ワンピースコミックス巻104“ワノ国将軍光月モモの助”感想・考察(前半)カイドウとオロチの支配の終焉と世界の夜明け

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ワンピースコミックス巻104“ワノ国将軍光月モモの助”感想・考察(前半)カイドウとオロチの支配の終焉と世界の夜明け

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今週はジャンプのワンピ最新話が休載だったのであまり記事のネタがなく、今朝旅先のコンビニでONE PIECEのコミックス104巻をげとして小躍りした“ワンピースを語らないと死んでしまう病”のゾリラバです、こんばんは。

気ままな一人旅の最中にホテルのベッドでゴロゴロしながワンピースを読むこの幸せ。

いやー、それにしても104巻の表紙のルフィの姿、カッコいいですね。

太陽神“ニカ”となったルフィをアニメで観るのも、これまた楽しみだわ〜。

 

それでは早速、前半から感想いってみましょう。

今回の巻104は、第1047話から第1055話までの全9話収録ですね。

今日は時間あるから5話分いっちゃおうかな♪(←途中で寝落ちたので日付変わりました…)

いつものように原作初見時の感想はリンクを貼っておきますね。

 

第1047話“都の空”

悪魔の実の能力を覚醒させたルフィとカイドウとの戦いが佳境を迎える中、反カイドウ軍の面々もそれぞれ覚悟を決めたり決意を新たにする様子が描かれた第1047話。

まずモモの助は、カイドウの力が弱まり鬼ヶ島が墜落するまでに、なんとか焔雲を出さなければなりません。

さもなくば鬼ヶ島にいる者はもちろん、花の都にも甚大な被害が出るという状況です。

思わず涙目になって、口癖の「ムリでござる‼︎」が出てしまうモモの助ですが。

 

思い出すのは母トキが20年前、モモの助との別れに際して託した「光月家再興」の願いでした。

そしてとどめはルフィの言葉ですよ。

 

モモお前を!!!

信じてる!!!

 

くあー‼︎

モモの助の覚醒は近い‼︎

 

そしてこの第1047話でなんといってもカッコいいのは、ワノ国の侍達。

モブ侍などと呼んでは申し訳ないほどに、覚悟が決まっています。

ルフィがカイドウさえ倒してくれたら、ワノ国にいる妻や子供が楽しく生きていけると。

そのためなら鬼ヶ島が墜落して自分が死んでもどうということはないと。

振り返れば、これまで散っていった侍達もみな同じでした。

霜月牛丸らは20年後の未来のために。

霜月康イエは20年かけて積み上げたカイドウを倒す作戦の成功のために。

カッコいい‼︎

第1047話感想・考察(その1)

 

第1048話“20年”

サブタイトルどおり、ワノ国の苦難の20年が改めて耐え忍んだ者達の視点から描かれました。

もしかして倒れた仲間を抱き上げ「カイドウさえバックにいなきゃあんなバカ殿‼︎」と言っていた額当ての侍は、前話で「ありがてェな‼︎いい国になるだろうなァ!!!」と満面の笑顔で言っている討ち入り組のひとりでしょうか。

そうだとすると彼も20年を耐え忍び生き延びたんですね。

胸熱‼︎

 

そしてオロチの非道の悪政と下衆っぷりが改めて描かれ、ついに傳ジローの手で最期を迎えます。

日和を含めた3人のこの20年間の因縁については、原作の感想の時に熱く語ったので繰り返しませんが、親の仇に仕えながら慕っているフリを続けてきた傳ジローと日和の苦難が報われる日が来てよかったと素直に思いますわ。

第1048話感想・考察(その1)

 

第1049話“目指すべき世界”

そしてついに。

“最強生物”と呼ばれ長年四皇として新世界に君臨したカイドウが墜ちました。

そのカイドウの過去が最期の走馬灯のように描かれるのが最高。

ドフラミンゴもカタクリもこれまでのワンピース映画の敵役もそうでしたが、敵キャラにも信念があり、その信念が生まれた過去のエピソードがしっかり描かれることで、様々な感慨が生まれる深さがある。

それがワンピースの魅力です。

 

向かうところ敵なしの圧倒的な武力を持ってしまったカイドウは、暴力の世界を渇望しつつ、趣味が自殺というほどの虚無感に苛まれていた複雑なキャラでした。

自分を倒す男こそがジョイボーイだと確信してからというもの、もう光月おでんのような自分の命を脅かす存在は現れないという諦めの気持ちの一方で、その出現を心待ちにしていたのがカイドウでしょう。

そこに現れたのがルフィ。

 

お前が一体どんな世界を作れる?

 

というカイドウの最期の問いかけに、“猿神(バジュラング)銃”の一撃と共にルフィが放った答えは

 

友達が……!!!

腹いっぱい!!!

メシを食える〜!!!

世界!!!!

 

でした。

これは、お玉ちゃんに約束してからずっとブレてないルフィのワノ国での戦いの理由ですね。

もしかしたらルフィの「夢の果て」もそれに近い何かなのかも…⁉︎

 

第1049話感想・考察(その1)

第1049話感想・考察(その2)

 

第1050話“誉れ”

ついに無敵のカイドウはルフィによりワノ国の地中深く殴り飛ばされ、ビッグ・マムと同じマグマ溜まりに落とされました。

“最強生物”と“鉄の風船”を再起不能なまでに倒すには、最後は自然の猛威を借りるしかなかったでしょうね。

ようやく、長らく待たれた「勝者“麦わらのルフィ”」のコールです。

ドンドットット、ドンドットット‼︎

 

そしてモモの助がズニーシャにテレパシーで伝えたワノ国をまだ開国しないという判断。

ワノ国の「開国」とは何かという謎と共に、考察魂をあれこれとかきたてられましたわ。

 

第1050話感想・考察(その1)

第1050話感想・考察(その2)

 

第1051話“ワノ国将軍光月モモの助”

コミックス巻104のサブタイを飾るにふさわしく、第1051話は感動がてんこ盛りでした。

もちろん主役は、新たなワノ国の将軍、モモの助です。

しのぶのジュクジュクの実の能力で、心は8歳のまま見た目は28歳に成長したモモの助の堂々たる名乗りがエモかった‼︎

 

そしてそれ以上に熱かったのは、お玉ちゃんの過去エピソード。

両親を亡くし天狗山飛徹と出会ったのはまだ4歳くらいの頃でしょうか。

そんな幼い頃から健気さ全開のお玉ちゃんですが、驚いたのは両親のお墓に小さく描かれた名前が「黒炭」に見える気がすること。

もしそういう裏設定なら、お玉を育てた飛鉄の正体と共にエモさ爆発です。

いつか裏エピソードが明かされる日が来るかなぁ。

もしお玉ちゃんが黒炭家の生き残りで、「怨みを受け継がない」存在の象徴だとすると、いろいろ胸熱だガネー‼︎

 

第1051話感想・考察(その1)

第1052話感想・考察(その2)

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