朝からONE PIECE第1000話を読み返しては、2021年の展開をあれこれ想像してコーフンしていたゾリラバです、こんばんは。
年末に2021年の展開予想を書きましたが、ルフィもとうとうカイドウの元に到達したので、そろそろ気になること満載のままおあずけをくらっている世界情勢の「その後」に場面が切り替わっても良い頃ですね。
とりあえず、今日は昨日の第1000話の感想の続き、いってみたいと思います。
以下、今週の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
ルフィの“夢の果て”
ヤマトと意気投合し気持ち良く酔っ払ったせいもあるのでしょうが、エースは、三兄弟の誓いについて話すほどヤマトに心を許していたようです。
それでもうっかり話してしまって「今のナシだ!!」と言ったのは(ガープじいちゃんか!)、大切な弟ルフィの「夢の果て」を初対面の他人に笑われたくなかったからですね。
ルフィの「“夢の果て”とは何か」ということは、ワンピースファンにとって「“ONE PIECE”とは何か」に匹敵する大きな謎です。
なぜなら7歳のルフィがエースとサボに語った“夢の果て”は、後に海賊王になるロジャーが白ひげとおでんに語ったものと、どうやら同じ言葉のようだから。
ルフィの夢は「海賊王になること」ですが、海賊王という言葉はロジャーが世界一周を成し遂げた後に生まれたので、ロジャーが語った夢は「海賊王になる」ではないはず。
逆にロジャーがレイリーと会ったときに「おれと一緒に世界をひっくり返さねェか」と言ってますが、わずか7歳のルフィが「世界をひっくり返す」と言うとは思えません。
だとすると二人に共通する言葉とはなんでしょう。
わかっていることは、その言葉が
①エースや白ひげがあっけにとられ、サボやおでんが大笑いするような荒唐無稽なものであること(最強の大海賊が口にしても辺境の7歳の子供が言っても同じような反応を引き起こす意外な言葉であること)。
③ロジャーとルフィが共に口にしたことで、シャンクスの心を動かし、左腕を犠牲にしてもルフィを「賭ける」に値する「新時代の担い手」と思わせたこと。
そして今週のやりとりから
③ロジャーとルフィが共に口にしたことで、ヤマトを涙が出るほど感動させる言葉であること
……。
……。
ナニソレ!?
わからないっ!!
偉大な男
エースがうっかり口にしたルフィの夢の先の言葉を聞いて、おでんの日誌に書いてあった海賊王ロジャーの言葉と同じであることに涙するヤマト。
しかしロジャーの名を口にせず、 「偉大な男」とだけ告げたヤマトに、父親の話とは知らずエースが言った「一緒に飲みてェもんだ」という言葉が胸を打ちます。
ずっとエースがコンプレックスを抱え続けてきた偉大すぎる父親の名前をたまたまヤマトは口にしませんでしたが、もしエースがロジャーの言葉だと知ったらどういう反応をしてたかなーと、あれこれ想像してしまいます。
エースがまだ白ひげというもう一人の偉大なオヤジと出会って「息子」となる前だったとしたら、ひょっとするとヤマトに反発して友達にはなれてなかったかもしれませんね。
エースがワノ国を訪れた時期
エースがワノ国を訪れたのは「4年くらい前」としか作中で言及されておらず、エースがまだスペード海賊団の船長として新世界を駆け上がっていた時期なのか、それとも既に白ひげ海賊団に加わった後なのか、明言されていませんでした。
それぞれどちらとも推察できる理由があります。
新しい情報が出るたびに、ゾリラバの心も揺れ動きました。
まず、最初の編笠村のエピソードでは、エースの船長っぽいふるまいから、普通にスペード海賊団時代かと思いました。
他方で、白ひげ海賊団のリトルオーズJr.に既に出会っていたからこそ、笠をあげるという発想があって笠の編み方を習ったのかな、とも思いました。
その後、ワノ国上陸メンバーの中にスペード海賊団のオオヤマネコ、コタツ(エースの小説“NOVEL A”や“NOVEL A2”に登場)の姿があったことから、やはりスペード海賊団時代か!?と思い直し。
しかし、先週のエースと白ひげ達とのやりとりの描写やエースの「父親」に関する発言から、やはり既に白ひげ海賊団加入後のエピソードなんだろうなと。
本当に尾田っちの掌の上で面白いように転がされています。
そしてなんと今週、判明したことは。
エースの背中に白ひげのマークが無い!!
これってファイナルアンサー?
白ひげ海賊団加入前にワノ国に来たってことでいいのかなぁ。
ま、さらにつきつめると、白ひげ海賊団に入ってからオヤジのマークを背負うまでにしばらくタイムラグがあるので、これだけではまだ白ひげに会う前だとは言い切れませんが(←疑り深い)。
でも少なくともエースが2番隊隊長になる前であることは、これで確定ですね。
エースの命の紙(ビブルカード)
エースが初めて新世界のビブルカードに出会ったのは、ヤマトが作ってくれたからでした。
このエピソードからも、まだエースが新世界に入って間もないころの出来事なのかもしれませんね。
ワノ国に来たのもたまたま遭難して九里に打ち上げられただけで。
このビブルカード、ドレスローザ編の最後にサボがルフィのビブルカードを作った時も思ったのですが、もともとはかなり大きい一枚の紙で、大勢にちぎって渡せるようになっています。
もしかしたら、のちにアラバスタでエースがルフィに渡したのも、このヤマトが作ってくれたものの一部だったのかなぁ。
エースの死とともに今はもう亡くなってしまったけれど、あのビブルカードがあったからこそ、ルフィはエースの危機を知り、マリンフォードに駆け付けることができたわけですよね。
そう思うと、ヤマトとエース、そしてルフィの運命や巡り合わせの妙を感じざるを得ません。
記念すべき第1000話にあたる今週のサブタイトルは、ずばり“麦わらのルフィ”です。
明日はいよいよ、そのサブタイトルにふさわしいルフィの威風堂々っぷりと、ついに対峙したカイドウとのシーンについて語ります。
べべん‼