仕事が入ってしまった土曜日は、さくらんぼの入っていないチェリータルトを食べているような気分になるゾリラバです、こんばんは。
美味しいんだけどなんかね。みたいな。
もう土曜日も残り少なくなりましたが、気を取り直して、まったりとワンピースを語りたいと思います。
今日5月13日は、海賊王の右腕“冥王”シルバーズ・レイリーの誕生日であり、ルフィが航海の一番最初に救った友人であるコビーの誕生日でもあります。
レイリーについては既に何年か前にキャラ語りをしたので、今年は最近も台風の目となっているコビーについて、熱く語りたいと思います。
Contents
ルフィとの出会い
コビーは、ルフィが2年前、“海賊王”を目指して「東の海(イーストブルー)を出航して最初に出会った人物です。
釣りに行こうとして誤って女海賊アルビダの海賊船に乗ってしまい、雑用としてこき使われていました。
樽から飛び出してきたルフィの生き方に感銘を受け、ルフィの力を借りてアルビダから逃れることに成功。
その後、シェルズタウンで、ルフィ、ゾロと共に圧政を敷いていたモーガン大佐を倒し、夢だった海軍に入隊します。
当時のコビーは、臆病で「無理無理無理‼︎」が口癖の泣き虫でしたが。
その後、縁は異なもの、「海軍の英雄」にしてルフィの祖父であるガープ中将の部下となり、かつては敵だったモーガン大佐の息子ヘルメッポとともに、海軍の中で急成長を遂げることになります。
ルフィとの再会
海軍将校になって悪い奴を捕まえるのが子供の頃の夢だったコビーにとって、海賊として成長を続けるルフィは、「倒さなくてはならない敵」なわけですが。
海軍中将でありながら究極の自由人であるガープじいちゃんのおかげで、ウォーターセブンにいたルフィと再会を果たすことになります。
もうね。
ルフィの祖父が「海軍の英雄」であることも、本編初登場のガープじいちゃんの個性も衝撃的でしたけど。
コビーが、心身共に立派になって、別人疑惑が生じるほど成長していたのには驚きましたわ。
成長期にも程があるだろ‼︎というくらい背も伸び、海軍の厳しい鍛錬に耐えたせいか、ダルダル(ルフィ談)だった身体も引き締まり、一年も経ってないのにすっかりイケメンになってました。
「雑用」からスタートした階級も曹長になっていて、弱冠16歳にして既に将校一歩手前まで来ていましたね。
ワンピースの海軍は、海賊時代の徹底した実力主義のせいか、早い人は本当に出世が早いですわ。
その時、ルフィの大きさ、強さを改めて実感したコビーが口にしたのは、海軍大将になる夢。
コビーの成長に伴い、夢も「海軍将校」から「海軍大将」へと大きく成長しました。
しかしその後間もなく起きた頂上戦争では、ルフィと相見えたコビーがワンパンで倒され、まだまだルフィには遠く及ばない実力であることが証明されてしまいます。
「2年後」のコビー
そして2年後。
ルフィも修行を経て格段に強くなりましたが、コビーの海軍内での昇任と世間での評判の上がり方は凄かった‼︎
頂上戦争で目覚めた「見聞色の覇気」の卓越した使い手となり、階級も、わずか18歳にして大佐に上がっていましたね。
超絶スピード出世の理由のひとつと思われるのが、「ロッキーポート事件」です。
最近、少しずつ概要が明かされて来ていますが、まだまだ詳細は分かっていません。
ロッキーポート事件について、現時点で分かっているのは
○ 事件をきっかけにコビーが「海軍の英雄」と呼ばれるようになったこと
○ トラファルガー・ローが首謀者とされていること
◯ この事件をきっかけに黒ひげが王直を倒し、“ハチノス”を支配するようになったこと
◯ ロッキーポートは“ハチノス”にあるらしいこと
ですね。
“ハチノス”に拉致されたコビー
王下七武海の撤廃を受けて、女ヶ島に海賊女帝ハンコックを捕らえに行ったコビーは、漁夫の利を狙った黒ひげ海賊団に捕らえられ、海賊島に拉致されてしまいます。
(以下、最近の“ONE PIECE”原作の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意ください。)
そして今、まさに黒ひげ海賊団の本拠地“ハチノス”において、コビー奪還作戦が繰り広げられています。
今や四皇となった黒ひげと戦うことに二の足を踏む海軍を尻目に、我らがガープじいちゃんが海軍本部機密特殊部隊(SWORD)を率いて乗り込んで来ました‼︎
熱い‼︎
伝説の「海軍の英雄」が、愛弟子であり新時代の「海軍の英雄」であるコビーの救出に自ら乗り込んで来るのが、めちゃめちゃ熱い‼︎
しかも、そのガープ中将を止めに出てきたのが、元海軍大将であり現在は黒ひげ海賊団の10番船船長であり、かつてはガープの一番弟子だったクザンですからね。
もうヒエヒエの実の能力も無効化されそうな熱い展開です。
ガープ中将が来たからにはコビーは無事に脱出出来るでしょう。
ゾリラバの唯一の心配は、新旧世代交代の象徴として、あるいは愛弟子コビーの覚醒を促す犠牲として、ガープじいちゃんに何か起きるのではないかという不安です。
コビーの魅力
今やガープ中将に「コビーは海軍の未来‼︎」とまで言われるようになったコビー大佐。
その魅力を考えてみましょう。
真っ直ぐな正義感
2年前から変わらないコビーの魅力は、何と言ってもその正義感の強さです。
弱々でダメダメだった初登場時でも、ゾロにおにぎりを持って行った少女リカを心配し、ヘルメッポに投げ飛ばされた時には怒りに震えていました。
海兵になって悪い奴を捕まえるという小さい頃からの夢を着々と叶えているコビー。
「ロッキーポート事件」では大勢の命を救うまでに力をつけたコビーの大きな魅力は、まさに新時代の「英雄(ヒーロー)」に相応しい揺るぎない正義感でしょう。
命を尊ぶ勇気と優しさ
頂上戦争でルフィにはワンパンでのされてしまったコビーですが、その真骨頂が発揮されたのは、白ひげとエースが死んだのちも戦いを止めない海軍大将(当時)赤犬に対してでした。
まだ将校ですらない一海兵が、戦争の狂気に高揚する海軍大将の前に立ちはだかるのは、どれほど勇気がいることだったでしょう。
もうやめましょうよ!!!
もうこれ以上戦うの!!!
やめましょうよ!!!
命がも”ったいだい!!!!
(“ONE PIECE”第579話)
というコビーの名セリフには、命を大切に思う気持ちと、つぎ次に倒れていく人々に対する悲しみと同情がよく表れています。
シャンクスが「……よくやった…若い海兵」とコビーをほめたのも、コビーの命を賭けた勇気が、結果的にルフィを救うことになったから。
コビーは“東の海”でルフィに救われましたが、逆にあの時はルフィを救っていたんですね。
謙虚さと誠実さ
人として、海兵として、強く大きく成長していても、コビーの謙虚さや弱者に向ける誠実さは今も変わっていません。
たとえ相手が海賊であろうと、敵であろうと、敬語を使い、決して横柄な態度を取りません。
友達や仲間に対する誠実さも、現在進行形のコビー救出作戦に大勢が参加している理由でしょう。
友達になりたいキャラランキングでも言及しましたが、敵であったヘルメッポとともに海軍に入り、人格者とは言い難かったヘルメッポを励まし、切磋琢磨しながら、今ではかけがえのない親友となったのも、コビーの人間力ゆえでしょうね。
ヘルメッポが涙ながらにコビーの救出を訴えるシーンは胸が熱くなりましたわ。
コビー、ハッピーバースデー‼︎🎉
今はそれどころじゃないかもしれないけど(笑)