カレンダーの愛くるしい子猫を眺めていると、自分まで可愛くなった気分になれるポジティブシンキングのゾリラバです、こんにちは。
今日は、今週のワンピースで大きな興奮と高揚を呼び起こしたガープ中将の出撃に焦点を当てて、今後起こりうる展開を何パターンか予測してみたいと思うのだガネー。
ガープじいちゃんが心配
ガープじいちゃんが乗り出して来たことにワクワクが止まらないとはいえ、冷静に今後起き得る戦いを予想すると、いろいろ不安材料があるんですよね。
まず、ガープがティーチを倒すという展開はないだろうというメタ的な視点から、頂上戦争の白ひげのような運命を辿るのではないかという不安。
白ひげは、エース救出のためにマリンフォードの海軍本部に部下を引き連れ乗り込み、頂上戦争を引き起こしました。
もとより自分は生きて帰らない覚悟で、エースを奪い返して新しい時代を担う「息子達」を帰還させようとし、大往生を遂げたわけですよね。
後進の育成のため肩書はそのままに軍に残ったとはいうものの、既に海軍を引退し第一線を退いたガープが、今回、“四皇”黒ひげ相手に迂闊に動けない海軍を尻目に独断で乗り出して来たとなると。
そもそも頂上戦争のきっかけは、ティーチがエースを捕らえて海軍に引き渡したためでした。
今回、ハチノスに攻め込むガープにとって、ティーチは赤ん坊の時から成長を見守ったエースの死の原因を作った海賊。
頂上戦争が白ひげ海賊団によるエースの救出作戦なら、今回のガープの海賊島ハチノスへの殴り込みは、コビーの救出作戦であると同時にエースの弔い合戦であるとも言えます。
こうしたアナロジーから、ちょっとガープじいちゃんが頂上戦争の白ひげのようになるのではないかと気がかりです。
攻め込む側と待ち受ける側、海軍と海賊の攻守は逆ですけれども。
海賊島ハチノスで大戦争?
頂上戦争当時の白ひげ海賊団を待ち受けていたのは、海軍の精鋭10万人と王下七武海という大勢力だったわけで、それに比べると、今回の黒ひげ海賊団というのは大したことない相手に思えるかもしれません。
しかし、黒ひげ海賊団が根城にしている海賊島“ハチノス”には、幹部ら以外に相当数の傘下の海賊団もいるでしょう。
もしかしたら王直がハチノスの元締をやっていた頃からの海賊も残っているのかもしれません。
以前“ハチノス”の名前の由来として、「つつけばすぐさま大勢のハチ(海賊)が出てくる“蜂の巣”のようだ」からという説明がありましたし。
白ひげ海賊団が頂上戦争に乗り込んだ時の戦力は、傘下の海賊団を入れて約5万人でした。
今や同じ“四皇”となった黒ひげが、それに近い勢力を根拠地に置いていても不思議はありません。
そしてもうひとつ、ガープ中将の殴り込みが大きな戦争の引き鉄になるかもしれないと思う理由は、5年前に尾田っちが「頂上戦争がかわいく見える」大規模な戦いが起きるとはっきり語っているから。
“頂上戦争?アレがかわいく見えてくるなんて信じられますか?”(2017.12)
今「ワノ国」盛り上がってますけども、ルフィが無事ここを出航できたなら、世界的展開、誰も読んだ事ないような大興奮の物語、OP史上“最も巨大な戦い”を描く事になります。(ONE PIECE巻97)
ついにこのワンピース史上“最も巨大な戦い”が、海賊島“ハチノス”を舞台に繰り広げられるのでしょうか。
大戦争の舞台にふさわしい海賊島
海賊島“ハチノス”は、そんな巨大な戦いの舞台にふさわしい、何かといわく因縁のある島です。
まずゴール・D・ロジャーが海賊王になるはるか昔、世界の海を制していたロックス海賊団が生まれたのが、この海賊島でした。
若き日のエドワード・ニューゲート(後の白ひげ)、シャーロット・リンリン(後のビッグ・マム)、カイドウなど錚々たる顔ぶれがこの島を根城にしていたわけです。
そして2年前のロッキーポート事件をきっかけに黒ひげティーチがこの島を支配下に置くまでは、ロックス海賊団の生き残りである王直が、この島の元締めをやっていました。
まだ名前しか分かっていない王直ですが、海軍が白ひげやカイドウらと共に名を挙げていたことに鑑みると、彼も伝説の海賊のひとりだったのでしょう。
その王直を倒して海賊島を手に入れた黒ひげティーチには、この島に対する何らかの思い入れがありそうです。
ロックスのフルネームが“ロックス・D・ジーベック”であり、黒ひげ海賊団の船の名前が“サーベルオブジーベック”であることも、2人の関係を示唆しているような。
そしてもう一つ、ワンピースの作中で海賊島の名前が出たのが、デービーバックファイトの発祥の地であるという説明でした。
伏線大魔王の尾田っちのことですから、これも何かしら意味があるのかも。
それぞれのエピソードが絡み合って緻密にストーリーを作り上げている“ONE PIECE”の中で、デービーバックファイト編は他のエピソードとの関係が薄く、全体のストーリーの幕間の余興みたいな印象でした。
でももしかしたら、あの時点でデービーバックファイトが描かれたことは、今後意味を持ってくるのかなぁ。
だとしたらすごいなぁ。
ふるふるとふるへ。
ガープvsクザン戦はあり得るか
昨年末のメッセージで尾田っちが、2023年の展開として「まさかの‼︎あいつとあいつが戦うの⁉︎」「タイトルを付けるなら“大・混・戦”」と語っていた状況が、早くも始まるのかもしれません。
「あいつ」のひとりがガープだとすると、相手が誰でも「まさかの‼︎」という気がしますが、エモいのはやはりクザンでしょうね。
“自由にやる”ために大将への昇格を蹴り続けたガープに憧れ、自分が大将になってからもガープを「恩人」と慕っていたクザン。
海軍を去って黒ひげ海賊団に身を寄せているそのクザンが、1番戦いたくない相手がガープではないでしょうか。
だからこそ。
黒ひげの命でガープと戦わせられる可能性があるなと。
元海軍大将が黒ひげ海賊団に入ったことに、バージェスのような古参幹部は未だ疑心暗鬼のようなので、ティーチへの忠誠心を試すには格好の機会として先鋒を託されるかもなー。
ガープvsクザンのバトルは、見たいような見たくないような複雑な心境ですわ。
海賊島に絡んでくるその他の勢力
ガープじいちゃんのコビー救出作戦が、大規模な戦いに発展して「大・混・戦」になるとすると、海軍と黒ひげ海賊団以外にも絡んでくる勢力がいそうです。
まずはワノ国を出たところで黒ひげの待ち伏せに遭い、戦いが勃発したものの、その後の勝敗の行方が描かれていないロー達ハートの海賊団。
敗れて捕らえられ海賊島に連行されている可能性はありますね。
ハートの海賊団は幸い、ロー以外はほとんど非能力者なので、黒ひげ海賊団の“悪魔の実”狩りにあうことは無さそうですが、“オペオペの実”というチートな能力を持つローは心配。
ただ、黒ひげ海賊団は古参の幹部も含めて既にひととおり能力者になったように思われるので、“悪魔の実”狩りは一段落した可能性もあるかな。
ローはむしろ生かして賞金狙いで海軍に引き渡すつもりで捕らえているなら、ローが参戦するチャンスは広がりますね。
もちろんハートの海賊団と黒ひげ海賊団の小競り合いが描かれた理由が実力急上昇の黒ひげ海賊団のお披露目目的であって、ロー達は無事に逃れた可能性もないわけではないですが。
それから2023年展開予想でも書きましたが、黒ひげ海賊団に攫われたプリンの救出のためにビッグ・マム海賊団が出張ってくるはず。
“四皇”黒ひげが相手となれば、ビッグ・マム亡き今、カタクリが出て来ないとお話にならないでしょう。
ビッグ・マムを倒したローと共闘というのはカタクリにはなかなか難しいかもしれませんが。
かつてガープとロジャーが一緒にゴッドバレーでロックス海賊団を倒したように、ガープ率いる海軍が再びカタクリらと共闘するのは見てみたい‼︎
ただストーリーの展開上、ティーチを最終的に倒すのはやはりルフィだと思うので、「コビーの救出」「プリンの救出」「ハートの海賊団(捕まったと仮定)の脱出」という目的を果たしたら、最終決着はおあずけみたいな形がベストですわ。
更に想像をたくましくすると、もしハチノスでの“コビー救出作戦”がワンピース史上最大の戦いに発展するなら、戦いが長期化して、現在エッグヘッドでベガパンクを脱出させようとしているルフィ達主役もいずれ絡んできそうですよね。
ホント
誰も死なないで〜‼︎
ですよ。
(追記)ハチノス島に負けないくらい、ルフィ達麦わらの一味がいる未来島エッグヘッドにも大物が集結してきました。
ワンピース史上“最も巨大な戦い”の舞台になるのはどっち⁉︎
戦力を比較してみました。