ワンピース第1089話「立てこもり事件」感想・考察(その2)ルフィ達はどう逃げる?社畜に徹する黄猿と戦桃丸の関係

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ワンピース第1089話「立てこもり事件」感想・考察(その2)ルフィ達はどう逃げる?社畜に徹する黄猿と戦桃丸の関係

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明日から夏休みと思うと、今日職場で発生した全てのことを笑って許せたゾリラバです、こんばんは。

休暇前夜の解放感に身を委ねつつ、今週のワンピースの感想の続き、張り切っていってみたいと思います。

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

黄猿と戦桃丸の関係

3万の海兵を率いてエッグヘッドにやってきた海軍大将黄猿。

戦桃丸を攻撃することは「気が引ける」ようで、戦桃丸への投降を勧告しています。

以前から、黄猿を「オジキ」と呼んで慕っているっぽかった戦桃丸とは、どういう因縁なんだろうと思っていましたが。

どうやら実際に血縁関係がある伯父というわけではなく、単に昔からの旧知の仲、ということのようですね。

 

黄猿のレーザーをパシフィスタの開発に利用したベガパンクは、ずいぶん昔から黄猿と接触していたのでしょう。

護衛としてベガパンクに拾われた戦桃丸は、まだ大人になりきってない頃のようです。

ちなみにくまモデルの旧型パシフィスタでさえ、2年前に登場した時には新兵器のような扱いだったので、ベガパンクといえども、レーザーの実用化には何年もかかったことが、今週の一コマで分かりましたね。

 

黄猿の「社畜」宣言と正義感

黄猿は、旧知の戦桃丸を攻撃するのが忍びない様子ですが。

ベガパンクは始末するのね。

それが自分で宣言しているように、黄猿の社畜たる所以なのでしょう。

 

黄猿のモットーは「どっちつかずの正義」。

すなわち、独自の善悪感、正義感を持たないからこそ、時に理不尽で非道な天竜人の命令にでも従えるということなんだろうなぁ。

そもそも戦桃丸に投降を促していることだってさ。

ジェイガルシア・サターン聖が、先に逃げ出した一般研究者まで、「疑わしきは消せ」の五老星セオリーで始末しようとしている訳だから。

誰よりベガパンクの身近にいた戦桃丸を見逃すわけはないと分かりそうなのに。

もし黄猿がそこまで分かってて戦桃丸に投降しろと言ってるなら、ほんと「社畜」の畜は、家畜の畜じゃなくて、鬼畜の畜だなぁ。

 

皆様、お食事タイムです

本筋とは関係ないと思うんですが、今週、皆様お食事をとっておられます(笑)

戦闘の前の腹ごしらえでしょうか。

 

黄猿をはじめとする海軍の皆様はラーメンをすすり。

戦桃丸はおにぎりをもぐもぐ。

ジェイガルシア・サターン聖閣下は、パリパリウィンナーをパリッと音を立てながら、フォークでお上品に召し上がっておられます。

ルフィとジュエリー・ボニーは、安定の“肉のついた骨のヤツ”とピザ(笑)

これから起きる事態が長期戦になる伏線かもと思うのは、考えすぎかしら。

 

“欲(ヨーク)”の陰謀

まさかの獅子身中の虫、裏切り者だった欲(ヨーク)が、マリージョアの五老星に直電できたのも驚きですが。

ルルシア王国消滅事件に使われたと推測している「マザーフレイム」を五老星に送ったのも、なんと彼女でした。

世界から争いを無くすために恒久エネルギーの開発を進めてきたベガパンク本体(ステラ)がこれを知ったらショックだろうな。

いやー、マジで。

 

分身であるヨークは、ベガパンクの生理的欲求だけでなく、彼の心に潜在する名誉欲や出世欲まで体現していると思われます。

言ってみれば、その「欲」が、一国を跡形もなく消し去る攻撃兵器に使われる遠因を作ったわけです。

これは平和を願う天才科学者にとってはしんどいと思いますわ。

 

麦わらの一味、脱出準備完了

最後に見たエッグヘッドの状況は、あっちもこっちも大ピンチという感じでしたが。

なんか丸一日の間に、全てがうまくいったようですね。

ベガパンクは解放されているし、ボニーも合流しているし、ヨークの陰謀は全て頓挫して、逆に麦わらの一味に利用されていました。

五老星さえ手玉にとる大芝居の筋書きはおそらくナミとウソップあたりが描き、ゾロが脅して実現したのでしょうね。

このカタルシスよ!

 

細かい経緯は今後、必要に応じて説明されるのでしょう。

ルッチがまるで麦わらの一味かのように、手錠もかけられず馴染んでいるのが不思議。

ルッチとカクもある意味「社畜」ですし、「立てこもり組」に味方する理由はないので、野放しにしておくのは危険極まりないように思えますが。

 

しかし、無事に脱出メンバーが勢揃い(ロビンちゃんが見当たらないのが気になりますが)したものの、島を取り囲むのは100隻の軍艦と3万の兵。

まともにぶつかったらいくら一騎当千の麦わらの一味とて勝ち目はありません。

海軍は、今や四皇となったルフィとぶつかりたくない様子でしたが、世界政府(=ジェイガルシア・サターン聖)の命があれば遠慮なく襲ってくるでしょう。

活路があるとすれば、やはりサターン聖を人質に取ることかなー。

エッグヘッドに向かっている黒ひげ海賊団がまたしてもジョーカー的に撹乱要員となる可能性もありますね。

 

それにしても世界経済新聞社のモルガンズが、世界政府に恩を売るために捏造した「麦わらの一味によるエッグヘッド立てこもり事件」が、現実味を帯びてきたのが笑えますね。

事実は新聞より奇なり。

 

 

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

    ただ逃げるだけなら あんまり危機感ないかな~
    100隻で囲んでも 8方位で割ったら1区画 12,3隻で中将1人くらい
     千の海を越える我らがサニー号は飛べるので・・・楽勝ッチャブル

    • ゾリラバ より:

      バギーラバさん、論理的!そう言われると楽勝な気がしてきました(単純)笑

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