考察記事はこちらからどうぞ。