長い1日の労働を終え、ようやくホテルに戻って自分の時間を手に入れた出張中のゾリラバです、こんばんは。
さぁ、ワンピースと戯れるお時間です!
早速、今週のワンピースの感想の続き、いってみましょう。
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意下さい。
逃げられないモモの助
ルフィにモモの助としのぶさんを託されたヤマトは、モモの助を生かすことが最優先と判断し、船で鬼ヶ島から逃がそうとします。
光月おでんの航海日誌を読んでモモの助の使命を知っているヤマトだからこそ、命懸けでモモの助を守り生き延びさせようとするのでしょうね。
モモの助こそが「世界を夜明けに導く者」だというヤマトの言葉が、ワノ国をカイドウから取り戻し、おでんの遺言のとおりワノ国を開国する者という意味なのか、もっと深い意味があるのかはわかりません。
しかしモモの助が生き延びることが世界にとって重要であることを、誰よりも理解しているのがヤマトなのは間違いないでしょう。
そのヤマトは、気を失ってるっぽいしのぶさんとモモの助を抱えて港にたどりつきますが、なんと鬼ヶ島から脱出する手段は既に絶たれていました。
あろうことかカイドウは、鬼ヶ島全体を「焔雲(ほむらぐも)」で浮かせ、ワノ国本土に移動させて、花の都に落とそうとしているようです。
カイドウの狙い
これまで20年以上の長きにわたり、ワノ国に居座りながらも、直接の支配はオロチに任せて後ろ楯の立場に甘んじていたカイドウは、傀儡のオロチを斬り捨て、「新鬼ヶ島計画」を発表しました。
いくら「海賊の同盟には裏切りがつきもの」といっても、長年持ちつ持たれつだったパートナーを大した理由もなくいきなり斬り捨てるだろうか、とオロチの死については半信半疑だったゾリラバですが、今週、鬼ヶ島を浮かして花の都に移すというカイドウの行動を見て、やはりカイドウは本当にオロチが邪魔になったのかもしれないと感じました。
カイドウに新鬼ヶ島計画を決意させたものは何でしょう。
最近の状況の推移から考えられる要因としては、
① 2年前の頂上戦争と白ひげの死による厭世感の増大(死ねないことへの絶望)
② 復活した赤鞘九人男とモモの助が「光月おでん」ほどの強さを持っていないことに対する失望
③ ヤマトの成長による国譲りへの期待
あたりが考えられそうです。
それにしても不死身の肉体に加え、島を丸ごと浮かすという金獅子のシキみたいな能力を持っているなんて、カイドウったらどんだけチートなんだ!
鬼ヶ島は“鳥かご”と同じ
今週の鬼ヶ島の移動開始は、ドレスローザ編のドフラミンゴによる「鳥かご」を思い出させました。
すなわち絶対的支配者による一方的な滅亡へのカウントダウンの開始です。
鬼ヶ島を他でもないワノ国の中心の花の都に移動させるということは、花の都に甚大な被害が生じるということ。
この暴挙を止めるためには、2つの可能性が思い浮かびます。
まず、焔雲による島の浮揚が、ドフラミンゴの「鳥かご」と同様にカイドウの悪魔の実の能力によるものなら、花の都に到達する前にカイドウを倒せば、その能力は解除されます。
ドレスローザ編のように、ルフィがカイドウを倒すためのカウントダウンが始まったのかもしれません。
もう1つの可能性は、人造悪魔の実でカイドウそっくりの龍に変身できるモモの助が、能力を使ってドレスローザの時と同じように焔雲?を発生させてカイドウの企てを阻止すること。
こちらの方が、カイドウに代わってモモの助がワノ国の支配を取り戻すには、よりドラマチックかもしれませんね。