ワンピース第1080話“伝説の英雄”感想・考察(その2)SWORD(ソード)を率いるガープ中将の頼れる感が半端ない‼︎

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ワンピース第1080話“伝説の英雄”感想・考察(その2)SWORD(ソード)を率いるガープ中将の頼れる感が半端ない‼︎

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情報過多な今週のワンピースを読んで、「ま、一言でまとめるならガープ中将の無敵感が半端ないってことだよね」という安易な感想に走ろうとしたガーピストのゾリラバです、こんにちは。

大好きなガープじいちゃんを語りたいウズウズが隠しきれていないでござる。

 

今週のワンピース、前半は黒ひげ海賊団のインペルダウンレベル6脱獄組の一筋縄では行かなそうな能力が披露されました。

後半は、その黒ひげ海賊団の本拠地「海賊島“ハチノス」に殴り込みをかけたガープ中将と海軍本部機密特殊部隊(SWORD)の面々が主役です。

早速、昨日の感想の続き、いってみましょう‼︎

 

クザンの立ち位置

捕らえたコビーを利用して海軍との取引を目論む黒ひげティーチに、コビーが言ったのは、自分はSWORDだから取引を海軍に持ちかけるのは無駄だということ。

このシーンはいろいろ考えさせられましたわ。

 

まず、ついにクザンが黒ひげ海賊団の一員としてティーチと会話しているところが描かれたこと。

ドレスローザでのティーチとバージェスの会話や、最近のクザンによるプリン誘拐などから、クザンの黒ひげ海賊団入りはほぼ確定ではあったわけですが。

 

なんか違和感ありまくりだわー。

もちろんクザンには狙いや思惑があって黒ひげ海賊団に身を置いているのだと思うし。

ティーチも心から信用しているわけではなく元海軍大将のクザンに利用価値があるから仲間にしているのでしょうけど。

今週早速、その元海軍大将“青雉”としての知識が披露されましたね。

 

SWORDとは

元“海軍の最高戦力”であるクザンが語ったところによると、海軍本部機密特殊部隊(SWORD)とは

 

○ 海兵であって海兵ではない

○ マリンコードを返上している

○ 辞表提出済の海兵

○ 「四皇」にも上の許可なくケンカを売れる

○ あらゆる命令を無視して自由に動ける“遊撃隊”

○ 海軍は一切行動に責任を持たずいつでも首を切れる

 

というもの。

古今東西のスパイ物に登場する「何やっても良いけど問題起きても責任取らないよ」という秘密組織というわけですね。

 

例えば『スパイ大作戦』(映画“ミッション・インポッシブル”の元になったテレビシリーズ)では、冒頭の指令の最後に必ず

例によって君、もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しない

みたいなことを言うのが、子供心にめっちゃカッコ良いと思ってました。

あとは往年の時代劇『大江戸捜査網』のナレーションの「死して屍拾うもの無し」みたいなやつですね。

昭和の(一部の?)小学生の憧れでしたわ。

(遠い目)

 

それにしても、今は敵側のクザンが解説するのはともかく、コビー、あっさりティーチに身分をバラしちゃっていいの⁉︎

海軍本部機密特殊部隊(SWORD)じゃないの⁉︎

 

ワノ国編で、2年以上立ち場を偽り、百獣海賊団に潜入していたX・ドレークが初めて海軍本部機密特殊部隊(SWORD)だと明かされた時は、衝撃を受けました。

“堕ちた海軍将校”という二つ名自体がフェイクで、長らく身分を偽って潜入していたのも、SWORDというのは秘匿度が超高い組織だからなんだろうと。

実際、ドレークは、カイドウに離反し麦わらの一味の側についてからも、SWORDどころか海兵であることさえ、最後まで敵味方に隠し通してましたし。

 

だから今や四皇のティーチにコビーがあっさりしゃべったのが、ちょっと意外でした。

そこに当然SWORDのことを知るクザンがいたから、余計にね。

機密をバラしても助かりたいという人間ではないので、何かコビーなりの計算があったのかなぁ。

 

SWORDメンバーの能力

これまで一度だけ登場したことがある海軍G-14にいたSWORDの面々の“悪魔の実の能力”が紹介された今週のワンピース。

びっくりの新キャラも登場しました。

順に見ていきましょう。

 

大参謀おつるの孫の孔雀

まずね。

海軍の頭脳のおつるさんに子供や孫がいたことに感動したよね。

ワンピース世界には、海賊やりながら85人もの子供を産み育て、「四皇」にまでなったビッグ・マムみたいなすごい女性もいますけど。

おつるさんも若い頃“北の海”でドフラミンゴを追いかけながら、出産休暇とか取ってたのかしらと空想しちゃいます。

 

で、孫が既に少将ですよ。

ソードの一員の孔雀少将は、“ムチムチの実”の調教人間。

能力はなんとなく想像できますね。

でも建物のような無生物まで調教できるというのはすごいなぁ。

結構チートな能力じゃないですか、これ。

おつるさんのウォシュウォシュの実も、悪人の心を洗い清めるという意味ではある種の「調教」かもしれませんが、孫娘の孔雀の力はもっと直接的で刺激的ですね(笑)

 

コビー先輩を慕うひばりが愛い

大参謀にして海軍中将であるおつるの孫が登場したことで、コテコテの広島弁を話すひばり中佐も、ひょっとしたらサカズキ元帥の血縁ではないかという疑惑はますます深まりましたね。

サカズキの娘だとしても、性格は似ても似つかないですが。

ほんとひばりちゃん、かわいいわー。

ひばりちゃんが話す広島弁もかわいいわー。

ヘルメッポと共に大泣きしてコビーの救出を訴えていたひばりちゃん、本当にコビーが大好きなんですね。

命懸けの救出作戦にお弁当持参て(笑)

 

ひばり中佐は能力者ではないようですが、以前扉絵で、ベガパンクが開発して「イベル賞」を獲得した「お花弾“GPフラワー”」を使っていますね。

ひばりに似合ってるし、撃ち込むだけで敵の兵器を無力化出来るので、モブ相手なら無敵ですね。

 

プリンス・グルスはグニョグニョの実の粘土人間

隊長のドレーク中将の安否が不明な今、恐らくSWORDを仕切っているのは、プリンス・グルス少将(今週初登場した孔雀も少将ですが)。

ヘルメッポやひばりがコビー救出を訴えた際には、慎重な判断をしていました。

今週、「四皇」にも自由にケンカを売れるというソードの性格を知ってみると、慎重過ぎた気もしますが、あれは海軍の立場というより、戦力不足を懸念していたのかもしれませんね。

 

そのプリンス・グルス少将は、“グニョグニョの実”の粘土人間。

粘土でゴーレムのような兵士を生み出し、戦わせています。

 

これって…。

白ひげ海賊団傘下にいたエルミーの能力じゃない?

頂上戦争の時、エルミー船長、大きなゴーレムみたいの操ってたよね?

 

ONE PIECE第561話

 

白ひげ亡き後、自称息子のウィーブルが白ひげ傘下の海賊団を次々と潰していましたが、もしかしてエルミーおばさんもやられちゃったんでしょうか。

その能力がプリンス・グルス少将に受け継がれた⁉︎

 

伝説の英雄ガープ参上‼︎

もうね。

言葉を失うカッコ良さだよね。

ガープじいちゃん、キター‼︎

♪───O(≧∇≦)O────♪

 

もうセリフから登場の仕方から技から全てがカッコ良き。

ウォーターセブンでも、登場のカッコ良さだけのために壁破壊した人だからね(笑)

今回、海軍の船がサウザンド・サニー号みたいに空を飛んでいるのはどういうことでしょう。

ウォーターセブンでルフィ達にクー・ド・バーストで逃げられて以来、カッコいいから自分の船でもやってみたいと改造したんでしょうか。

ガープじいちゃんならやりかねません(笑)

 

で、またね。

セリフが期待以上ですよ。

 

お前ら誰を攫ったか分かっとるんか!⁉︎

コビーは海軍の「未来」!!!

そしてわしの「愛弟子」じゃあ!!!

 

いやもうね。

これはコビーじゃなくても泣くよね。

コビーは「何で…‼︎僕なんかのために……!!!」と驚いてますが(相変わらず自己評価が低いというか謙虚というか)。

 

以前、「愛弟子のコビーのピンチに自ら乗り出すところがじいちゃんらしい」と書きましたが。

ガープじいちゃんにしてみれば、「わしの愛弟子に手ェ出すとは、おまえら覚悟できとるんじゃろうなー」という感じでしょうね。

 

いやそりゃね、海軍の指令の枠外で自由に動けるSWORDと、もともと自由なガープじいちゃんが組んだら、そら四皇の本拠地だろうと関係ないですわ。

しかも今、ティーチは留守ですしね。

でもこのまま海軍側の無双になっちゃうと、黒ひげ海賊団留守番組の無能さが際立つだけだから、一波乱ありそうですね。

ガープじいちゃんの挨拶がわりの“拳骨衝撃(ギャラクシーインパクト)”も、すごい迫力だけど倒せたのは広場のモブだけで、シリュウら幹部達は無傷でしょう。

 

それにしてもガープじいちゃんの攻撃、覇王色の覇気をまとってますよね⁉︎

ガープじいちゃんもこれで覇王色の覇気持ち、確定です。

頂上戦争でルフィが覇王色を発動するのを見て、「やはり持って生まれたか…」とつぶやいていたガープじいちゃん。

「やはり」というのは、ルフィの父親のドラゴンが覇王色の覇気の持ち主だから、という意味で言っているのかとも思いましたが、もしかしたらガープ自身のことを言っていたのかしら。

 

これまでいくつもの伝説を作ってきた英雄ガープ。

今週改めてその桁外れの強さが示されたわけですが。

ガープじいちゃんには、コビー(と攫われた一般人達)を奪還してさっさと引き上げて欲しい気持ちもあるなー。

今でもガープ中将は1000人以上いるワンピキャラの中でも最強の10人に入ると思うし、強さで海賊に遅れを取るとは思わないけど。

 

メタ的に、今のワンピースって世代交代の流れが起きてるじゃないですか。

だから、白ひげみたいな退場をして欲しくないんですよね。

白ひげとエースの死がルフィを成長させたように、ガープの死がコビーを覚醒させるなんていう展開になったら、ゾリラバ泣いちゃうよ?

 

 

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. 匿名 より:

    70巻でしたか、クザンが「おれは、おれよ…スモーカー」と言ってましたが。
    この台詞にが全てかと思います。
    (好きなキャラでもあり、あの俳優さんも好きなんですよ)
    ひばり中佐可愛いですよね!
    コビーを想う気持ちがキュン♡

    • ゾリラバ より:

      ホントですねー。クザンの真意が分かる日が待ち遠しいです。クザンの「おれはおれよ…」という言葉に「ならいい」と答えるスモーカーもカッコ良かった。ひばりちゃんは今までいそうでいなかったタイプですね。普通の素直な恋する乙女という感じ。ハンコックやプリンちゃんはいろんな意味で普通じゃないから(笑)

  2. バギーラバ より:

    強い! 絶対に強い!!
    つい先日 イケオジに使った形容詞を早くも再発させるイケジィジ!

     休載前は情報量がハデに増えますが 前半の黒ひげ幹部の能力紹介とソード関係の驚きが
    拳骨一発で吹き飛ぶカッコ良さ! ほっ・ほっ・・惚れてまうやろ~!

      海軍の未来・・それもあるが 何よりワシの愛弟子! これですよ!
    こんな上司がいたら身を粉にして尽くしますよ~ 
    もしヘルメッポが拉致されてても 来てくれてたと思います!

     次週休載でその次が合併号! お預けが過ぎるゾ(涙)  

    • ゾリラバ より:

      バギーラバさん、いつも熱いコメントありがとうございます‼︎攫われたのがヘルメッポでも来ただろうというご意見に激しく共感します。ガープじいちゃん、ホント惚れますよね。

  3. 篠村ヒカル より:

    今晩は(‘◇’)ゞ 多分、誰か大切な人の死が、主人公を成長させる…ジャン〇みたいな王道の少年漫画にはありがちな設定(←何様だ?)でしょうが、そこは。我らが、オダッチ! 同じ手は使わないのではと思われます…あんな思いは1度で十分です(ノД`)・゜・。 エースに続き、ガープは海軍ですが、ルフィの祖父。コビーも大事な友達位には認識しているでしょうし、エースの意思や思いや能力はサボが引き継いでいたとしても、彼そのものはお空に居る訳で。ガープやコビーにまで何かあって、最悪。エースの所に逝ってしまう事になったら…乗り越えるでしょうが、いつかは…(>_<) ついでと言ってはなんですが、ここでにアニメの感想も。サンジとゾロの関係って、本当にエースとサボの別バージョンを見ている様です(ノД`)・゜・。 俺を殺せって、口ではいつも何やかやと云い合い、喧嘩ばかりですが、強い信頼が無いと言えない言葉ですよね! ちなみにゾロのアレ。電伝虫がいつの間にか入れられていたお腹の…帯(BY サンジ)だったんですね( ̄▽ ̄;) 腹巻きだと思ってました…ゾリラバさん、ファンなのにすみません(-_-;)

    • ゾリラバ より:

      篠村さん、熱いコメントありがとうございます。エースの死がトラウマになってるのと、確かにジャンプ漫画の王道ということもあって、不安になるんですよね。最近ではペドロの死がキャロットの成長を促したという例もありましたし(涙)
      電伝虫が入ってたのはゾロの腹巻きで正しいと思いますよ!平常心でないサンジが言葉を端折ったか間違えたか、あるいはサンジは帯(腹巻きの上に来ている服の上から巻いている赤いヤツ)に入れたけど、ゾロが包帯でぐるぐる巻きにされた時に誰かが腹巻きに移し替えたか…そういうことをつらつら想像するのも楽しいですね、

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