年末年始休暇が終わり職場が本格的に仕事モードになった今頃になって、おもむろに1日休暇を取得して旅先でまったりしている空気読まないゾリラバです、こんにちは。
人の行く裏に道あり花の道。
さて、協調性ゼロのゾリラバの戯れ言は置いといて。
今日1月10日は、ワノ国編で大活躍したのも束の間、今や生死不明状態となってしまった“最悪の世代”の一人、ユースタス・“キャプテン”キッドの誕生日です。
海賊王レースからは大きく後退したものの、キッドが生きていることを信じてやまないゾリラバとしては、再起を期待して、久々に熱くキャラ語りをしたいと思います‼︎
べべんっ‼︎
ほぼ同時期にキッドと同じく「四皇」によって海賊団を崩壊させられたローも、命は助かったっぽいし。
ワノ国編で見せたルフィに勝るとも劣らない生命力で、きっとどこかの空の下で傷を癒しているに違いない!
のハズだ‼︎
キッドが初登場したシャボンディ
ユースタス・“キャプテン”・キッドの“ONE PIECE”初登場は、「2年前」のシャボンディ諸島編。
“11人の超新星(スーパールーキー)”の一人ともてはやされていたキッドは、当時から3億1500万ベリーという高額の懸賞金がかけられ、億越えルーキーの中では懸賞金額で主人公のルフィを唯一上回る実力者でした。
民間人にも被害が出ているのがキッドの懸賞金が高い理由だというシャッキーの情報からは、「あまり良いヤツじゃなさそう…」というのが第一印象でしたわ。
でも、麦わらの一味が、攫われた友人の人魚ケイミーを救うために乗り込んだオークション会場では、トラファルガー・ローと共に海軍との戦闘に巻き込まれ。
キッドがルフィやローと並び立って海軍を撃退する姿は、大物感を感じさせ、将来ルフィのライバルになるんだろうと予感させましたね。
凶悪そうな見た目や粗暴な言動とはうらはらに、知性を感じさせる発言もありました。
欲をかいた権力者の純真に比べたら
世の悪党の方がいくらか人道的だ
クズが世界を支配するからクズが生まれる
こんな事もわからねェか
お、こいつ尖った奴だけど意外と冷静に世の中を見ていて哲学的なこと言うじゃん、というのが、当時のキッドの印象でした。
キッドの過去
そんなキッドは、海賊になる前から不良少年。
“南の海”の世界政府非加盟国に生まれ、国に4つあった不良グループのうちの1つのリーダーでした。
ちなみに他の3つのグループのリーダーは、今やキッド海賊団の中核である相棒のキラーと、ヒート、そしてワイヤー。
4人はある事件をきっかけに共闘して、国を仕切っていたギャングを倒し、海賊団を結成して海に出ました。
その事件とは、キッドとキラーの幼馴染だったヴィクトリア・シルトン・ドルヤナイカちゃんがギャングに殺されたこと。
最初、このふざけた名前(汁飛んどるやないか)の少女がSBSに登場したのは、キッドとキラーの初恋の相手としてでした。
子供の頃、彼女がカレーうどんを食べて汁を飛ばしてるのを見て大笑いしたキッドとキラーは、ドルヤナイカちゃんの逆鱗に触れてフラれて以来、カレーうどんがそろって「嫌いな食べ物」になった、というネタとして。
でもその後、ドルヤナイカちゃんの悲劇が明かされると、カレーうどんが嫌いな理由もなんかしんみりしちゃいましたわ。
キッド海賊団の船の名前にも、ドルヤナイカちゃんの苗字“ヴィクトリア”が使われていることから、キッドも意外とセンチメンタルなところがあるのかも。
キッドの魅力
最初はあまり良い印象を持てないキャラでも、いつのまにか大好きにさせてしまうのが尾田マジック(スパンダムやチャルロス聖のような例外はもちろんいますけど)。
上述のとおり、正直言って最初ゾリラバはキッドがあまり好きじゃなかったんですよね。
民間人に被害を出しちゃうとか、戦意を失っている海賊を磔にしちゃうとか。
死ぬか生きるか!!!
そんな覚悟もねェ奴らが!!!
この海に来るんじゃねェよ!!!
いや、わかるよ、キッド。
キミがものすごい覚悟で新世界に来たのはさ。
でも、敗者への情けってのももう少しあっても…
と思ってたよね。
でも、ワノ国編で「やっぱキッドってカッコいいわ、伊達にルフィのライバルとして描かれてないわ」と感心しました。
そんなキッドの魅力を思いつくままに挙げてみましょう。
負けず嫌いで意外と子供っぽい
まず兎丼の囚人採掘場で2年ぶりに再会したルフィといちいち張り合うわちゃわちゃが、子供みたいで最高でしたね。
ルフィと強制労働で運んだ石の数を競ったり(←看守のおもうツボじゃんwww)。
(ル)抜かれてねェよ、ギザ男、このやろー!!!
(キ)数も数えられねエのか、バカザル、てめェこら!!!
小学生のけんかか。
凶悪で情け容赦ない海賊キッドが、ルフィ並みに精神年齢が低いのを目の当たりにして、逆に好感が湧いたよね。
そして2年前のシャボンディ諸島の再現とばかりに、ローを加えた3船長が鬼ヶ島決戦で揃い踏みしたシーンは、更に面白かった!
いや、べべんと並び立つ絵はカッコいいんだけど、それ以上にローが加わって子供のような闘争心とライバル意識の暴走が最高。
カイドウとビッグ・マムという四皇二人を前にして、3人とも余裕というかバカというか、ルフィ、キッド、ローが繰り広げる小競り合いに爆笑したものです。
この頃になると、もうキッドが怖いヤツ、危ないヤツというイメージ、ほぼなくなりましたね。
キラーとの絆
ゾリラバがワノ国編でキッドを好きになった一番の理由は、キラーとのエピソードです。
キラーは元々かなり推しだったのですが(←クールで賢い2番手キャラに弱い)、キッドとの絆で二人の好感度、爆上がりですわ。
ワノ国で、キッドを救うため、“人斬り鎌ゾウ”としてオロチの言うなりになっていたキラー。
悪趣味極まりないオロチに人造悪魔の実SMILEを食べさせられ、別人のような姿に成っていたことを知った時の衝撃は凄かったですが。
そんな相棒の姿を見たキッドのショックは、読者の比ではなかったでしょうね。
せっかく脱獄した兎丼に舞い戻る羽目になったキッドは、キラーと共に水責めに遭います。
キッドがカイドウ許すまじ、という決意を固めたとすれば、この友の変わり果てた姿を見た時ではないかと想像しています。
鬼ヶ島決戦でも、キラーが同じ“最悪の世代”のホーキンスを倒し、キッドを苦痛から解放するシーンは、鳥肌が立ちました。
キッドとキラーって、全然違うタイプのようで、揺るぎない信頼で繋がっている幼馴染なんだなーと改めて思いましたわ。
不屈の闘志
そして何よりキッドの魅力といえば、その不屈の闘志。
対ビッグ・マム戦で何度も半殺しの目に遭いながら、最後まで心を折られなかったのは、本当にルフィのライバルに相応しい負けん気と闘争心です。
ルフィと同じように、最後は絶対に自分が勝つと信じて闘っています。
そういえばキッドは、覇王色の覇気持ちでもありましたね。
キッド海賊団の壊滅
でもその闘志が裏目に出てしまったのが、シャンクスとの対決。
かつてキッド海賊団は一度赤髪海賊団に挑んで敗れ、その際にキッドは左腕を失っています。
それでもエルバフで再び赤髪海賊団と遭遇した時、キッドには挑まないという選択肢はありませんでした。
シャンクスが選ぶチャンスを与えたのに。
キッドのプライドと闘志と負けん気は、敵に後ろを見せることを許さなかった。
それゆえのまさかの壊滅。
せっかく好きになった奴らでしたが。
正直、あの時は海賊王ロジャー直伝のシャンクスの“神避”がエモ過ぎて、キッドを襲った悲劇にあまり気が回らなかった!
キッド、すまん!
でも信じてるから!
きっと生きてると!
また身体中に傷が増えていて、もしかしたら四肢も更に失ったりしてるかもしれないけど、きっと復活すると!
キッドの不撓不屈の精神は勝つ!!
キッド海賊団の概要や歴史年表はこちら。