以下のような書き出しで1ヶ月前にワンピースコミックス巻111の感想を書き始めたにもかかわらず、リアル人事異動のバタバタで、すっかり忘れて放置していた「ハテハテの実」の“もの忘れ人間”ゾリラバです、こんにちは。
3月に入って寒い日が続いていても、毎週ワンピースが読めて、3ヶ月ぶりにコミックスが発売されただけで、気分は春うららなゾリラバです、こんばんは。
口の悪い友人には、頭の中にお花が咲いている、と言われるので。
昔の人気漫画の舞台「常春の国マリネラ」にあやかって、「常春の人ゾリラバ」っていうキャッチフレーズも良いかなと思ってます。
“覇王食の覇気持ち”という二つ名も捨てがたいんですが。
と、またどーでもいい自分語りの前振りで力尽きてたというね。
「いっそこのまま忘れたことにしとけば?」と悪魔の実が囁いてきたのですが。
次巻112発売の時に激しく後悔することは目に見えているので、1ヶ月遅れでも書いとこうと思います。
久々にエッグヘッド編最終局面を通読して、見落としていたコマもいくつか発見しましたし。
アニメのエッグヘッド編も盛り上がってますしね。
早速感想いってみたいと思います。
いつものように、それぞれのエピソード毎に、ジャンプ掲載時の生々しい感想をリンクしときますね。
第1122話“イザッテトキ”
世界に向けたベガパンクの「最期の配信」が、海賊達を狂喜させ、海軍に動揺を与えた様子が描かれる第1122話。
立場や想いは様々ですが。
海軍大佐にまで出世した今も、ルフィに密かに憧れているコビーが。
初めて会った時に海賊王になるという途方もない夢を語るルフィに、背中を押されたことを想い出しながらも
ルフィさん…
僕は…
あなたの夢を阻止しなくちゃ!!!
と静かに決意する様子が胸を打ちます。
誰よりもルフィの夢の重さを知っている人だから。
そして場面は変わり、脱出を目指すルフィ達とそれを阻止しようとする五老星の攻防が続くエッグヘッド。
ギア5の“ニカ”バージョンになったルフィの心音を聴いて400年の眠りから目覚めた古代の巨大ロボ「エメト」が、かつてジョイボーイと交わした会話が描かれます。
サブタイトルの“イザッテトキ”というのは、その会話に出てくる、エメトに閉じ込められたかつての親友ジョイボーイの最大級の覇気を使うタイミングのことだったんですね。
ジョイボーイの生まれ変わりとエメトがルフィを認識し、その命を救いたいと思ったとき、ジョイボーイが残した奇跡が!
第1122話 感想・考察(その1)
第1122話 感想・考察(その2)
第1123話“空白の2週間”
エメトに封じ込められていたジョイボーイの覇気が放たれた瞬間。
ルフィ達を手こずらせていた五老星はマリージョアまで飛ばされ、海軍は中将クラスも含めて気絶してしまいました。
しかもエメトが守ろうとしたルフィとその仲間には一切敵意を感じさせない選別力!
800年も前に込められた覇王色の覇気がこれほどの威力とは。
ジョイボーイのエピソードももっと読んでみたいものです。
そしてなんといっても圧巻は後半の謎解き‼︎
いつもなら2日に分けて感想を書くのに、我慢しきれず、第1123話は一気に後半まで書いてしまいましたyo!
これで、エッグヘッドで起きていた諸々の不思議な出来事の謎が解けて、未回収の伏線が一気に回収されましたね。
まさかルフィ達がエッグヘッドに上陸する前からそんなことが起きていたとは。
やはり人類の500年先を行く天才が考えることは違いますわ。
そして全く想像だにしなかったストーリーを考える尾田っちも紛れもない天才。
第1124話“親友
第1124話は、海軍大将“黄猿”ことボルサリーノが主役の回。
「どっちつかずの正義」を掲げ、自らを「社畜」と揶揄する黄猿は、昔から本音が見えにくい人でしたが。
エッグヘッド編ではベガパンクや戦桃丸との昔からの交流が描かれ、普通の人間らしい感情が垣間見られて、ゾリラバの好感度もかなり上がっていました。
しかし海軍大将という立場から、子供の頃から可愛がっていた戦桃丸を倒し、親友だったベガパンクにトドメを刺さなくてはならなかった。
社畜に徹するつもりでも、黄猿の心はとっくに限界を迎えていたのでしょう。
それがサカズキ元帥の心無いセリフに対する怒りの叫びとなりました。
疑うヒマァあんならよ‼︎
てめェの目で見に来いや
クソガキ!!!
いつも飄々としていて、歳下の上司となったサカズキにも全く逆らうそぶりを見せなかったボルサリーノだけに。
この激情剥き出しの涙と叫びは衝撃でした。
ゾリラバも同じ社畜として身につまされましたわ。
サカズキもびっくりしたでしょうね。
でも瞬時にボルサリーノの心情を悟って謝れるところは、サカズキもただのパワハラ元帥ではないですね。
好きにはなれないけど。
そして後半は、多くの人やロボの自己犠牲もあって無事にエッグヘッドを脱出したものの、ベガパンク本体(ステラ)を死なせてしまった、とこちらも悲嘆にくれるルフィサイド。
でも、ルフィ達と共に唯一脱出を果たしたベガパンク“悪”(リリス)によれば、「みんな生きておる!!!」と。
天才が考える生死の概念は、やはり突き抜けているようです。
第1125話“何をもって死とするか”
前話でのリリスの謎のような言葉を証明するとともに、五老星であり“科学防衛武神”だったサターン聖の恐ろしい最期が描かれた回。
いやー、恐るべきイム様の力。
世界最高権力とされる五老星が平伏し畏れ敬うのもむべなるかな。
まさに何百年も生きてきた無敵の五老星すら、マリージョアから遠隔で亡き者にできるイム様の能力、なんなんでしょうね。
そもそもイム様の能力で何百年もの間不老不死だったのが、解除されて一気に歳月が流れて骸骨と化したと考えるのが妥当な気がしますが。
そして後半は、前話でリリスが語っていたように、死んだはずのベガパンク達(ステラ、ヨーク、リリス以外)が、エッグヘッドから脱出させることに成功した空飛ぶPUNK RECORDSで、わちゃわちゃしている様子が描かれました。
めっちゃ嬉しいです。
ルフィ達と一緒にいるリリスも当然アクセスできるでしょうから、ルフィ達はベガパンクの知恵と知識を手に入れたも同然ですね。
ステューシーも「生きている」に一票!
第1126話“落とし前”
ようやくエッグヘッド編も終わり、次の目的地エルバフに向けてルフィ達の宴会も盛り上がるその頃。
場面は変わって、なんと捕らえられシャンクスの前で土下座させられているバルトロメオ。
ついに、第875話(ONE PIECE巻75)の扉絵の伏線が回収されました。
これだからワンピースは面白い。
扉絵シリーズは、ほぼ必ず本編に繋がっていくので、赤髪海賊団の海賊旗を燃やしてイキっていたバルトロメオの身を案じていましたが。
バルトロメオのルフィへの命懸けの心酔っぷりに、一度はシャンクスが許したようですが。
幹部達は甘いと示しがつかないと思ったのか(実際バルトロメオ本人も甘いと舐めたようだし)、ヤソップの一撃でゴーイングルフィセンパイ号は海の藻屑となりました。
ま、バルトロメオ達はあのくらいじゃ死なないと思うけどね。
後半では、本拠地海賊島ハチノスに帰還したティーチの様子が描かれました。
コビーには逃げられたものの、伝説の英雄ガープを捕え、ポーネグリフ解読の鍵を握るというシャーロット・プリンを手に入れ。
更に古代兵器の情報を持つカリブーが合流しようとしています。
まさに海賊王レースに乗り出し順風満帆といった黒ひげ海賊団。
どうもゾリラバは好きになれないので、多くを語る気にならないのですが、今後の台風の目であることは確実。
コミックス巻111後半の感想は、ジャンプ最新話の感想の後になるかもしれませんが、今週中に書けるようにがんばるガネ〜(←努力目標)。