ワンピース第1054話“炎帝”感想・考察(その1)緑牛は自然系(ロギア)モリモリの実の森人間!シャンクスがワノ国近海に

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ワンピース第1054話“炎帝”感想・考察(その1)緑牛は自然系(ロギア)モリモリの実の森人間!シャンクスがワノ国近海に

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待ちに待ったワンピース最終章(はうっ)の開始に、1ヶ月ぶりの興奮を抑えきれない7月のゾリラバです、こんにちは。

うん、この「幕間」の間に4年越しの伏線がいろいろ回収されるとは思ってましたけどね。

怒涛のごとく、キター‼︎

♪───O(≧∇≦)O────♪

もうね、またしても予想の斜め上のビックリ展開もあったんですけど、ひとまず落ち着いて、いつものように最初から順序よくいきましょう。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の最新話内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

緑牛の相手は「ワノ国」

まずは、緑牛の相手をするのはルフィ達ではなくワノ国の人々ではないか、という予想は当たりましたね。

しかも20年ぶりの解放を祝う宴の邪魔はさせないと、いち早く迎撃に出たのは赤鞘の侍達。

そして、彼らに続き、ヤマトとモモの助もやってきました。

 

20年の支配に耐えて…今やっと解放された人々の宴は絶対に邪魔させない‼︎

というヤマトも

まだキズもいえぬ英雄たちに手出しすることは絶対にゆるさぬ〜‼︎

というモモの助も。

熱い‼︎

 

特に(心は)8歳のモモの助が、危機を察知していち早く駆けつけ、啖呵を切る姿は、将軍としての覚悟と矜持がうかがわれて胸熱‼︎

カイドウのお家芸だった“熱息(ボロブレス)”を発動しようとしたのには驚いたけど。

不発でちょっとホッとしています。

モモの助よ、まだそんなに無理しなくていいんだよと。

なんなら甚大な破壊をもたらすようなボロブレスなんて、新しいワノ国の将軍たるモモの助には似合わないから習得しなくても良いんじゃないのと。

 

しかしその覚悟や良し。

しかもね。

あっという間に緑牛にからめとられて大ピンチだというのに、ヤマトに

ヤマト、おぬしはたたかってはならぬ‼︎

という判断力。

 

これはあれですよね。

ヤマトはルフィの船に乗ることが決まっている(ゾリラバ調べ)から、もしヤマトが戦ったら「麦わらの一味vs海軍大将」の戦闘になってしまうと。

そうモモの助が考えたとしたら、8歳とは思えない恐るべき判断力です。

さすがは五老星もなかなかの切れ者と舌を巻く賢さ‼︎

 

緑牛はロギアの森人間

緑牛が植物系の能力者ではないかということは、これまでもささやかれてきましたが。

初登場以来4年目にして明かされたその能力は、単なる植物を操る超人系(パラミシア)ではなく、「森」そのものの自然系(ロギア)の能力者でした。

ONE PIECE FILM Z に登場したビンズの超人系モサモサの実の上位互換というよりはもっとスケールが大きい感じがしますが、植物を自在に成長させたり操ったりできるビンズと具体的に何がどう違うロギアの能力なのかは、まだ今ひとつよく分かりませんね。

森(大地)と一体化できるところがロギアたる所以なのでしょうが、岩石と同化できるドンキホーテ・ファミリーのピーカはロギアではなく超人系(パラミシア)でした。

また、ロギアの特徴の一つとして「実体が無い」ことが挙げられますが、武装色の覇気を持たないモモの助が噛み付けるということは、実体はありますよね。

 

その緑牛の人権感覚は、同じく「世界徴兵」で海軍大将になった藤虎とは真逆。

藤虎と緑牛はマリージョアで仲良く会話していたので、価値観も似ているかと思いきや、「…数えるべきなのァまず敵の数よりも守るべき人の数じゃあござんせんか…(“ONE PIECE”705話)」という弱者目線の藤虎と違い、人を人とも思わない腹立たしい発言を繰り返す差別主義者。

 

その言葉全部‼︎許さない!!!

 

と怒るヤマトに100%共感ですわ。

 

シャンクス登場‼︎

8月6日公開予定のワンピース映画「ONE PIECE FILM “RED”」の話題が最高の盛り上がりを見せているこのタイミングで、本編にもシャンクスが登場しました!

なんかもうね。

シャンクスが描かれるだけで涙が出そうになります。

しかももうワノ国近海に来てた‼︎

 

動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”の姿の新しいルフィの手配書を見て、12年前の海軍船襲撃と「ゴムゴムの実」奪取やルフィとの出会いなどを思い出すシャンクス。

12年前でのフーシャ村での出来事は、ONE PIECE FILM “RED”でも描かれそうなので、もうエモが止まるところを知りません‼︎

今週の回想シーンではっきりしたのは、やはりシャンクスは「ゴムゴムの実」という名前で糊塗された本当の実の正体を知っていたこと。

護送任務に当たっていた当時のCP9のフーズ・フーでさえ知らされていなかったのに。

 

五老星達がひた隠しにしていた「ヒトヒトの実」“ニカ”の存在と意味をシャンクスだけは知っていたと。

もう何回言ったか分かりませんが。

シャンクス…

あんた一体何者なんだってばよ⁉︎

 

バルトロメオがやらかしたこと

麦わらの一味の最も強烈な信奉者であり、押しかけ麦わら海賊団の中心人物でもあるバルトロメオが、シャンクスのナワバリを襲った様子は、扉絵連載で描かれていました。

シャンクスが憧れの「ルフィ先輩」の命の恩人であり、ルフィが海賊になるきっかけを作った人物と知っていたら、バルトロメオも絶対にそんなことはしなかったと思うんですが。

ロメ男ったら、ルフィが全く知らないところで、赤髪海賊団と麦わらの一味の間に、ひとつ因縁を作ってしまっていましたね。

 

もっともルフィの手配書を見つめるシャンクスの微笑みから推測するに、「ルフィに会う気はない…!」とシャンクスが言っているのは、別の理由があるのではないかと思います。

バルトロメオの事件は、単なる口実に過ぎない気が。

シャンクスが12年前から見据えている先は、ナワバリの「ケジメ」とか「おれの信頼」なんかよりもっと大きなものでしょう。

今はまだシャンクスがルフィに会う時ではないと考えているとすれば、そこには海賊としてのメンツなんかよりもっと遠大な意味があるはず。

そう、例えば…

 

ワンピースを奪りに行く

今週のワンピースの前半で最も驚き、かつゾクゾクしたのは、このシャンクスの発言。

 

なァベック

そろそろ奪りに行こうか

“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”

 

ぶわーっ、鳥肌!!!

“ベック”呼びもエモいけど‼︎

これまでは四皇でありながらシャンクスが特にワンピースへの野心を見せた描写はなく。

五老星をして「暴れさせればこそ手に負えんが、自分から世界をどうしようという男でもない」と評されていたシャンクスが。

ついに動くと‼︎

 

シャンクスが今はまだルフィに会う時ではないと考えている本当の理由は、むしろこれではないかしら。

以前もどこかで書きましたが、シャンクスはルフィが「立派な海賊になって」も和気藹々と昔馴染みに会うような形で会う気はないのかも。

ルフィの方も、「四皇はおれが全部倒すつもりだから!!!」と言っているので、命の恩人だろうと憧れの人だろうと「立派な海賊」同士の再会は穏やかで和やかなものではないのかもしれません。

今週、シャンクスが腹心の副船長ベン・ベックマンにだけ宣言した言葉は、シャンクスが子供の時にラフテルの一歩手前でロジャーに「いつか自分の船で行く」と言ったことをいよいよ実現するということであるわけですが。

同時に「海賊王」を目指すルフィのライバルとして、その行く手に立ち塞がるということです。

 

ゾリラバは、シャンクスが実は天竜人や世界政府の側の人間だとか、現在の秩序を維持するための黒幕だとか、ルフィにとってのラスボスといった説には全く共感していません。

もしシャンクスがルフィと戦うことがあるとすれば、それはシャンクスがロジャーの願いや「世界の夜明け」を実現するために必要と判断したからだろうなと。

“ONE PIECE”という物語の根幹であるシャンクスとルフィの信頼関係や、麦わら帽子に託された「受け継がれる意志」が揺らぐことはないと信じているのだン。

途中で小さな誤解があろうと、仮に拳を交えることになろうと、シャンクスは最後までルフィの「憧れの海賊」であり続ける‼︎

のハズだ‼︎

 

熱く語り過ぎたので、後半の感想はまた後ほど!

 

-ジャンプ

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