今週のONE PIECEを何度も読み返して感動に浸っているうちに、だんだんワノ国編が終わる寂しさが押し寄せてきた哀愁のゾリラバです、こんばんは。
なんかもうね。
モモの助が成長していく姿は見られないんだなーとか、錦えもん達ともお別れかなーとか、ローとの同盟も終わるのかなーとか、これは大きな節目でいつも訪れる一抹の淋しさですね。
ワノ国編はこれまでのワンピースの長い歴史の中でも最長(今週で既に140話)だっただけあって、“ワノ国編ロス”も大きそうだなぁ。
もちろん、ジンベエ、ヤマトの仲間入り(ゾリラバ的確定事項)とか、ルフィが約束した「これまでで一番でっけェ宴」とか、麦わらの一味の懸賞金爆上げとか、これから描かれるであろう楽しみなこともたくさんあるんですけどね。
これから世界規模の戦いに繋がっていくなら、ローとの同盟も解消にならないかもしれないし、むしろ味方の大結集になるんでしょうね。
ま、とりあえず、今週のワンピの後半部分、健気なお玉ちゃんの健気すぎる幼少期の話と、想像以上に美丈夫に成長したモモの助の感想、いってみましょう。
お玉ちゃんがようやく泣けた日
血の繋がりがなさそうなのに、天狗山飛徹を師匠と呼び、編笠村で共に暮らしていたお玉ちゃん。
幼くして父と母を亡くしていたんですね。
両親が死んだ時もお墓に向かって
父ちゃん母ちゃん…‼︎
ゆっくり休んでけろ‼︎
おらは大丈夫でやんす。
と言うお玉ちゃんらしい健気さ全開の発言が涙を誘います。
飛徹との出会いは、孤児になったお玉ちゃんが生活のために笠を売っているところに、たまたま飛徹が通りかかったのがきっかけだったんだ。
お玉ちゃんは「武士の恥」という言葉を口にしていたので、由緒あるご落胤の可能性があるかと思っていましたが。
武士も工場で働かされていたので、武士の子であるのかもしれませんが、偉い人の子供ということではなさそうです。
今週描かれたエピソードは、エースが編笠村を訪れた頃より後でしょうか。
今から数年前ということは、エースと出会う前の可能性もあるかな。
お玉ちゃんがカイドウの手下に、あと数年で「光月家が帰ってきたら覚えてろ‼︎」とワノ国編の初期に啖呵を切ってたのは、天狗山飛徹から聞かされていたからなんですね。
ワノ国編の最初の第911話の伏線が、最終話?の第1051話で回収されたこのカタルシス。
そして、両親が死んだ時も一人で笠を売って暮らしていた時も、「しんぼうするでやんす‼︎」「おらは大丈夫でやんす‼︎」と小さな体で多くの痩せ我慢を重ねてきたお玉ちゃんが、ようやく心から涙を流せる日が来ました‼︎
(ゾリラバもらい泣き中)
泣きじゃくるお玉ちゃんを微笑んで見つめる(子供だけに)優しいナミさんが素敵です。
モモの助の勝ち名乗り
赤鞘九人男を引き連れて花の都に降り立ったモモの助は、花の都と光絵で繋がれたワノ国全土の人々に、「忍者海賊ミンク侍どうめい」の力を借りて、カイドウとオロチを成敗したことを告げます。
うぉーっ‼︎
熱い‼︎
我々読者がこの瞬間を待っていたのはせいぜい2年ですが、ワノ国の人々は20年ですからね。
だからこそ、モモの助のセリフが心に沁みます。
我が父……‼︎「光月おでん」の死より20年!!!
つらく長い年月を‼︎よくぞ生き延びてくれた……!!!
そしてワノ国の人々を苦しめた「オロチのあくせい」も「カイドウにおびえる日々」も終わりだと告げるモモの助。
しかし、堂々たる勝ち名乗りに見えて、実はモモの助は震えていました。
見た目は28歳でも中身はまだ8歳の子供です。
そばに控える錦えもんに
錦えもんどうしよう………
あと何を話せばよい?
と助けを求めるところは我々がよく知るビビリのモモ(笑)
これに対する錦えもんの助言がふるってます。
ハッタリをぶちかましなされ‼︎
それを聞いてルフィの「お前は飾りかよモモ‼︎」「この世にまだ恐ェもんがあんのか⁉︎」という叱咤を思い出すモモの助。
そしていよいよ大人になったモモの助の姿が明かされます。
いやーもうね。
あっぱれなモモの助の将軍宣言に、赤鞘九人男ならずとも感極まりますわ。
くあー‼︎
父おでんへの想い
28歳のモモの助は、冒頭でも書きましたが想像していた以上にカッコいい!
腰に差した父の形見の天羽々斬が決まっています。
父おでんと同じように髪が伸び、キリリとした眉は父譲りです。
顔の輪郭と真面目そうな目は幼かった頃のモモの助の印象を残していますが、意志の強そうな口もおでん様に似ていますね。
見た目は大人になっても、モモの助の心を支えるのはやはり偉大だった父と母への想い。
父上…‼︎
あなたの背中を追いかけまする‼︎
いよっ、モモの助‼︎
泣けるっす!
まじ泣けるっす!
くあー‼︎
後の世に広く轟く「名将軍」の名
そして更にエモさ増し増しだったのが、ワノ国編に幕を引く名調子のナレーションです。
どうやらモモの助は、「人一倍の義理と人情」をもってワノ国を治め、後の世に広く名将軍として「光月モモの助」の名を轟かせるようですね。
腕っぷしは「ちとご愛嬌」だそうですが(笑)、海賊が支配する弱肉強食の世と違い、平和になったワノ国の将軍には腕っぷしはそこまで必要とされないでしょう。
来週もどうやらONE PIECEが読めそう。
ワノ国のエピローグがもう少し続くのか、キリがいいとこでそろそろ4年前からお預けをくらっているレヴェリー等の世界情勢にいったん話が移るのか。
どっちにしてもワクワクが止まらないでござるよ。