日曜から6日連続で記事更新が続いているやれば出来る子、ゾリラバです、こんにちは。
11月は語り甲斐のあるキャラの誕生日が多いことや、ワンピースの原作も新章に入り毎週びっくり展開が続いていることもあり。
語りたいエモがとどまるところを知りません。
さて、今日11月25日は、ビッグ・マムの次男カタクリの誕生日(3つ子なのでダイフクとオーブンの誕生日でもあります)。
ルフィとタイマンバトルをした敵キャラの中でも、おそらく高い人気を誇るであろうカタクリについて、今日は熱く語りたいと思います‼︎
ビッグ・マムの最高戦力
長兄ペロスペローと共にビッグ・マム海賊団の司令塔であり、疑いなく最高戦力であるカタクリ。
圧倒的な身体能力に加え、後述する悪魔の実の能力と常軌を逸した見聞色の覇気によって、長年、ビッグ・マムの右腕として四皇の地位を支えて来ました。
また、カタクリは戦闘力だけでなく、分析力、洞察力、判断力にも優れ、妹のブリュレ曰く、「いつも気高く冷静で強くすべてが完璧な人間」。
ビッグ・マムの85人の子供達の中でも、“シャーロット家の最高傑作”と言われています。
そんな無敗伝説を持つ最強の男カタクリが、ホールケーキ・アイランドにサンジ奪還のため乗り込んできたルフィと戦うのは当然の流れでした。
最終的に戦闘中に驚くべきスピードで成長・開眼したルフィに敗れこそしましたが、その戦いっぷりは多くのファンを魅了します。
ここしばらく登場していないにもかかわらず、昨年のワンピースキャラの人気投票世界ランキングで14位を獲得したことにはびっくりしましたわー。
“モチモチの実”を食べた餅人間
そんなカタクリの強さの理由は、まず、ルフィの技をコピーして更に上位互換のような技を繰り出すこともできる“モチモチの実”の能力。
ルフィの“ゴムゴムの実”と同様に、あまり強そうには聞こえない超人系(パラミシア)の悪魔の実ですが、どんな悪魔の実の能力も鍛え方次第という主張を証明するのがカタクリですね。
ジンベエによると、カタクリは「特殊な超人系」だそうですが、どこがどう特殊なのかは、実ははっきり語られていません。
戦闘の描写から推測するに、モチという性質上、自然系(ロギア)のように身体に穴を開けて攻撃を避けたりできる点なんだろうとは思います。
つまり超人系でも体をモチに変えることで(ルフィの身体が常にゴムであるのとは違い、モチでない生身の時もある模様)、自然系のように身体の形を変えたり流動状態にしたり、腕の数を増やしたり、身体から分離させたりできると。
更にカタクリ本人は、「勿論能力は覚醒している」と言っているので、どこまでが“モチモチの実”の特殊性によるものでどこからが悪魔の実の「覚醒」によるものなのかが、今ひとつ分かりにくいんですよね。
明らかに覚醒によると思われるのは、周囲の壁をモチに変えたり、モチ状態にした床と同化できたりすることですね。
まとめると、カタクリは超人系でありながら“モチモチの実”の特性により自然系のような変形や受け流しができ、さらに能力の覚醒により周囲のモチ化や同化ができると。
ルフィとピーカとドフラミンゴの3人の超人系の上位互換みたい。
カタクリ最強。
少し先の未来が見える男
“モチモチの実”の能力を使いこなすカタクリを更に無敵にしているのは、鍛え過ぎて少し先の未来まで見えるようになったという卓越した見聞色の覇気。
先の動きを全て読まれて、最初、ルフィは防戦一方でした。
そんな中でルフィは、レイリーが見聞色の覇気の修行をつけてくれた時に言っていた言葉を思い出します。
世界の強者には「少し未来が見える」という者もいる…!!(ONE PIECE894話)
これはまさにカタクリのことだったと。
しかし、攻撃は全て避けられ、避けたところに攻撃が来る圧倒的に不利な戦況の中で急速に見聞色の覇気を進化させたルフィは、カタクリと同様に少し先の未来が見えるように。
これにはカタクリも驚きを隠せませんでした。
勝機が無くても何度も立ち上がり、戦闘中に急成長して向かってくるルフィに、素早く格下という認識を改めて向き合ったカタクリもまた、抜群の戦闘センスと冷静な判断力の持ち主であることが分かります。
カタクリの性格と魅力
幼少期のカタクリは、今より大らかで単純であけっぴろげな性格だったようです。
ドーナツの食べ過ぎで口が裂けても、笑う奴はぶっ飛ばせばいい、くらいにしか考えてませんでした。
しかし、カタクリに敵わないとみた悪ガキ達が妹のブリュレを狙い、顔に大きな傷をつけたことで、カタクリは変わったんですね。
より慎重でより冷徹に。
家族を守るため、抑止力になる圧倒的な強さを手に入れて。
理想の兄キャラランキングでも書きましたが、カタクリはブリュレはもちろん、大勢の弟妹達から偉大なる完璧な兄として、尊敬と崇拝を集めています。
どれくらい信頼されているかというと、カタクリがルフィに負けたと聞いた時には、圧倒的に数で勝るビッグ・マム海賊団が戦意を失いかけたほどに。
カタクリ自身もとても弟妹思い。
鏡越しにサニー号を攻撃しようとした双子のマスカルポーネとジョスカルポーネに、ルフィが向かっていった時は
ウチのかわいい弟や妹達に手を出すな‼︎
と激昂していました。
ルフィに敗れたあとのブリュレとのやり取りも、2人の幼い頃からの絆が垣間見えて敵ながら感動しました。
そういえば映画ONE PIECE FILM REDでも、ナミが「家族にもう会えないかもしれないのよ」と脅した時に、ブリュレが「カタクリお兄ちゃんにも?」と泣きべそをかく妹属性全開のシーン、可愛かったですわ(笑)
この兄妹、なんかいいよね。
そんな「強くてクールで完璧な兄」の姿を敵にも家族にも長年見せ続けているカタクリですが、完璧な人間はいないという尾田っちの哲学どおり、実は誰にも見せない姿がありました。
それが1日1回午後3時に自らの能力で作った社にこもって過ごす「おやつの時間(メリエンダ)」。
超クールでハードボイルドなカタクリは、実は子供の頃に口が裂ける原因となるほどのドーナツ好き。
なんせ「穴まで美味し」というくらいですからね。
カタクリは崇拝と神格化が家族内でも進んだせいか、無敗ゆえに背中を地面につけたことがないとか、寝る時も座って寝るとか、地面をも見下す男(笑)とまで言われています。
もう家族にさえどんどん隙を見せられなくなり、そういう生活を48歳まで続けたら、そりゃストレスも溜まるというものです。
そんなカタクリがメリエンダの最中は社の中で普段隠している口を全開にして思いっきりぐうたらしながらドーナツを頬張ってて。
その素の姿には、爆笑しつつも心から同情したよね。
ますます惚れたよね(いくら気が動転して激昂したとはいえ、偶然その姿を見てしまった部下を殺しちゃダメだけどさ)。
カタクリは、完璧な人より少し欠点がある方が魅力的という説も証明しているように思います。
カタクリの再登場はあるか
ワノ国遠征組に加わっていなかったカタクリですが、現在、プリンが黒ひげ海賊団にさらわれるというびっくり展開が原作の方で進行中なので、もしかしたら今後も出番があるかなぁ。
ビッグ・マムが倒れた今、曲がりなりにも黒ひげティーチと戦えるとしたらカタクリくらいでしょうし。
ビッグ・マム海賊団以外の勢力(海軍とか革命軍とかハートの海賊団)が流れで救出する展開もあるかもだけど、大切な妹が拐われてビッグ・マム海賊団が救出に動かない可能性はない気がします。
ビッグ・マムが退場して、カタクリが今後どうなるのか気になりますわー。
マルコのように「残党」となっても新たにストーリー上重要な役割を果たすかもしれませんし。
最終章を迎え、ルフィのかつての敵だったクロコダイルやロブ・ルッチも再登場して物語に大きく関わってきそうですし、カタクリのような魅了的なキャラがこれっきり退場するとは思えないんですよね。
ま、いつもの希望的観測ですけど。