おうち時間が増えてデジタルお絵かきだのレース編みだの楽器だのいろんな“趣味@home”にはまったせいで、ブログの更新ペースがやや落ちているゾリラバです、こんにちは。
ま、今は何事も“あわてない、あわてない”の一休さんモードでいきたいと思います。
さて、言い訳が済んだところで今日は5月13日のレイリーの(何度目かの)78歳の誕生日を祝い、熱いキャラ語りをお送りしましょう。
ロジャーとの出会いと冒険
家を焼かれて船に住んでいた若き日のレイリーが、ロジャーから声をかけられた正確な時期と場所は未だ明らかにされていません。
しかし後に海賊団を結成するロジャーが“運命的”と呼んだ出会いを経て、最初の仲間となり、副船長としてロジャーを支え海賊王へと導いた男がレイリーです。
シャボンディ諸島編では、初めてレイリーに会ったナミやウソップが「生きた伝説」を目の当たりにして感涙にむせぶ様子が描かれていました。
最近のワノ国編では、ロジャーが海賊王になる過程が詳しく描かれましたが、レイリーは常にその傍らにあって、女房役として的確なサポートをしているのが伺えます。
ちなみに、船長のロジャー(GOL D ROGER)の名前が“金”、副船長のレイリー(SILVERS RAYLEIGH)が“銀”、航海士とおぼしきスコッパー・ギャバン(SCOPPER GABAN)が“銅”なのは、尾田っちのさりげない遊び心でしょうか。
今も昔もレイリーが積極的に強敵と戦う描写は多くありませんが、ONE PIECE世界の副船長はたいてい戦闘力も船長に次ぐNo.2ですから、若き日のレイリーは恐ろしく強かったことでしょう。
レイリーのビブルガードには、“冥王”の二つ名について、
挑む者が得るのは、冥府への片道切符のみ。
という無茶苦茶カッコいい由来がひとことで書かれています。
老いてもなお我らが主人公ルフィの師匠となれるのは、ONE PIECE世界広しと言えども、海賊王の右腕レイリーしかいないでしょうね。
眠れる冥王、始動
ロジャーと共に“偉大なる航路”を制覇しラフテルに到達した時のレイリーは、まだ53歳でした。
しかし海賊団が解散し、盟友ロジャーを失ったレイリーは、海賊を引退し、シャボンディで長き隠遁生活に入ります。
その早すぎる引退についてゾリラバは長く、ロジャーと共に海に出て海賊としての頂点を極めた以上、レイリーはもう海に思い残すことはなかったからだろうと思っていました。
しかし最近のワノ国編の展開を読むと、もしかしたらそれ以上に、レイリーは病に倒れたロジャーに代わって「20年後」を見届けるために、表舞台から姿を消して「生き残れる可能性が高い道」を選んだのかもしれないと思うようになりました。
すなわち、一緒にラフテルで「世界の秘密」を知ったおでんが「20年先の未来を待つ」と言ったように、レイリーも「20年後」を待っていたと。
そう思って改めてレイリーとルフィの出会いのシーンを読むと、胸が熱くなります。
レイリーもシャンクスもクロッカスも、20年、ルフィが歴史の舞台に登場するのを待ってたの!?
うーん、泣けるんですけど。
「海賊王になる」という一人の少年の夢が、数え切れない偉大な人物達の夢と世界の歴史に繋がっていき、ひとつひとつピースが填まっていくこの感動といったら。
改めてONE PIECEという物語のスケールの大きさに圧倒されます。
レイリーの魅力
魅力的な人物がごまんと登場するONE PIECEの中でも、ゾリラバの好きなキャラベストテンに間違いなく入る冥王レイリー。
その魅力について短く語るのは至難の業ですが、ひとことで言えば「酸いも甘いも噛み分けた全てに秀でた大人の余裕」でしょうか。
78歳という年齢で、しかも第一線を退いて25年も経つというのに、自然系(ロギア)の海軍大将を止め、カームベルトを泳いでわたり、海王類を素手で倒す体力と戦闘力。
オークション会場で状況を一瞬で掌握したり、散り散りになった麦わらの一味に3D2Yのメッセージを送る方法を考えた頭脳と判断力。
“のるかそるかは君が決めろ”と修行を提案し、覇気の存在すら知らなかったルフィを、1年半で覇王色の覇気まで使えるように育て上げた人格力と指導力。
どれも海賊王の右腕としての経歴に恥じないレイリーの凄さだと思います。
ちなみに、ルフィが究極の見聞色の持ち主であるカタクリとの戦いの最中にレイリーとの修行を思い出すアニメ#869~#870のオリジナルシーンは秀逸でした。
修行を終えても常にルフィの成長をレイリーの言葉が支えてるんだよなー。
レイリーにとっても、今やルフィの成長とその航跡を追うことが、恐らく生き甲斐になっているのではないでしょうか。
尾田っちの“理想の年寄り”像
尾田っちがファンの要望に応えて書いたサボとゾロの60歳の想像図は、レイリーに雰囲気が良く似ています。
きっと尾田っちにとって、カッコいい年寄りの典型がレイリーなのではないかしら。
で、もう一人のカッコいい年寄りの典型がガープじいちゃんで。
ちなみに60歳のルフィはガープじいちゃんそっくり。
ま、こちらは血がつながっているから当たり前と言えば当たり前かな。
レイリーは、心に残るセリフも多いので、名言ランキングもそのうちやりたいなー。
来年の誕生日かなー(笑)
ワンピース レイリー CREATOR × CREATOR – SILVERS.RAYLEIGH – スペシャルカラー 特別カラー