襲い来る頭痛により台風の接近がわかるため、ナミのように天候を肌で感じ取れる航海士になれるかもと思う偏頭痛持ち、ゾリラバです、こんばんは。
NetflixでONE PIECEの実写版が公開されてはや1週間。
頭痛はもしかして、台風のせいではなく、シーズン1の全8話をぶっ続けで10時間以上かけて観たせいではないかと思ったり。
この1週間、感想をどういうプロセスと熱量で書こうかと悩んでました。
1話から順番にじっくりネタバレ有りで書くか。
それともネタバレ無しのざっくりした初見の印象を書くか。
悩んだ末に、まずはそもそもNetflixを契約して実写版を観るか迷っている方のために、自他共に認めるワンピヲタクが全話を観た感想を、ネタバレなしでざっくりと書くことにしました。
その後、需要やゾリラバの盛り上がりやリアルの忙しさなどを総合的に勘案して、1話ごとの感想を書くか決めたいと思います。
以下、まだ観ていない方を念頭に、ストーリーの細部は語らないよう気をつけますが、感想を語る上で、原作との違いやキャラの印象などには触れざるを得ないかと思うので、それすらも知りたくないという方はご注意下さい。
キャラの印象〜声
漫画の原作、あるいはアニメが実写化された時に、まずファンが気になるのは、キャラが原作のイメージに合っているか。
そういう意味では、日本語吹き替えがアニメワンピースの声優さんだったことで、日本人のファンにとって、実写版への感情移入のハードルは、だいぶ下がっているのではないでしょうか。
アニメで声優の交代があると大抵最初は違和感を感じるように、声というのはキャラクターの重要な個性ですからね。
まだ日本語吹き替え版しか観てませんが、少なくとも日本のアニメワンピースファンは、ラッキーだったかも。
しかも田中真弓さんをはじめ、みなさん、アニメキャラではなく、実写の俳優さん達の演技に合わせた少し大人びた話し方をしていて、さすがプロだわ、と思いました。
そもそも原作派のファンの中には、声に違和感を感じるからアニメワンピースは観ないという人だっているので。
やっぱり声って重要なんですよね。
キャラの印象〜ビジュアル
次にビジュアル面。
「すごい!アニメから抜け出たみたい!」とか「リアル世界にいたらまさにこんな感じだよね!」と思うキャラは結構いました。
麦わらの一味は特に、尾田っちが太鼓判を押していたように、コアなファンが見ても全然違和感ありませんでした。
ウソップの鼻が長くなくても、あ、めっちゃウソップだ、とすんなり納得できましたし。
それから、事前のPR動画でも感動したけど、シャンクス、ミホーク、ゼフ、ガープじいちゃんは、ビジュアル的にはイメージにピッタリ。
ストーリーの大幅改変により、ガープじいちゃんについてはだんだん「ちょっと違うかも」感出ちゃったんですけど、それはむしろビジュアルというより、後ほど語るストーリー上のキャラ付けに因るもの。
純粋に見た目で言えば、やっぱり欧米人のガタイの良さや高い鼻は、ワンピースのイケメンキャラにハマるよね。
個人的にゾリラバのイチオシはシャンクスかなー。
ビジュアルも姿勢もたたずまいも表情も、まさにシャンクスです。
シャンクス観るだけでも観る価値あるかも(そんなに⁉︎)
キャラの印象〜性格
問題はこれなんですよねー。
今回の実写版を観て、キャラに違和感を感じるとしたら、声でもビジュアルでもなく、性格や雰囲気なんだなーと実感しました。
これはストーリーとも関連するから一概に俳優さんのせいではないんだけど、マキノさんはルフィにそんな顔しないよね、とか、ノジコはナミにそんなこと言わないよね、みたいな違和感がありました。
全体的に、男性キャラの完成度がとても高いのに、女性キャラはちょっとイメージと違う(ナミは除く)と感じたのはなぜだろう。
ビジュアルじゃなくてね。
ウソップの鼻が長くないのも、ベックマンが太めなのも、サンジくんの眉毛が巻いてないのも、観てるうちに受け入れられるんですけど。
たぶん、キャラの愛すべき性格が変わってるとイヤなんだろうな。
マキノさんがルフィに向ける穏やかで包容力のある笑顔とか、苦労を感じさせない明るさとか。
ナミを信じてかばい続けるノジコの強さと優しさとか。
ガープじいちゃんの豪放磊落な明るさとか自由奔放さとか。
キャラの魅力的な人柄は、できるだけ活かした配役にして欲しかったかも。
ストーリー
ストーリーは、ネタバレにならないよう語るのがなかなか難しいんですが、はっきり言って大幅に原作とは変わっています。
これが許容できるかが、今回の実写版を受け入れられるかの分かれ道かも。
フーシャ村はまだわりと原作に忠実なのですが、シロップ村、バラティエ、アーロンパークと進むほどに、そう来るか⁉︎みたいな改変の嵐。
セリフの一つ一つまで愛して覚えている原作ファンにとっては、忍耐を強いられるところもあるんですが。
結論から言うと、途中で観るのをやめよう、という気持ちにはなりませんでした。
原作と違うものと開き直れば、普通に映画として楽しめたから。
改変されていてもシロップ村のエピソードはとてもスリリングだったし(クロ役の怪演が素晴らしかった)。
ほんと男性キャラはよく見つけてきたなと思うほど、ハマり役が多かったです。
名シーン、名セリフ
もうひとつ、原作ファンが気になるところといえば、大好きなセリフやシーンがあるか、というところでしょう。
これはね。
あまり期待しない方が良いです。
もちろん、「海賊王におれはなる!!!」はあります。
でも「えー、そこ、とばしちゃう⁉︎」みたいなものもあります。
たとえば「大好きなワンピースのシーン」で必ず上位にランクインする「くそお世話になりました」も無いです。
たぶんあれが端折られたのは、土下座文化が欧米では分かりにくいからだろうなー。
あと、アルビダの口癖は「この海で一番美しいのは誰だい?」ですが、それが「この海で一番強いのは誰だい?」に変わっています。
このあたりも、ハリウッドの大人の事情なんでしょうね。
美醜をギャグの対象にしてはいけない、みたいな。
全般的にお笑い要素は少なめなので、ワンピースのギャグ漫画的な部分が好き、という人には物足りないかもしれません。
想像以上に良かったところ
多くのワンピースファンが期待と不安を胸に今回の実写版を観たかと思いますが。
ゾリラバもワクワク3割、ドキドキ7割くらいの気持ちで観始めました。
特にね、ゾロのように思い入れがあり過ぎるキャラは、どんなイケメン俳優が演じても違和感を感じてしまうのではないかという不安。
USJのサンレスやプレミアショーがそうだから。
でも今回は違った!
ゾロがめちゃくちゃカッコよかった!
もうびっくりですわ。
特にまだ19歳の頃のゾロの若さと色気がよく出てましたよ。
それと実は密かにゾリラバの推しキャラであるヘルメッポが良かったわー。
あの独特な髪型もツボったけど、表情がまさにヘルメッポ。
コビーも臆病さと正義感の強さを併せ持った繊細な少年らしさがあって、コビメッポには今後も期待大ですねー。
0巻のロジャー処刑シーンで、後ろ姿だったクロコダイルでしたが実写版では、女性俳優が演じられてましたが…。
ちょっぴり気になっちゃいました!
9月5日おとめ座生まれ♡ってのも。汗
果たして…
おおお、そうでしたか!それは気づきませんでした。イワンコフが握るクロコ社長の弱み、気になりますよねぇ。