ワンピース第1108話“応答せよ、世界”感想・考察(その2)ベガパンクが命がけで伝えたい「世界の真実」と守るべきもの

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ワンピース第1108話“応答せよ、世界”感想・考察(その2)ベガパンクが命がけで伝えたい「世界の真実」と守るべきもの

投稿日:

4日後に迫った東京マラソンに向けて、記事を書きながらも開脚ストレッチに余念がない、歌って踊れて走れるワンピースブロガー、ゾリラバです、こんばんは。

とちょっとイキってみたものの。

完走できるか不安しかありません。

その不安を打ち消すためにも、ワンピースを語って気分を上げていきたいと思います。

1日空いてしまいましたが、今週のONE PIECEの感想の続き、いってみたいと思います。

 

ベガパンクの覚悟とは

エッグヘッドから脱出させて欲しいとルフィに頼んでいたベガパンク。

しかしここに来て急に

 

覚悟を決めた

ここで守るべきものがあるんじゃ

 

と。

 

ベガパンクにこの心境の変化をもたらしたものは何でしょう。

それまでは身ひとつでエッグヘッドを去ろうとしていたのに、唐突に「守るべきもの」が発生したとなると。

脱出するつもりだった時からの最大の変化要素といえば、ベガパンク自身がジェイガルシア・サターン聖の攻撃により、動いたら死んでしまうほどの瀕死の重症を負ってしまったことですね。

ベガパンクはステラ(本体)としての自分がもう助からないと悟ったことで、最期に何かを守らなければと思ったのでしょうか。

 

人でなくなったひとでなし

サンジが

ずいぶん人間の部分が減ったな……

と呟いたとおり。

ジェイガルシア・サターン聖の姿が人外のもののけのようになっています。

目つきも、人としての自我を保っているのかわからない焦点が合ってない感じ。

言葉も発さないので不気味です。

 

動物系(ゾオン)の能力者は、覚醒すると人格を取り込まれてしまうのが普通だそうですが、ルフィやルッチのような例外もいますし。

天下の五老星が、蜘蛛だか妖怪だかの動物系能力者だとしても、人格を取り込まれるとは思いづらいですね。

それから、覚醒の目印のような黒い雷も今のところ出てないっぽい。

まだまだサターン聖の能力については、判断材料が足りない感じです。

 

逃すわけねェだろ

もうね。

巨大ニカの姿になったルフィは、頼もしさが完ストしてますね。

不気味極まりないサターン聖と、ベガパンクをなおも追おうとする黄猿をむんずとつかみ。

 

お前らは!!!

逃すわけ…

……ねェだろ!!!

 

うっきー!

カッコええ!

いくら最高到達点のギア5状態のルフィでも、能力の底が知れない世界最高権力者と、腐っても海軍大将の黄猿の二人を、一人で一度に倒すのは難しそうですが。

ドリーとブロギーという大戦力がこちらに向かってますし。

ちなみに、ドリーとブロギー師匠、途中で出くわしたフランキーを、ルフィの仲間と認識できませんでしたが、これはあれですね。

今のフランキーの手配書の写真が、なぜかサニー号になっているから。

 

この後の流れとしては、おそらくルフィ以外の麦わらの一味とその他の脱出組が全員サニー号にたどり着き、出航準備が整うまで、ルフィと二人の師匠がサターン聖と黄猿を止めておく感じでしょうか。

 

ベガパンクの生死

サターン聖に貫かれて既に瀕死の重症だったベガパンク。

更に追い打ちをかけるように黄猿のレーザーが直撃し、サンジが慌てるほどに命の灯火が消えかけているようです。

サンジの呼びかけに応える力もないようですが、どうやら笑っているみたい。

その時、ピーという音が鳴り、エッグヘッドのどこかで起動したモニターが、元気な姿のベガパンクを映し出し、世界に向けて語り始めました。

今週のサブタイトルでもある“応答せよ、世界”です。

これは一体どういうことでしょう。

 

いくつかの可能性が考えられますが、まず、本体(ステラ)としてのベガパンクの心臓が止まり、それを知らせるピー音と共に、あらかじめプログラムされていた映像メッセージが起動した可能性。

ベガパンクが、世界政府に命を狙われたことを悟った時から、あらかじめ自分が肉体の死を迎えた時に起動するよう準備していたということはありそうです。

世界政府に対する大打撃となる「真実」の暴露。

生きて脱出することを諦めたからこその「守るべきもの」とは、自分がエッグヘッドで死ぬことでこのしっぺ返しのプログラムを起動させ、世界に伝えるべき「真実」を伝えるという使命だったのかも。

 

そしてもうひとつの可能性として、ピー音は、必ずしも完全な肉体の死がトリガーではない可能性もあります。

意識が途切れるような瀕死の重体とか。

ま、いつものようにだいぶ希望的観測寄りですけど。

そもそもベガパンクは、生きてる時から自分の脳を分離してアンテナで繋げたり、異なる完全な人格を持つ6人の分身を作れる天才科学者ですから。

肉体が仮死状態になったら、脳の主導権をパンクレコーズに渡し、そこからベガパンクとして世界に発信する仕組みを作ることくらい、簡単にできそうな気がします。

肉体は瀕死の重症だけどまだ生きていて、パンクレコーズに移された自我が、映像の形をとって世界に語りかけている、みたいな。

 

「世界の真実」とは

最後に、ベガパンクが自分の命の火を燃やして世界に伝えようとしている「真実」とは何でしょうか。

これはまず間違いなく、「空白の100年」やかつて栄えた「巨大な王国」、そしてその巨大な王国が滅んだ経緯などでしょう。

それから古代兵器。

すなわち800年前に優れた科学技術力を持った「巨大な王国」を滅ぼした側が、その後世界政府を作り、徹底的に歴史の闇に葬ろうとした「不都合な真実」。

それこそが、ベガパンクが最期に世界に伝えようとしているメッセージではないでしょうか。

 

かつてオハラで「世界の真実」を知ったクローバー博士は、古代に栄えたその王国の名を口にしようとした瞬間、五老星の命令によって射殺されました。

ベガパンクのメッセージは、いわばクローバー博士からDr.ベガパンクへ“受け継がれる意志”。

今回は、最後まで無事に伝えることが許されるでしょうか。

 

怪物と化したジェイガルシア・サターン聖が理性を保っているなら、間違いなくメッセージを止めさせようとするでしょう。

脱出劇に加えて、このベガパンクの命がけのメッセージを「守れる」か。

いよいよワンピースの真骨頂、クライマックスの重層的な「危機的状況」になってまいまりました!

次号が楽しみ過ぎる‼︎

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     応答せよ世界と言うか 刮目せよ読者って感じで来週が楽しみです。

    • ゾリラバ より:

      バギーラバさん、まさにそんな感じですね!
      いつも爆笑する準備をしてコメントを読ませていただくのですが、今日は綺麗に締めて下さいましたね(笑)

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