昨晩じんましんの薬を飲んで寝たら、目覚めたのが13時間後でびっくりしたゾリラバです、こんばんは。
確かに「眠くなるお薬です」と薬局で言われたけど。
せっかくの休日を半日寝て過ごしてしまったのはもったいなかった‼︎
残りの半日は何か生産的なことをしようと思い、ワンピースを語ることにしました(他にないの?)
さて、今日11月23日は黄猿こと海軍大将ボルサリーノのバースデー。
元帥に昇進した赤犬サカズキはまだ語ったことないけど(あまり語りたい気持ちが起きないから)、本編でも再登場が近そうな注目の青キジことクザンは確かだいぶ前にキャラ語りしました。
そこで今日は、ボルサリーノというちょっと捉えどころのないキャラを攻めてみたいと思います。
ピカピカの実の光人間
ボルサリーノは、“ピカピカの実”を食べた自然系(ロギア)の光人間。
まだ覇気の存在すら知らなかったルフィ達は、シャボンディ諸島で黄猿に手も足も出ず、完全敗北を喫しました。
バーソロミュー・くまの機転がなければ、麦わらの一味は全員、黄猿に倒されるか捕らえられていたでしょう。
自らの身体を光に変えて瞬間移動(“八咫鏡”)したり、大量の光の玉(“八尺瓊勾玉”)や光る剣(“天叢雲剣”)で攻撃を繰り出します。
もちろんロギアなので、覇気使いでなければ、その攻撃を防ぐこともダメージを与えることも移動を阻止することさえもできません。
ルフィ達にとっては、海軍最高戦力に相応しい攻撃力とスピードを有する厄介な敵といえます。
どっちつかずの正義
サカズキの苛烈な「徹底的な正義」やクザンの「だらけきった正義」に対して、ボルサリーノが掲げるのは「どっちつかずの正義」。
実際、サカズキとクザンが海軍元帥の座を賭けて死闘を繰り広げた時も、ボルサリーノは「我、関せず」で、どちらにも与しなかったのでしょう。
2年後の現在も唯一、変わらず海軍大将の地位を維持しています。
現在の年齢は58歳で、同期入隊のサカズキより3才年上。
クザンは49歳と更に若いので、三大将の中では最年長だった訳ですね。
入隊は32年前で、26歳と割と遅め(クザンは19歳で入隊)です。
ボルサリーノって現実的で日和見主義者のようで、正義が立場によって形を変えるワンピース世界においては、実はなかなか奥が深い人物ではないかとゾリラバ、常々思ってまして。
「どっちつかず」というのは良くも悪くも極端に走らない、いわば仏教でいう中庸の徳に通じているという考え方もできます(褒めすぎ?)。
特にワンピース世界の海軍には、サカズキ元帥やオニグモ中将、最近では新たに世界徴兵で大将になった緑牛アラマキのように、かなり極端な「正義感」の持ち主も多いので。
ボルサリーノのように、飄々と実務をこなしていくノンポリがいないと困るかも。
その政治色や主張の薄さによる使い勝手の良さ(笑)は、ONE PIECE FILM ZやONE PIECE FILM REDなどの映画での黄猿の活躍が証明しています。
普通に海賊を捕らえに来る海軍大将は、たいていボルサリーノさんですもんね(笑)
厳し過ぎず優し過ぎず
黄猿の「どっちつかずの正義」は、海賊に対する態度にも現れているような。
例えばサカズキは、自分が信じる正義のためなら、海賊はおろか一般人を攻撃(オハラでの避難船爆撃)したり海軍仲間を犠牲にする(頂上戦争での脱走兵やコビーへの攻撃)ことも厭いません。
海賊という悪を根絶やしにするというのも本気だと思えます。
一方の黄猿は、シャボンディでも結局あっさりホーキンス、アプー、ウルージを倒したにもかかわらず、トドメを刺さなかったために全員逃げられてますし。
ゾロに対しても踏み殺す素振りを見せてましたが、その割には「い〜ま〜死〜ぬよォ〜」とか言いつつなかなか行動に移さず、本当は命まではできれば取りたくないんじゃないかと思わせる行動でした。
かと言って逃すつもりはなかったでしょうが、ボルサリーノ的には、捕らえないと天竜人がうるさいから出張ってきたけれど、超新星達を片っ端から根絶やしにする気まではなかったんだろうなぁと。
黄猿さん、発言を額面通りに受け止められない、複雑でつかみどころのない人ですね。
現実社会にいたら、ポリシーや熱さはないけどめっちゃ有能で頼りになる能吏、という感じでしょうか。
困った事態が起きた時に
わっしが出ましょう
すぐ戻ります
ご安心なすって
(ONE PIECE第504話)
と言ってすぐ現場に駆けつけてくれる部下がいたら、そりゃ重宝しますよね(笑)
でもいつか、飄々としたボルサリーノの価値観や大切に思っているものを聞いてみたいし、本気で怒るところを見てみたい気がします。