ワンピース第1047話“都の空” 感想・考察(その1)ロジャーはやはり非能力者!悪魔の実の能力を凌駕する覇気の力

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ワンピース第1047話“都の空” 感想・考察(その1)ロジャーはやはり非能力者!悪魔の実の能力を凌駕する覇気の力

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金曜に打った3度目の新型コロナワクチンの激しい副反応を乗り越え、爽やかに月曜を迎えたわりと打たれ弱いゾリラバです、こんにちは。

8度を超える高熱に1日半苦しみましたが、これで安心してゴールデンウィークを迎えられます。

 

さて、2週間ぶりのワンピース最新話。

ルフィとカイドウの闘いから目が離せません。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

モモの助の奮闘

ルフィの猛攻を受けて、鬼ヶ島を浮かしているカイドウの力が弱まり、このままでは敵も味方も全員墜落しかねない状況。

わずか8歳のモモの助の肩に、花の都の人々も含めた何万という人命がかかっています。

龍としても新米だし、飛ぶことができるようになったのも焔雲を生み出すことができるようになったのも、わずか数時間前なのに。

龍歴38年のカイドウがやっていたのと同じように、島を浮かせるだけの焔雲を作り出さなくてはならない事態になってしまいました。

 

稀代の英雄である父光月おでんの息子として家臣達の期待を背負いながら、非力で臆病な自分を嘆き、責め続けていたモモの助。

絶体絶命のピンチに立たされた今、モモの助は、20年前(モモの助の時間軸では数ヶ月前)の母トキとの別れの場面を思い出しています。

過去も現在も「ムリでござる‼︎」を口癖のように連発していたモモの助ですが。

母の覚悟と錦えもんの説得を受けて、「母上せっしゃ‼︎ゆぎまする゛!!!」と泣きじゃくりながら別れを告げた時の決意を思い出したようですね。

 

母上に……‼︎

合わせる顔がない‼︎

 

ともすれば逃げ腰になるモモの助を奮い立たせ踏みとどまらせるのは常に、今は亡き偉大な父と母。

頑張れ、モモの助‼︎

ワノ国の英雄となり、将軍の地位を光月家の手に取り戻す日は近いぞ‼︎

 

ロジャーは非能力者確定

場面は変わって、ギア5形態のルフィとカイドウの戦いが続く屋上、というか鬼ヶ島の更に上空。

今週もカイドウさん、貴重な情報をサラッと提示してくれましたね。

化け物揃いの悪魔の実の能力者達を尻目に、海賊の頂点に立った“海賊王”ゴール・D・ロジャーは、やはり悪魔の実を食べていない非能力者でした。

期待も込めてそう信じていましたが、これで確定でしょうね。

 

そしてもうひとつ、カイドウの口から語られたセリフで興味深いのは

 

“能力”が世界を制することはない!!!

(中略)

覇気だけが!!!

すべてを凌駕する!!!

 

これはね。

海賊王ロジャーも、副船長のレイリーも、世界最強の剣士と言われるミホークも、そのライバルだった四皇シャンクスも、悪魔の実の能力者ではないっぽかったから、たぶんそうなんだろうな、とは思ってたんですよ。

愛しのゾリラバのゾロももちろんそうですしね(またゾリラバのって野心出ちゃった)。

でも、主人公のルフィが動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”という超レアで超チートな悪魔の実の能力者だと判明した衝撃も冷めやらぬ時期なので、このタイミングでこのカイドウのセリフはちょっと意外でした。

 

長年最強の剣士として世界に君臨しているミホークや、ストイックな肉体の鍛錬と片眼を失うほどの過酷な修行?で最強の剣士を目指しているゾロを見ているせいか、強い剣士はやはり非能力者であってほしいと思うからこそ。

ゾロの覇王色が確定した現在、師であるミホークを超える日も近いと思うからこそ。

今週カイドウのセリフで示唆された「覇気」>「悪魔の実の能力』と取れる情報は、大注目だなー。

 

侍の覚悟にブレ無し

ルフィがカイドウを圧倒しているために鬼ヶ島が墜落の危機に瀕していると知っても、全く動揺を見せない侍の覚悟が感動的です。

バトルの幕間に挟まれるこういうモブシーンが好き。

皆、自分達は墜落して死んでも、カイドウの支配が終わりワノ国で暮らす妻子が幸せになるなら、「ありがてェな‼︎いい国になるだろうなァ!!!」と笑って死んでいく覚悟なんですよね。

これまでに倒れていった侍達もそうだし、命を投げ出して討ち入り作戦を守った霜月康イエもそうです。

今週おトコちゃんが空に飛ばした“空船”は、「おとうちゃん」のところに間違いなく届いていることでしょう(涙)。

 

他方、「死んでたまるか何が何でも生きるんだァ‼︎」と生にしがみつくウソップもまた、海賊らしくて良し。

死生観に唯一の正解なんてありませんし。

武士道の話の時にも書きましたが、「死を覚悟すること」と「生き抜くこと」は矛盾しないと思うから。

武士であることに誇りを持つ錦えもんやモモの助が人々を「生かす」ために必死になり、生き抜くことを大切にするウソップがルフィの夢や父の誇りのためには死を覚悟で敵に立ち向かうように、両者は二律背反的なものではない気がします。

 

オロチの最期の悪あがき

カン十郎(=火前坊)の最期の命の残り火が燃え移り、火だるまになったオロチですが。

小紫(=光月日和)が刺した海楼石の釘がぶつかった拍子に抜け、八岐大蛇の姿に変身してしまいました。

 

でもこれでようやく傳ジローの出番ができたような。

飛び六胞のササキを一時拘束した以外にはまだ目立った活躍のない傳ジローなので、ここで日和のピンチに颯爽と登場するでしょう(たぶん)。

悪行の数々を重ねたオロチには、引火であっさり焼け死ぬのではなく、近くで20年耐えに耐えてきた日和と傳ジローの手でトドメを刺してほしいものですわ。

 

ルフィの拳がヤバい

ギア5形態になって以来、カイドウを圧倒しているように見えるルフィですが。

え、ちょ、ちょっ!

その巨大過ぎる拳はヤバくない⁉︎

なんか鬼ヶ島ごとバラバラに砕けそうなんですけど。

モモの助が仮に焔雲を出せても、鬼ヶ島が砕け散ったら人々を助けようがないんですけど。

 

モモお前を!!!

信じてる!!!

 

ってモモの助に何を期待してるの⁉︎

と思わずモモの助に同情する無茶ぶり‼︎

さすがのヤマトも唖然としています。

ルフィはいったいカイドウと鬼ヶ島をどうするつもりなのか。

 

鬼ヶ島が邪魔だ!!!

どけろォ!!!

 

と言っているので、たぶん、カイドウを捕まえて空中で殴る時に、下にある鬼ヶ島を少し動かしてどかせということなんでしょうね。

ここは、後がなくなったモモの助が火事場の馬鹿力を出すことを信じましょう。

 

来週が休載じゃなくて良かった‼︎

あっ、でも今週は合併号ってことは。

続きはGW明けまでお預けだ(泣)

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