ワンピース第1092話“暴君くま聖地暴走事件”感想・考察(その1)意志も心も失ったはずのくまはどこへ向かっているのか

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ワンピース第1092話“暴君くま聖地暴走事件”感想・考察(その1)意志も心も失ったはずのくまはどこへ向かっているのか

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夜行バスで先ほど大阪から戻り、東京メトロの中で睡魔と闘っている三連休最終日のゾリラバです、おはようございます。

今日は久々に書きたいことがいろいろあって、何から書くか迷うわー。

ワンピースプレミアサマー@USJの食レポの続きも書きたいし、帰宅後に昨日のアニメワンピースの録画を観て感想も書きたい。

迷った末、やはり一番書きたいもの、すなわち2週間ぶりのワンピース原作の最新話の感想からいこうかと思います。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

元帥赤犬、マリージョアへ

天竜人の奴隷という悲惨な生活からサボ達によって救出され、無事に革命軍の本拠地カマバッカ王国に帰りついたにも関わらず、自ら再びマリージョアに戻ってきたバーソロミュー・くま

レッドラインの壁をよじ登り、群がる兵士達を退けて、なおもどこかへ向かおうとしています。

 

「神々」の住む聖地で暴走するくまを捕らえようと、ついに元帥サカズキ自ら、マリージョアに乗り込んできましたね。

赤犬ことサカズキには、自我を失い「死人」同然のはずのくまが、自らの意志でどこかに向かっていて、何かをしようとしているのが納得できないようです。

 

サカズキが思い出しているくまの娘ジュエリー・ボニーとのやりとりは、黒ひげティーチがボニーを捕らえ海軍との交渉材料に使おうとした時(ONE PIECE巻61第595話)のものですね。

そうかー、あの時にこういうやりとりがあったのか。

 

ここで敢えてこの回想シーンを尾田っちが入れて来たということは、やっぱりくまの謎の行動は、ボニーに関連することなのかなぁ。

くまとボニーが血のつがった父娘かどうかはまだ確信が持てないのですが。

ワンピース世界には、血が繋がってなくても実の親子以上に強い絆で結ばれた親子はいっぱいいますからね。

 

赤犬の“冥狗(めいごう)”再び

政府の人間兵器のハズのくまをコントロールできないとわかったサカズキは、くまの息の根を止める気であの恐ろしい技を繰り出して来ました。

頂上戦争で、白ひげの頭半分を吹き飛ばしたトラウマ級の破壊力を持つ“冥狗(めいごう)”。

冥土の狗(いぬ)ですよ。

どのくらい恐ろしいシーンだったかというと、アニメでは頭が吹っ飛ぶかわりに内臓をやられるという改変がなされたほど。

 

くまはとっさにかわしましたが、それでも頭に相当なダメージを負ったようで、血がドパッと出ています。

その後も元帥サカズキのマグマが容赦なくくまを襲いますが、くまはどこかに向かうのを諦めません。

片足をやられても、ニキュニキュの実の能力で、無事に海軍の最高戦力の猛追を振り切ったようです。

ひとまず良かった!

 

くまはどこに行こうとしている?

ニキュニキュの実の能力でカマバッカを飛び出し、どこへ行ったかと思えばレッドラインに激突して、マリージョアまで登ってきたくま。

最初、自我を失ったくまの謎の行動は、娘のボニーの危機に際して行動を起こすようなプログラミングを、自我を失う手術の際にベガパンクに依頼していたからかと思ったんですよ。

だからボニーがいるエッグヘッドに向かったのかと。

 

でもその後、レッドラインを素手でよじ登る姿に、目的地は天竜人のいるマリージョアかと謎が深まったのですが。

そのマリージョアからも消えた⁉︎

それとも赤犬からとっさに逃れただけで、パンゲア城辺りに飛んだのかな?

あるいはやはり、元から新世界のエッグヘッドを目指しているのに、カマバッカから一気にはレッドラインを越えられなかった?

 

そもそも、どうも解せないのは、なぜくまは、麦わらの一味達を世界中に飛ばしたニキュニキュの実の能力を使って、一気に目的地まで飛ばなかったのかということ。

2年前は、グランドライン前半の海にあるシャボンディ諸島から、空島(ウェザリア)にさえナミを飛ばしていたのに。

でもまぁ確かに空島(ナミ)以外は、麦わらの一味の修行場所って、グランドライン前半の海(ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジ、フランキー、ブルック)か、東の海(ロビン)か南の海(チョッパー)なので。

シャボンディ諸島からだとレッドラインを越えずに行けるところではあるんですよね。

もし当時から、ニキュニキュの実の能力の限界を設定してルフィ達を飛ばす先を決めてたならすごい!

それにしてもね。

他人は空島にさえ飛ばせるのに、自分だと距離とか高さとか何らかの制約があるのかなぁと。

 

殺してェわけねェでしょうが

エッグヘッド編は、これまで海軍大将の中でもつかみどころがなかった黄猿の本音らしきものが、時折垣間見えて興味深いですね。

「どっちつかずの正義」を掲げているだけあって、自分の価値観を敢えて持たず、世界政府と上司に逆らわず、いつも任務を淡々と処理している黄猿が。

戦桃丸やベガパンクのような昔からの知り合いに見せる同情の念は、いつものような皮肉やからかいではない、本心からのつぶやきのようです。

(でも結局は情より任務を優先しちゃうところが、黄猿なんですけど。)

 

どうやらボニーのことも幼い頃から知っているようですね。

くまが王下七武海だった時期に出会ったのでしょうか。

 

任務以外で知り合いを傷つけさせねェでくれよォ…

 

(といいつつ、レーザー網のとこまで蹴り飛ばしちゃうとこが、やっぱり黄猿なんですけど。)

 

ボニー、レーザー大丈夫かしらと心配ですが、ルフィのみならずカクも無事だったし、ボニーもまがりなりにも“最悪の世代”ですから、たぶん大丈夫でしょう。

 

今日は一気に最後まで書きたかったけど、家に着いてシャワー浴びたらめちゃくちゃ眠くなって来たので、いつものように、前半と後半に分けたいと思います。

 

-ジャンプ

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