バーソロミュー・くまの悲惨な過去を読み返すのが辛くて先延ばししていたコミックス巻108に、ついに手を付けざるを得なくなった第6回ナレッジキング対策中のゾリラバです、こんにちは。
108巻は、前半6話がエッグヘッドでの急展開、後半6話が衝撃的なサブタイトル“死んだ方がいい世界”の意味がわかる、悲しいくまの過去編から成ります。
今日はまず前半、ついに始まったエッグヘッドでの全面戦争について語りましょう。
今回も各話のジャンプ掲載時のリアルタイム感想の詳細は、リンクからご確認下さい。
Contents
第1089話“立てこもり事件”
108巻の最初を飾る第1089話は、いわば「嵐の前の静けさ」回。
ルルシア王国が跡形もなく消滅した後に、海にぽっかりと巨大な穴(エニエス・ロビーを彷彿とさせますね)が開いたことや、世界中で海面が約1メートルも上昇したことが、淡々と語られます。
そして初めて単独行動が確認されたジェイガルシア・サターン聖を乗せた軍艦をはじめ、20隻の巨大軍艦を含む100隻の船、3万の海兵が、エッグヘッドを取り囲みます。
いよいよ本格的に「世界政府&海軍」vs「ベガパンク一派&麦わらの一味」の戦端が開かれようとしていますが。
とりあえず、敵味方とも「腹が減っては戦はできぬ」とばかりにお食事中(笑)
第1089話感想・考察(その1)
第1089話の後半は、ドーベルマン中将がサターン聖にエッグヘッドの状況を報告するという形で、現在のルフィ達の居場所が紹介されます。
その時、エッグヘッドに直接出張っているサターン聖以外の五老星@マリージョアに、エッグヘッドの裏切り者、ベガパンク“欲(ヨーク)から電伝虫が!
ヨークと五(四)老星の間の通話のやり取りで、読者にもこれまでの裏切りの経緯が明かされるという手法、尾田っちは上手いなぁと思いました。
しかも!
最後の見開きページの痛快さときたら!
モルガンズが捏造した「立てこもり事件」がホントになっとる(笑)
嘘から出た真とはこのことです。
ボニーが人ごとのように「まるで立てこもり事件だな」と言っているのが妙に笑えます。
第1089話感想・考察(その2)
第1090話“黄猿”
第1090話の前半は、ルフィのアホなまでの素直さ、サターン聖の残酷さ、ルッチの有能さが描かれました。
それにしても、麦わらの一味が全員揃ってわちゃわちゃしているシーンは、それだけでワクワクしますね。
ベガパンクのサテライト“正(シャカ)”と“知(ピタゴラス)”の(肉体の?)死が確定したのは残念でしたが。
第1090話感想・考察(その1)
後半は、エッグヘッド脱出作戦の方針が決まり、一味がバラけて動き出します。
それと並行して世界政府・海軍のエッグヘッド攻略に向けた作戦も動き出しました。
前話では自らを「社畜」と呼んでいた黄猿が、世界最高権力者のサターン聖に作戦についてはっきりモノをいうシーンは、ちょっと意外で黄猿を見直したよね。
サブタイトルどおり、黄猿が今後しばらくキーパーソンになることを予感させる回でした。
第1090話感想・考察(その2)
第1091話“戦桃丸”
ついに上陸した海軍大将黄猿を迎え撃つ戦桃丸。
ベガパンクのボディガードという職務を果たし、恩人を無事にエッグヘッドから脱出させるため、身体を張って黄猿を止めようとしますが。
いくら戦桃丸が「世界一のガード」を誇っていても、その「師匠」だった黄猿に敵わないことは誰より本人が分かっているでしょうね。
ベガパンクも「その戦いは酷すぎる‼︎逃げても責めぬぞ!!!」と言っています。
実力差もさることながら、戦桃丸がオジキと呼んで慕っていた黄猿と戦うことの葛藤を考えてのことでしょう。
しかし葛藤しているのは黄猿の方も同じ。
戦桃丸を倒した後に、独り言で「傷つけちゃいけねェ物」として五老星に命じられたものを列挙し
そして…本当は“親友”…と
呟く黄猿に、社畜の悲哀を感じます。
第1091話感想・考察(その1)
後半は、黄猿の到着の報に接し、それまで大人しくしていたロブ・ルッチが動きます。
隙をついてベガパンクを殺そうとしたルッチの前に立ちはだかり、ベガパンクの盾となったのは、ステューシー。
ベガパンクへの献身が熱いです。
本性を現したルッチにソッコー向かって行ったのは、ゾリラバのゾロ!
ゾリラバのゾロ‼︎
大事なことなので2回言いました。
そしてその場にいる最も強い敵に立ち向かうのは、常に我らが船長ルフィの役目ですね。
仲間も気づかないスピードで黄猿に向かってました。
黄猿‼︎おれ達は2年前の100倍強ェぞ
というルフィの顔の頼もしいこと!
第1091話感想・考察(その2)
第1092話“暴君くま聖地暴走事件”
前話から一転場面は聖地マリージョアへ。
せっかくサボ達に救出されたバーソロミュー・くまが、再びマリージョアへ戻ってきたことで、聖地の天竜人達は大騒ぎです。
捕えようとする兵士達を振り切ってどこかへ行こうとするくま。
既に自我も心も失っているはずのくまが、カマバッカからニキュニキュの実の能力で空を飛び、激突したレッドライン(赤い土の大陸)をよじ登り、更にどこかへ急ぐ姿は胸を打ちます。
しかし騒ぐ天竜人を前に元帥サカズキ自らが動いてきました。
まともにやり合ったら流石のくまも敵わないでしょうが、くまは一つの目的にのみ突き動かされているようです。
サカズキから数多のダメージを受けながらも、無事にマリージョアを脱出!
ニキュニキュの実って、逃走には最適ですな。
第1092話感想・考察(その1)
そして後半の舞台は再びエッグヘッド。
ルフィと互角の戦いをしていた黄猿ですが、目的はベガパンクの命のみ。
なぜ海軍がベガパンクを殺したいのかというルフィの素朴な疑問に対し
殺してェわけねェでしょうが…‼︎
と呟く黄猿ですが。
究極の自由人のルフィには、黄猿の気持ちは絶対理解できないでしょうね…
黄猿の蹴りでいったんドーム外まで遠く飛ばされたルフィでしたが。
ベガパンクの前に黄猿が現れ、みんなが「万事休す」かと思ったその時。
ギア5のニカの姿で登場して、自然系(ロギア)の黄猿を巨大な拳でむんずとつかむというカッコ良さ。
そして夢の巨大ロボ「ベガフォース1」は破壊されてしまいましたが、ニカの「ドンドットット」という心音を聞いてなんと。
エッグヘッドに眠っていた謎の古代の巨兵が動き出しそうです。
第1092話感想・考察(その2)
第1093話“ルフィvs黄猿”
第1093話は、黄猿のレーザーで黒コゲになったにもかかわらず、落ちてくるボニーを仁王立ちで受け止めた戦桃丸の男前っぷりにも惚れましたが。
何といってもこの回は、2年の成長っぷりを伺わせるゾロのルッチとの闘いが全てといっても過言ではありません(そうなの?)
ゾロのルフィリスペクトとNo.2のプライドが垣間見える煽りが最高なり。
ウォーターセブンでゾロが全く歯が立たなかったルッチですからね。
そのカッコよさは、リアルタイム感想で興奮して叫びまくったので繰り返しませんけれども?(←かなり自制している)。
第1093話感想・考察(その1)
ゾロ対ルッチのバトルも熱いけれど。
サブタイトルどおり後半は、四皇“ニカ”ルフィvs海軍大将黄猿の熱い戦い…
のハズなんですが。
ニカの「ふざけた能力」と、狙いはルフィでなくベガパンク、という黄猿のすかしのせいで、熱いというよりは、ゆるーい印象のバトルになってます。
純粋な強さならもしかしたら黄猿を超えたかもしれないルフィだけれど。
だましやすかしに弱いので(笑)
どうもまともに戦わせてもらえません。
そしてエッグヘッド編が面白いのは、セラフィムやパシフィスタが、敵になったり味方になることで、戦況が刻々と変化すること。
すなわちアトラスがいうように「威権順位」が戦いの帰趨を大きく左右するということですね。
第1093話感想・考察(その2)
第1094話”「五老星」科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖”
そしてついに。
威権順位がベガパンク側に渡り、パシフィスタの指揮権限を失ったタイミングで。
五郎星ジェイガルシア・サターン聖が動きました。
何者かが上陸した気配を感じ、タイマンバトルの真っ只中だったルフィ、黄猿、ゾロ、ルッチが一様にぞくっとしています。
工場層に落ちたボニーと、ボニーを助けに向かったサンジくん、フランキー、ベガパンク、アトラスがピンチ!
第1094話感想・考察(その1)
魔法陣の中から現れたジェイガルシア・サターン聖は、これまでマリージョアの“権力の間”などで見ていた知的な姿とは似ても似つかない恐ろしい妖怪でした。
しかも眼力だけで相手を射殺すような描写もあって、当時は、「いや何?なんなの、コイツ⁉︎」と混乱しました。
悪魔の実の能力者なのか、圧倒的な覇気の力によるものなのかは、今もってよく分からないんですが。
第1094話感想・考察(その2)
コミックス108巻の後半6話については、また明日以降に書きます。
ハンカチ必須!(ゾリラバが)
バギーラバのバギー バギーラバのバギー バギーラバーのバギー
超大事な事なので3回言いました。
今日もバギー愛がとどまるところを知らないですね(笑)稀少な立ち位置を貫いて下さい。