先週来の発売ラッシュとボンボンジャーニーの新エリア公開で、書きたい記事がとどまるところを知らず、ようやくコミックス巻99の感想までたどり着いた水曜日のゾリラバです、こんばんは。
毎週ワクワクしながらジャンプ最新話を読むのも楽しみですが、コミックスで改めて一気読みするのもまた愉悦。
コミックス巻99通読後の感想と新たに気づいた点など、まとめてみたいと思います。
ジャンプ掲載時の原作各話の生々しい感想や詳細な考察はそれぞれリンクからどうぞ♪
第995話“くの一の誓い”
サブタイトルどおり、お玉ちゃんが鬼ヶ島決戦に参戦してきたことにビックリすると同時に、“月の獅子(スーロン)”化したワンダとキャロットの美しさや、ナミさんの覚悟に感動したウーマンパワー炸裂回でした。
特に、いつもは我が身第一のナミが、うるティの頭突き攻撃でぼろぼろになりながらも、助かりたければルフィが海賊王になることを否定しろと言われ、
ルフィは……
“海賊王”には…
なります…
絶対に……
と血と涙と鼻水を流しながら言うシーンには、ゾリラバ、いたく感動しました。
ONE PIECEヒロインの鼻水の美しさには定評がありますが(そうなの!?)、「だってなるもん……‼︎」と大泣きしながら子供のように主張するナミさんが可愛すぎる。
男どもの意地や見栄とは無縁で実利主義のナミさんが、絶体絶命の状況で見せた麦わらの一味としての矜持に痺れましたね。
第996話“最強がいる島”
前週のミンク族やウソップ、ナミ、お玉などの助攻チームに続いて、ヤマト、ロー、キッドなど、鬼ヶ島決戦で主力になりそうなキャラの動きが描かれた回。
特に、新たなヒーロー(ヒロイン)ヤマトの魅力が際立っています。
ダメージで動けなくなったしのぶとモモの助をかばいながら、飛び六胞のササキを前に一歩も引かない心意気。
ナンバーズの八茶を遠隔から一撃で倒す圧倒的な強さ。
こんなカッコいいとこ見せられたら、男だろうが女だろうが、ヤマトに惚れるよねー。
第997話“焔雲”
鬼ヶ島決戦の主力と言えば、この二人を忘れてはいけません。
そう、ルフィの双翼であり麦わらの一味の主力、ゾロとサンジです。
ゾロがアプーから抗体を奪った一刀流居合のカッコ良さに、まずは目を奪われましたが。
毎週ジャンプを読んでいる時は、ストーリー展開や新たに判明した事実などに注意が向いて気づきにくいのですが、こうして一気に読むと、敵も味方も描かれ方に「テーマ」と「順序」と「流れ」がありますねぇ。
それでいて毎回、盛り上がりとコーフンと発見がある。
今更ながら、尾田っちの構成力とストーリーテラーとしての才に舌を巻きます。
サンジはサンジらしく、ゾロはゾロらしい描写も燃え(萌え)ます!
第998話“古代種”
改めて俯瞰すると、反カイドウ軍、すなわち味方に着目した回が続いた後の、敵の主力である“飛び六胞”を紹介する回。
サブタイトルもズバリ、「古代種」です。
既にこちら側に寝返った元“飛び六胞”X・ドレークも含めて、古代種の“飛び六胞”を改めて整理してみましょう。
名前 | 実の種類 | モデル | |
1 | X・ドレーク | リュウリュウの実 | アロサウルス |
2 | ササキ | リュウリュウの実 | トリケラトプス |
3 | ブラックマリア | クモクモの実 | ロサミガレ・グラウボゲリィ |
4 | フーズ・フー | ネコネコの実 | サーベルタイガー |
5 | うるティ | リュウリュウの実 | パキケファロサウルス |
6 | ページワン | リュウリュウの実 | スピノサウルス |
何度も繰り返して恐縮ですけど、自然なストーリーの流れの中で、6人いっぺんに紹介の見せ場を作れる尾田っちのストーリー構成力って、ホントすごいと思いますわ。
第999話“君がため醸みし待酒”
詩的なサブタイトルと共に、記念すべき第1000話目前に相応しいエモすぎる神回。
人気花丸急上昇中のヤマトとエースのエピソードや、白ひげ海賊団でのエースの末っ子ぶりが惜しみなく描かれ、ゾリラバも何度読み返して涙したことか。
エースファンにとっては正座して読みたくなる尊いエピソードだし、ONE PIECEという物語の核心や今後の展開という意味でも、非常に重要な示唆を含む回だと思います。
通常は2回の感想・考察も、この週は書きたいことがてんこ盛りで、4回にわたりました。
後半はまた明日書きます。
いよいよ21世紀の日本文学の傑作“ONE PIECE”も第1000話!!!