今週のONE PIECEをおせちともに味わえる新年のめでたさを、しっかりと噛み締めている正月のゾリラバです、こんにちは。
夜中にワンピース最新話を読み、時間を気にせずブログを書いて、昼前にのんびりと目覚め、オハラショウスケさんよろしくお風呂に浸かりながらワンピースを再度堪能するという、これほどの贅沢があるでしょうか。
まだ感想・考察(その1)を書いて12時間も経ってませんが、幸せ気分のまま感想の続き、いってみたいと思います。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
脱いだらすごいんです
錦えもんと菊之丞を救出に来たウソップの窮地に、二丁拳銃を放って颯爽と登場したイゾウ。
瀕死の菊を抱き起こすイゾウの表情がなんとも切ないですね。
見目麗しい兄弟の美しい兄弟愛ショットに胸打たれたので、載せちゃいましょう。
驚いたのは、普段女形と見まごうばかりにすらっとした印象のイゾウの背中が、実はめちゃたくましくて素敵なこと…
…ゴホゴホ
…ではなく、イゾウの背に光月家の家紋が入っていること。
イゾウも歴とした赤鞘九人男なので不思議ではないんですが、おでんを追って白ひげの船に乗ったのは、イゾウが弱冠15才の時。
赤鞘九人男の中でもイゾウのビブルカードだけは色が違っていて“白ひげ海賊団”カラーだし、30年間一度もワノ国に戻っていないので、なんか刺青に驚いたんですよね。
今回の鬼ヶ島決戦を前に、赤鞘九人男として死ぬ覚悟で入れたなら超エモいですが(絶賛妄想中)。
いずれにせよ、ウソップの根性とイゾウの助太刀で窮地を脱した錦えもんと菊之丞は、なんとか一命を取り留めそうですね。
あとは心配なのはアシュラ童子だなぁ。
雷ぞうの覚悟
場面は変わって、しばらく描かれていなかった雷ぞうvs福ロクジュ。
なんと互いに“金縛りの術”を掛け合って、動けないまま睨み合っていたんですね。
でも雷ぞうは知らないけど、鬼ヶ島脱出のために福ロクジュを待っているオロチを逃さないためには、雷ぞうがここで彼を足止めしておくことは意味があります。
なんと言っても感動的なのは、周囲の火が先に雷ぞうの背中に燃え移ったために勝利を確信した福ロクジュに対し、雷ぞうが放った台詞です。
拙者はおでん様の家臣‼︎
こんなもの熱いとも思わぬわ‼︎
これはあれですね。
おでん様が赤鞘の侍達を担いで煮えたぎる釜に入った処刑の時、雷ぞうは「熱気だけで焼け死にそうでござる…‼︎」と弱音を吐いてネコマムシに怒られていました。
たぶん雷ぞうは、おでん様の前でその言葉を口にしたことをずっと後悔していたんではなかろうか。
その雷ぞうから出た今週のセリフは、だからこそ熱い。
背中で燃えている火に負けないくらい熱いです。
CP0の強さは本物
ファンキーな見た目とは違って、ルッチ並かそれ以上にヤバい奴らだろうとは思っていたCP0ですが、やはりナンバーズを難なく退け、ドレークまで倒してしまったようです。
ドレーク、なんか左胸に穴開いているように見えるんですけど、大丈夫か⁉︎
メタ的にはこんな中途半端な死に方はしないと思うんですが、ホーキンスが占った「明日までの生存率1%」というのが気になります。
さて、飛び六胞にして海軍本部機密特殊部隊長のドレークを倒したCP02人を止められるのは、いったい誰でしょう。
奴らもドレークとの闘いで多少は消耗したみたいですが、まだ余裕がありそう。
しかももう1人はどこ行ったかと思ったら相変わらず観戦武官を決め込んでいる舐めプっぷり。
さすがにブルックとロビンだけだと、逃げに徹するしかなさそうです。
敵のNo.2、No.3を倒すという役割を終えたゾロとサンジは、力尽きて倒れているし。
もちろんルフィはカイドウ、ローとキッドはビッグ・マムを相手にするので手一杯です。
マルコはイゾウと火前坊のところに向かっていましたが、イゾウと分かれて一人で武器庫に向かったのかな?
みんな満身創痍ですが、まだCP0と戦えそうな強者で残っているのは、ジンベエかなぁ。
フーズ・フーを倒してからしばらく描かれてないので、またしてもロビンのピンチにカッコ良く登場するのかも。
あとは傳ジローがずっと所在不明ですが、多分こちらは日和を守りつつオロチを成敗する役回りでしょうね。
この3人の因縁は深いですから。
世界中で起きてる事件
CP0が言う「今世界中で起きている事件」というのはなんでしょう。
新世代が勝つことで「追い風を与える」ということは、現在までの旧体制に挑戦する動きということですよね。
そうするとまず考えられるのは、サボの消息と革命軍に関わる動きでしょうか。
サボについての衝撃的なニュースが世界に伝わったまま、読者にはその内容が明かされていないので、何が起きているかは分かりませんが、少なくともサボの身に何かあったなら、世界各地の革命軍は動くでしょう。
黒ひげもメラメラの実を狙って動いてる気配がありました。
あと気になるとしたら、ドレスローザ編の最後で語られた麦わら大海賊団かなぁ。
この後、扉絵連載で、子分盃を交わした「曲者7人」が「各個に成長を遂げ」ているところが描かれましたが、バルトロメオなんぞはシャンクスのナワバリで暴れてました。
そうやって今、彼らが自由に世界各地の四皇のナワバリに喧嘩を売ってるのかも(笑)
一方、王下七武海の撤廃問題は、海軍自ら旧体制を変えようとしている動きだから、“新世代の勝利によって追い風になる”というのはちょっと違う気もするけど、王下七武海の称号を剥奪された者たちが、海軍や四皇に挑み、新たな秩序を作ろうと動いているなら有りかもですね。
まだ少し早い気もしますが。
人類の限界
“飛び六胞”も“大看板”も全滅という番狂わせに、鬼ヶ島脱出を考え始めたCP0ですが、やはりカイドウやビッグ・マムが敗れるということは想像できないようです。
特にカイドウは、「一対一ならカイドウ」と言われる世界最強生物の「龍になれる鬼」。
だからこそ、CP0の予想を覆し善戦している反カイドウ軍(=人類)でも、ここまでが限界ではないかと。
人間であるルフィに、人でないカイドウは倒せないだろうと。
一方、人類を代表しているなどという気負いは全くない我らがルフィは、カイドウとの死闘を“楽しくなってきた‼︎”と笑っています。
それに対し、“おれもだ!!!”と答えるカイドウが、めっちゃ良い顔してますね(笑)
ようやくルフィの力を認めたようです。
ルッチやカタクリとのバトルもそうですが、この瞬間が好きなんですよねー。
ルフィもついに四皇に好敵手と認定されるところまで来ましたかー。
感慨深いなー。
世の中に退屈し、自殺を繰り返しても死ねず、唯一認めていたおでんとの闘いに卑怯な手で勝ってしまったことが20年来のトラウマになっていたと思しきカイドウです。
再び巡り会えた強者に心躍らせているのが、この満面の笑顔からわかりますね。
ルフィには、カタクリ戦と同じように、最後はカイドウを腕力だけでなく気持ちでも屈服させて欲しいと思いますわー。