ワンピース第942話 ““白舞大名”霜月康イエ” 感想・考察(その1) 太鼓持ちのトノ康の最期と生き様

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ワンピース第942話 ““白舞大名”霜月康イエ” 感想・考察(その1) 太鼓持ちのトノ康の最期と生き様

投稿日:2019年5月13日 更新日:

今週のワンピースの展開に朝から心を乱されて仕事が手につかなかった分別ある大人、ゾリラバです、こんばんは。

なんなんでしょう、この展開は!?

いやー、もうビックリです。

ここから先は、週刊ジャンプ掲載の“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、アニメ派、コミックス派の方は、ネタバレご注意下さい。

 

康イエの生死

“ONE PIECE”という漫画は、過去の回想シーンはともかく、リアルタイムでは人が死なない物語と言われてきました。

だからこそ、頂上戦争でのエースの死の衝撃は大きく、実は生きているのでは、という説が長く消えなかったほどです。

至近距離で爆弾が爆発しようが、銃弾を何発も撃ち込まれようが、簡単には人が死なない。

ところが今週、元大名であることが明かされたばかりのトの康こと康イエが、オロチの銃弾を撃ち込まれて処刑されてしまいました。

ホントに死んじゃったの!?

というのが正直な感想です。

 

わずかな希望としては、かろうじて処刑場に間に合ったローが、ドレスローザの時と同様にシャンブルズで死体と入れ替えた可能性…

でもそうそう近くに姿形のそっくりな死体があるとは思えないし、康イエの心の叫びが感動的に語られた流れからすると、本当に死んでしまったっぽい…

マジかー。

 

康イエという男

白舞の大名だった頃は厳格だった、というしのぶさんの言葉どおり、勘当された光月おでんに説教する康イエの姿が、今週、回想シーンとして描かれました。

でもおでんが身を寄せるくらいだから、単なる頑固な堅物ではなかったでしょう。

 現に、このままいけば将軍になるのは「霜月康イエ」だとおでんが茶化しても、将軍スキヤキの気持ちがわからないのかと拳で諭す立派な人物です。

まだ何者でもねェ

チンピラだてめェなんか!!

言葉は厳しくとも、おでんに対する期待が伝わってきますし、わずかなやり取りから察するに、おでん様も康イエを信頼していたに違いありません。

また処刑場を取り囲んで泣き叫ぶ市井の人々の様子を見ても、慕われる大名だったのでしょう。

 

最期の言葉の虚々実々

康イエが自分の命と引き換えに演出して見せた処刑シーンは、壮絶の一言です。

そしてその最期の長口上には、真実と嘘が巧みに織り混ぜられています。

まず、ワノ国の素晴らしさを誇る気持ちとそれを汚してきた将軍オロチに対する怒りと侮蔑は「真実」。

命を睹して、光月家と民衆が代々築いてきた誇るべきワノ国について語り、それを奪ったオロチの非道を訴える言葉は、光絵(映像電伝虫)によってワノ国全土に伝えられました。

 

そして、処刑台の上で康イエが打った一世一代の大芝居は、既に頓挫した忍者海賊ミンク侍同盟&ワノ国反体制派の討ち入り計画を仕切り直すための「嘘」。

三日月の判じ絵は無力な光月家の無念を思って自分が作った「いたずら」だと。

投獄された者達の“月の印”は単なる流行り模様であると。

この自分の命と引き換えの大芝居で、オロチは度を越えた“臆病者”であるとワノ国全土に印象付けると共に、破綻しかけた錦えもん達の討伐計画に再びチャンスを与えました。

いまわの際の「最期の言葉」を誰が疑うでしょう。

うー、泣ける。

 

侍の死に場所

記事の冒頭でエースの死に触れましたが、そういえば、最近ではペドロも恐らく亡くなっていましたね。

ペドロと康イエには共通点があります。

それは、長く、「死に場所」を得たいと思っていたこと。

ペドロはビッグ・マムに50年の寿命を奪われ、余命幾ばくかもわからぬ中で、子供の頃に海賊王ロジャーに言われた「出番」を待っていました。

そして康イエも、20年前におでんが殺され、恐らく他の3人の大名も反抗むなしくカイドウ&オロチ軍に殺された中で、生き残ってしまった、という想いがあったのではないでしょうか。

それゆえの

わしは不本意にも一命を取り止め…

という言葉だと思われます。

そして20年を経て、自分の命を使えば、カイドウとオロチを討つチャンスを潰さずに済むと思った故の今回の行動。

うぉーん!!!

康イエ、漢の中の漢、侍の中の侍ですね。

 

行け 鬼ヶ島へ!!主君の仇を討ち果たせ!!!吉報をあの世にて待つ!!!

今週は他にも、霜月家とシモツキ村のこととか、ゾロの怒りとか、SMILEの謎とか、語りたいことがいろいろありますが、康イエの漢気に感動しすぎてエネルギーを使い果たしたので、続きはまた明日!(涙)

 


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