ワンピース第1170話“裏腹”感想・考察(その1)ハラルドは最期まで名君で強い父だった!ロキが背負った業と選んだ沈黙

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ワンピース第1170話“裏腹”感想・考察(その1)ハラルドは最期まで名君で強い父だった!ロキが背負った業と選んだ沈黙

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新年早々、旅先で震度5の地震に見舞われ、今夜無事に東京に戻れるか心配なゾリラバです、こんにちは。

元旦のおみくじは大吉だったのに。

 

ともあれ八百万読者の皆様、明けましておめでとうございます。

今年もルフィ達と一緒に元気に頑張るのだガネー。

 

それでは新年最初の感想、べべんっ!といってみましょう。

前話は昨年末だったので、「年末年始を挟んでどこまでストーリーが進んでいたか忘れた」という方(はっ、私だ)は前話の感想の復習からどうぞ。

 

裏切られたハラルド王

38年前のゴッドバレー事件を中心とした回想編が終わり、場面は前話から14年前のエルバフ・アウルスト城に戻りました。

ハラルド王が生涯を賭けて実現しようとした「平和で世界に愛されるエルバフ」という夢は、初めからエルバフの巨人を丸ごと奴隷巨兵にするつもりだったイムと世界政府によってあっさり踏みにじられました。

そして世界政府への仲間入りのはずだったハラルドの“神の騎士団”入りもまた、イムがエルバフを乗っ取るために“深海契約”を結ばせる餌に過ぎませんでした。

 

気づいた時は既に遅し。

既にイムに思考と身体の自由を奪われて、大切な臣下や側近達を次々と手にかけるという悲劇がハラルド王を襲います。

しかし最期の自我を振り絞って、息子のロキにエルバフの未来を託すハラルド王。

くあーっ(奇声)。

 

人を選ぶ悪魔の実

父王が自我を失う前の最期の頼みを聞いて、エルバフに伝わる国宝の悪魔の実を食べようとするロキでしたが。

どうやらこの悪魔の実は、今週の描写によると食べる人を選ぶようです。

悪魔の実の入った宝箱の番をしているのは、以前登場した“鉄雷(ラグニル)”ですね。

 

ハラルド王いわく、

「国宝」であるその“悪魔の実は”‼︎

何百年もの間誰も食わなかったんじゃない…‼︎

誰も食えなかったんだ‼︎

 

つまりこの“悪魔の実”とセットである?鉄雷(ラグニル)に認められた人間でなければ、ラグニルに阻まれて口にすることさえできないというわけですね。

今週の描写では、ロキに覇王色の覇気をこめた力比べで押し負けたラグニルは、リスのような姿になっています。

そして、ロキの力を認め、ついに「国宝」である“悪魔の実”を食べたロキを見て、喜びを爆発させてます。

 

うーん、なんだろう。

“国宝”とラグニルとは、別の悪魔の実のような気がしますね。

でも国宝とされていた“悪魔の実”は、そのラグニルが認めた者だけが食べることができ、ラグニルを使いこなせるようになると。

これまでの経緯やエルバフのモチーフを考えると、北欧神話に出てくる人物か怪物っぽいですよね。

やはりこれは、北欧神話の雷神トールと彼の持つ最強の槌ミョルニルがモデルじゃないかなー。

以前ロキがラグニルを振るって暴れた時、雷が出てましたよね。

今週、父王ハラルドを倒した時も。

エネルの技に“神の裁き(エル・トール)”というのがありましたが、あのトール神じゃないかしら。

動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“雷神”だと、エネルと被っちゃうけど。

 

で、ラグニルの方は、“リスリスの実”を食べた“鉄雷(大槌)”か、“ツチツチの実モデル「ラグニル」もしくは「ミョルニル」”を食べたリスかしらね。

いずれにせよ、初登場時に感じた「なぜ捕えた罪人のロキの側にわざわざ武器を置いておくのか」というゾリラバの疑問は解決しました。

ラグニルが意思を持って自分で動けるだけでなく戦闘能力も高ければ、いくらロキと離そうとしても離れないでしょうからね。

 

「裏腹」な言葉を吐くロキの涙

もう今週のワンピースもね、イーダが亡くなった回と同様に涙無くして読めませんでしたわ。

今週のサブタイトル「裏腹」の意味が胸に痛すぎる。

エルバフを救うには、自分の手で父王を殺さなくてはならない状況になったロキ。

 

お前‼︎

最低だからな!⁉︎

 

という悪態をついても、「クズ親」呼ばわりしても、「恨むぞてめェ‼︎」と言っても、ハラルド王には、ロキがその言葉とは「裏腹」に、父親を手にかけることを悲しみ苦しんでいることが、よく分かっています。

だからこその

 

おれもだ

愛している

 

という最期の言葉と最高の笑顔。

このハラルド王の笑顔は、ワンピースでは満足して後を託して逝く人達の笑顔ですよ。

うぇーん。

目からアクアラグナ。

 

ロキが罪人に甘んじている訳

今週の父子の最期のやり取りを読んで、ハラルド王の死後のエルバフでの評価が、本人の望みとは「裏腹」に、「エルバフ史上最高の名君」のままである理由が分かった気がしましたわ。

父ハラルド王の名を汚すくらいなら、ロキは自分が汚名をきせられる方が良いと思ったのでしょう。

その強い思いを汲んで、事情を知るギャバンやシャンクス、ヤルル様も口をつぐんだのでしょうか。

とことん素直になれないロキだけど、なんかカッコいいわ。

 

この「すっごい悪い奴が実はめっちゃカッコいい器の大きい奴だった」という人物評価のコペルニクス的転回が、ワンピースの魅力、大きな感動ポイントですよね。

フランキーの時もそうだし、おでん様の時もそうでした。

 

汚名を一身にかぶってエルバフを出たロキを「シャンクスが6年前に捕えてエルバフに連れ戻した」というのも、何か理由があるんでしょうね。

このあたりは、今週の「チビシャンクスを連れ戻しに来た」話と合わせて、また語りたいと思います。

 

 

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     いよいよロキの回想も佳境に入って来ましたね
    兄ハイルディンに父殺しの疑いをかけられていたロキ
    仲間に恵まれた兄と対象に孤独と誤解にさいなまれるロキの何と不憫なことか

     でもラグニルに認められて何百年ぶりに国宝の実を手に入れたロキの
    これからの活躍に期待です
    鬼覇気で深海契約者を倒した実績は頼もしい限りです
     実の正体は個人的にはフェンリルを推したい

    • ゾリラバ より:

      なるほど、狼のフェンリルですか。鉄鎖で拘束されたエピソードとか、共通点もありますね。
      ほんとロキが汚名を一身に受けて、悪役として口を閉ざし続けた強さに痺れますわ。
      シャムロック達にどんなに拷問されても勧誘に乗らなかった理由がよく理解できます。

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