朝ごはんを食べる時も、ジムのランニングマシンの上でも、夜寝る前も、ずっとウタの歌を聴いているせいか、仕事中も「悪党ぶっ飛ばして」とか言いそうになるゾリラバです、こんにちは。
8月6日(土)のONE PIECE FILM “RED“ の公開まで、ついに1ヶ月を切りました‼︎
べべんっ!
新しい「ウタの歌」が発表されるたびに、映画への期待が高まりますねー。
『新時代』の神がかった透明感あふれる歌声も、『私は最強』のポップで可愛い自信に満ちた歌声も素敵だったけど、3曲目の『逆光』で、ゾリラバ、完全にノックアウトですわ。
ウタの歌を担当するのがAdo様で本当に良かったと思いました。
で、『逆光』と共に公開された「ウタ日記♯3」を観て、「逆光」を繰り返し聴いていたら、なんかもうね。
ウタちゃんについてめっちゃ語りたくなってきた!
まだ情報は少ないですが、これまで公開された3曲(22.7.11現在)と3本の「ウタ日記」、それから映画の特報動画などを踏まえて、あれこれ想像してみたいと思います。
Contents
ウタの能力
ウタが「悪魔の実の能力者」かどうかはいまだ明言されていません。
ただ、キャスト紹介動画のジンベエのセリフで
お前さんら、あの子の能力を知っとるようじゃのう
とあったので、やはりこれまでのワンピース映画の主人公と同様に、悪魔の実の能力者である可能性が高いと思われます。
ウタは、「世界の歌姫」なのでおそらくその能力も、歌や音楽に関するものだよね。
ここで気になるのは、ONE PIECE FILM “RED”の最初の特報です。
ウタについてこういう描写がありました。
その歌声がもたらすものは“永遠の幸せ”か“無限の牢獄”か
このキャッチを読んだ時に最初に浮かんだのは、『NARUTO』に出てくる“無限月読”や『鬼滅の刃』の下弦の壱の鬼“魘夢”の異能のように、「永遠に覚めることのない幸せな夢を強制的に見させる」能力。
『NARUTO』では月の光を浴びることで、『鬼滅の刃』では切符にハサミを入れることでその能力が発動していましたが、ウタの能力は「歌声」がトリガーではないかと。
ウタの「歌でみんなを幸せにするの」というセリフは、歌い手なら誰もが夢見ることだと思いますが、それが悪魔の実の能力による催眠のようなものだったとしたら…
冒頭に触れた「ウタ日記♯3」でウタは、海賊に家族を殺されたファンの女の子から、ウタちゃんの歌の世界の方が現実ならいいのに、という手紙をもらったというエピソードを披露します。
これも何だかウタの能力を示唆しているような気がしませんか。
ウタは海賊が嫌い
春に初めてウタのビジュアルが公開された時、「ねェルフィ、海賊やめなよ」というコピーが付いていたので、もしかしたらそうなのかなーと思っていましたが。
「ウタ日記♯3」で、ウタ自身の口から「海賊が嫌い」だということが語られました。
これはねー。
嫌でも父であるシャンクスとの関係が気になりますよね。
ウタがシャンクスの娘であることが明かされた衝撃は今も生々しく。
やはり幼い頃に別れたシャンクスが海賊、しかも四皇にまで昇り詰めた大海賊であることが、ウタの海賊嫌いに繋がっているんですかね。
ウタ、離れていてもお前は一生おれの娘だ
というシャンクスのセリフと、泣き叫ぶ幼いウタの姿からして、ウタにとっては父親に「捨てられた」と感じるような不本意な別れだったのでしょうか。
父親への愛情と恨みが絡まり合った愛憎半ばする想いが、ウタをして「海賊が嫌い」と言わしめているのかもしれませんね。
作中歌からわかるウタの性格
7人のアーティストが楽曲を提供し、令和の歌姫Adoが歌うという超豪華なONE PIECE FILM “RED”のサウンド。
楽曲を作ったアーティスト達は、脚本をあらかじめ見せられているそうなので、当然ながらその曲や歌詞には、ONE PIECE FILM “RED”の世界観が反映されています。
逆に言えば、作中歌からウタの性格やストーリーの断片が垣間見えるだろうということ。
まだ7曲のうち3曲しか公開されてませんが、ちょっとみてみましょう。
まず最初の『新時代』は、主題歌であり、「私がみんなが幸せになれる新時代を作ってあげる」というウタのセリフが、歌詞に色濃く反映された歌ですね。
PVでも歌姫ウタのアイドルのような可愛らしさが強調されています。
でも、前述のウタの能力を念頭に歌詞を見てみると、「世界中全部変えてしまえば」「夢の中にいさせて」というセリフがちょっと不穏に感じられるのはゾリラバだけでしょうか。
例えばこんな歌詞もあります。
目をつぶりみんなで逃げようよ
今よりイイモノを見せてあげるよ
この歌を歌えば
是非はともかく、ウタは、自分の歌で世界中の人を幸せにするという決意と使命感を持っているようですね。
次の『私は最強』は、タイトルのとおり、ウタが自分の歌の「力」を高らかに誇る曲。
『新時代』は歌によって世界に幸せをもたらすという決意表明、『私は最強』はそれを実現できる力が自分にあるという自信を確認し、自分に言い聞かせるような内容になっています。
でもその自信の合間に不安が見え隠れしていている気がするんですよね。
さぁ、怖くはない
不安はない
大丈夫よ、私は最強
と繰り返すほどに。
「期待には応えるの」という歌詞からしても、ためらいを押し殺して一途な責任感で自分を奮い立たせているようにも聴こえます。
ウタからは、トップアイドルとしての愛らしさや、歌で人を幸せにするという無邪気な少女らしい夢だけでなく、悲壮な使命感や覚悟のような危ういものを感じるんですよね。
ウタの中には激しい葛藤や心の闇があるのではという疑念が確信に変わったのは、3曲目の『逆光』を聴いた時でした。
曲のキャッチーさと相まって、「悪党(=海賊?)ぶっ飛ばして」のフレーズが耳に残りますが、気になるのは、PVで繰り返し描かれている「赤い糸」に絡め取られるウタの姿。
この糸って「赤い髪」なんじゃないかなぁ。
散漫な視界でも美しさが分かるほど
焼き付ける光を背に受ける「赤」に
気を取られている
っていう歌詞も、明らかにシャンクスのことだよね?
何があったかは分からないけど、幼い頃に離れ離れになった父シャンクスは、いまや海賊の頂点である四皇。
大海賊時代のワンピース世界に君臨する燦然と輝く「光」です。
その光によって生じた「逆光」が自分だとウタは思っているんじゃなかろうか。
光が強いほど生み出される闇は濃くなるといいます。
ウタは、大好きだった父シャンクスの輝きに憧れながらも、捨てられたと恨み、父を捉えて離さない「海賊」という生き方を憎み、未だに囚われている、というのが『逆光』の歌詞じゃないかなぁ。
ちょっと妄想入って筆が走ってるかもしれませんが、これから少しずつ明かされる背景やルフィとウタの関係が楽しみで仕方ありません。
ルフィとウタが幼い頃に出会っていて知り合いだということは既に公開された動画で仄めかされていますが、
ウタ‼︎
娘がこんなことやってるのに、シャンクスが黙ってるわけねェだろ‼︎
とルフィが怒っているのは、ウタがシャンクスへの複雑な感情から、道を踏み外しそうになっているから?
“ONE PIECE”本編でもヒトコマ登場するだけで話題をさらってワンピファンのテンションが爆上がりするシャンクスが、映画でいったいどういう活躍をするのか。
“ONE PIECE”という大絵巻の核心の秘密を間違いなく握っているであろうシャンクスの別の顔が、映画で観られると思うと、ホントに鼻血が出そうだガネ〜!