映画ONE PIECE FILM “RED”の公開と夏休みを目前に控え、入道雲のようにムクムクと湧き上がる高揚感を抑えきれない真夏のゾリラバです、こんばんは。
いつもなら前半、後半、SBSの3回に分けるコミックスの感想も、今日は一気に後半とSBSをまとめて行っちゃいます!
明日は何と行っても朝からONE PIECE FILM “RED”を観に行かないといけませんし♫
では早速ワンピース巻103の前半の感想の続きの第1041話からいってみましょー‼︎
以下、昨日発売の“ONE PIECE”コミックス最新刊の内容に触れますので、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
Contents
第1041話“小紫”
サブタイトルが示すとおり、20年にわたり正体を隠して耐え忍んで来た“小紫”こと光月日和が、ついに憎き仇であるオロチに素性を明かし怒りをぶつけることができました。
愛する父を殺した張本人の寵愛を受けて喜んでいる花魁のふりを続けた日々は、どれほど辛かったことでしょうね。
そしてイゾウですよ。
第1038話でわざわざスルーして去ろうとしたCP0を呼び止めたイゾウに、悲壮な覚悟を感じて不安しかありませんでしたが。
CP0を一人道連れにしたとはいえ、イゾウも倒れてしまいました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
イゾウの悲報とは裏腹に、嬉しいニュースもありました。
それは、ヤマトが読んだ光月おでんの航海日誌は、最終ページが破られていたという新事実‼︎
なぜそれが朗報かというと、ヤマトが麦わらの一味に入るというゾリラバの願望と確信を微かに揺さぶる不安材料が消えたから。
冒険の先に何があるかなんて知りたくないルフィの船に、ラフテルやワンピースのことを知っている人間が乗ることがあるだろうかとちょっと心配だったから。
でもヤマトも肝心なとこは知らなかったと。
うおーっ、熱いぜ‼︎
第1042話「枕詞は“勝者”にゃつかねェ」
舞台は屋上に戻り、“酔拳”的な何かがますます絶好調のカイドウと、そのデタラメな強さに翻弄される我らがルフィ。
ルフィのギア4の時間切れが迫ります。
最後の大技“覇猿王銃(オーバーコングガン)をルフィが繰り出そうとした瞬間。
なんと、ドレークとの死闘を制したCP0が現れ、ルフィを拘束、カイドウのトドメの一撃がルフィにクリティカルヒットしてしまいました。
かつて、オロチの部下だった黒炭ひぐらしの卑怯な手で、光月おでんとの勝負に水を差されたことが悔やみきれないトラウトとなっていたカイドウですが。
再び好敵手と認めたルフィとの一騎打ちに邪魔が入ってしまいました。
カイドウの怒りを買うことが分かっていながら、命を諦めて組織の要求に従わざるを得なかったCP0も哀れといえば哀れですが(宮仕えの悲哀、わかるよ…)、カイドウの渾身の一撃をノーガードでくらったルフィの運命やいかに‼︎
第1043話“一緒に死のうよ”
これまでは気絶してもなお自分を睨みつけていたルフィの「声」が消えたことを確認して、勝利宣言をするカイドウ。
衝撃的だったのは、これまでのワンピースの歴史で敵側に出されたことがなかった「勝者カイドウ」というビクトリーコールが、はっきりと描かれたこと。
見聞色でもルフィの気配を感じ取れなくなったことで、麦わらの一味やキッド、ロー達の間にも動揺が走ります。
ルフィが倒れたことでいきなり弱気になるモモの助を、厳しく叱咤するヤマトがまぶしい。
本当に鬼ヶ島決戦にヤマトがいなかったら、どうなっていただろうと思いますわ。
そして驚愕のラストシーンは、なんと象主(ズニーシャ)のびっくり発言‼︎
ここでジョイボーイ、キター‼︎
♪───O(≧∇≦)O────♪
ドンドットット、ドンドットット‼︎
第1044話“解放の戦士”
カイドウの強烈な一撃をくらって仮死状態にあったらしいルフィが、死の縁から蘇った時、その姿は、これまでのどんなルフィの姿とも違っていました。
五老星によってついに明かされた「ゴムゴムの実」の真の名は、動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”!!!!
なんと我々読者が25年ものあいだ超人系(パラミシア)のゴム人間と信じていた我らが主人公ルフィは、実は動物系(ゾオン)だったという驚愕の展開‼︎
こんなことってある⁉︎
しかも800年間一度も覚醒することが無かった“ニカ”が覚醒⁉︎
しかもジョイボーイでギア5⁉︎
もはや何が何だか‼︎(←考察書いてる人と思えない狼狽っぷり)
第1045話“NEXT LEVEL”
この辺りの原作をジャンプで読んだ時、4週にわたって感想を1回ずつしか書いていないのは、書くことが無かったわけではなく、むしろあまりにびっくりしすぎて、いつものように2日や3日に分けて書く心のゆとりが失われていたからだと思います。
今思えば。
それくらい、「え、何?いったい何が起きてるの⁉︎」状態でした。
「ジョイボーイ」「動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”」「ギア5」など新情報がいっぺんに出てきた上に、これまでのONE PIECEの常識やお約束を覆す展開で。
だからこの当時は、感想はそこそこに、「ジョイボーイとニカとギア5の関係って?」といった考察系に走りましたねぇ。
この回も、覚醒したルフィのとんでもなく「自由な」戦闘スタイルを楽しむ余裕があまり無かったかも。
改めてコミックスで読み直しても、正直いうとやっぱりギャグ漫画のような戦闘描写にちょっと戸惑います。
尾田っちのトムとジェリーのようなカートゥーンへのリスペクトとオマージュだということは理解できるのですが。
第1046話“雷ぞう”
そしてONE PIECE巻103の大トリを飾るのは、サブタイトルどおり雷ぞうの活躍。
オロチやカン十郎の怨念の塊のような火前坊が火をつけてまわったせいで、今や火の海と化した鬼ヶ島。
逃げ惑う敵味方を救ったのは、雷ぞうが忍術で巻物に溜めていた大量のゾウの水でした。
それと水を操り軌道を変えられるジンベエの魚人柔術。
いやー、まだ出会って間もないこの二人がルフィを通じて固い信頼関係で結ばれているのがアツいですね。
急ごしらえのタッグなのに息もピッタリ。
雷ぞうは、おでん様に担がれて釜茹での刑を受けた20年前に、熱くて死にそうだと弱音を吐いたことを悔いているのではないか、だから福ロクジュとの忍耐競争を耐え抜けたのではないか、と以前どこかで書きましたが。
燃え盛る城からおでんの家族を救い出せなかったことも、後悔していたんですね。
いや、ほんと熱い男です。
SBS
サンジのステルス性能
最後に、コミックス103巻のSBSで判明した新たな情報をいくつかピックアップしてみましょう。
お染が飼っていたネズミに関する質問から、ジェルマのレイドスーツによってサンジに起きた変化について、これまで推測の域を出なかったことがいくつか確定されました。
まず、サンジの心は失われず、兄弟達のようにはならなかったこと。
それから「体に発現した“科学の力”はサンジを更に強くした」こと。
そして“ステルスブラック”の影響かと思っていた「消える力」はスピードによるもので、風呂場ののぞきには使えないこと(笑)
(サンジ以外にとっては)良いとこ取りの結果で良かったね!
「捨名知」のヒントは薩摩示現流
いやー、これは予想が当たって嬉しかったですね。
薩摩の示現流という流派の掛け声「チェスト」が「知恵捨てろ」から来ているという説から「スナッチ」は生まれたのではという3年前の考察が、珍しく当たりましたわ。
ドンドットット、ドンドットット♫
雷ぞうと福ロクジュの因縁
雷ぞうと福ロクジュの因縁とは天才忍者の名声や地位を巡ってのライバル関係的な何かだと思ってましたが。
まさか福ロクジュの妹「福み」ちゃんを巡る私怨だったとは。
モテ期は来ないけど無敵の忍者雷ぞうに、そんな淡く苦い過去があったとは。
誰も悪い人がいない事故と行き違いによる誤解で、福ロクジュも雷ぞうもかわいそうだわー。
ちなみにシリアスな話なのにホントに申し訳ないんだけど、「福ロクジュ」の妹の「福み」って…「福」が苗字で「み」が名前なのかな…
いずれにせよ、「雷ぞうは言い訳しない男」という尾田っちのコメントを読むと、ますます鬼ヶ島決戦での雷ぞうのカッコよさが際立ちますねー。