3ヶ月にわたるダイエットの終了日(=定期健康診断の日)を迎え、身も心も6kg軽くなったごきげんなゾリラバです、こんばんは。
既に「明日から食べたいものリスト」が大変なことになっているので、あっという間にリバウンドすると思いますが。
やればできる子ゾリラバのダイエット事情はさておき、今週のワンピースですよ。
もう最初から最後まで泣いたり笑ったりとエモ満載で、一コマ一コマ全部にコメントしたいほど。
今週と来週の2話が終わったら、1ヶ月の休載を経て、最終章に突入することが既に発表されていますが、この2話で残ったワノ国の伏線を全て回収するぞという尾田っちの気合いが感じられます。
早速、感想いってみましょう。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
“開国”とズニーシャ
ワノ国から遠く離れたマリージョアにいながら、“ニカ”の出現や、カイドウ、ビッグ・マムの敗北など、戦況をこと細かに把握している五老星。
ゾウがワノ国を去ったと聞いて、“開国”はなくなったと判断したようです。
ということは、やはり象主(ズニーシャ)がワノ国に来たのは、モモの助がゾウに残ってズニーシャといろいろ話をしていたからなのかも。
会話ができる2人の間で、カイドウとの決戦やその後の“開国”について、予め打ち合わせていたということなのでしょうね。
つまりワノ国の“開国”とズニーシャの来訪はワンセット。
“開国”には危険が伴うからその時はズニーシャが近くで護衛するということなのかな。
五老星が、ズニーシャが去ったことでワノ国が“開国”を思いとどまったと判断し、「変わらず鉄壁の要塞」「これでは大軍を送り込み“支配”も不可能」と言っているので、多分そうなんでしょうね。
でも五老星のおじいちゃん達、ワノ国の“支配”は諦めても、ロビンのことは諦めてないみたい。
ただ1人生き残ったCP0に、「ニコ・ロビンくらいは連れて帰るんだろうな……?」と脅しをかけています。
怖っ。
まぁ、CP0が3人いても無理だったので無茶振りだと思いますが、マリージョアとCP0の通信を遮るように入ってきた通信相手が気になります。
これは最終ページにまさかの登場を果たしたアイツですかねェ。
それともまた別の闖入者?
ホーキンスの覚悟
まさかここでホーキンスの占いに出ていた「ある男が明日まで生きている可能性1%」の伏線が回収されるとは思ってもみませんでした。
しかもその“ある男”がホーキンス自身だったとは。
今週、ホーキンスの覚悟にちょっと心打たれましたよ。
キッド海賊団と同盟を組んでいたものの、カイドウを前にして命の危機を感じ、その軍門に下ったホーキンス。
他方、勝ち目がなくてもあくまでカイドウに抵抗を続けるキッド達を見て、思うところがあったのでしょう。
たとえ明日まで生きられる可能性が1%でも、今さらカイドウを裏切ってキッド達と共闘するような真似はできないというホーキンスなりの一片の矜持なのでしょうね。
少なくとも、占いだけに頼って勝ち馬だけに乗り続けようとする奴ではなかったということがわかり、ゾリラバちょっとホーキンスを見直しましたわ。
しかしキラーに腕を落とされ瀕死のホーキンスは、1%の可能性を拾うことはできるのでしょうか。
それとも“最悪の世代”からもついに死者が出てしまうのか…
部下の命を盾にする能力があまり好きになれないホーキンスではありましたが、最期に骨があるところを見せて亡くなるということもあるのかな?
そうとも取れる描写ですが、ドレークの救出が間に合えば、ホーキンスも一緒に助かる可能性があるかなぁ。
同じく片腕を落とされたお菊ちゃんが、もうお風呂に入れるくらい回復してますからね(笑)
教育改革と美味しい水
舞台は移って、対カイドウ戦の決着から7日目の花の都では。
光月家の復権に伴い、これまでのワノ国の歪みが次々と正されているようです。
まずは、「光月おでんと赤鞘九人男は悪人で、カイドウとオロチは英雄である」という歪曲された歴史を教えていた寺子屋。
カイドウの手下だったさらヘビ先生に代わり、新しい先生が光月おでんの英雄譚を教えるようですね。
今はブーブー言っている子供達もやがて真の英雄の物語に夢中になることでしょう。
子供達の心は柔らかいですからね。
それから、おこぼれ町の子供達が水をゴクゴク飲んで、ぷはー‼︎と言っている一コマにも癒されます。
ようやく工場廃水で汚されていない安全で美味しい水が思う存分飲めるようになってホントに良かったね。
そしてカイドウとオロチが独占していた九里の桃源農園と宝船も、ようやく一般の人々に解放されました。
ルフィ(とエース)がお玉ちゃんに約束した「腹いっぱいメシが食える国」は、すぐにも実現しそうですね。
ワノ国に殉じたアシュラとイゾウ
何とか無事でいてほしいと願っていたアシュラ童子とイゾウは、祈りも空しく助かりませんでした。
ちなみにエースが死んだ時もそうでしたが、ジャンプ発売前にネタバレ記事のタイトルで知ってショックです(泣)。
自分で作品を読むまでは、半端に知りたくないですからねー。
ネタばらしのタイトルが目に入りつつも、今週のワンピを読むまでは信じないぞ!と、わずかに望みを繋いでいたアシュラ童子とイゾウでしたが。
残念ながら生きて再び会うことは叶わなくなってしまいました。
アシュラ童子が、カン十郎の描いた偽おでんの盾となって爆発に巻き込まれた時、ペドロの自爆が思い出されて、嫌な予感はあったんですよね。
でもそれ以上に重傷に見えた錦えもんや菊が無事だったことで、アシュラ童子の生存にも一縷の望みを繋いでいたのですが。
メタ的に見れば、錦えもん達が20年のタイムスリップをしたために、赤鞘九人男の中でも飛び抜けて最高齢(56歳)になっていたアシュラ童子には、新しい時代(モモの助が作る新しいワノ国)に「乗り込む船はなかった」のかも。
おでん様の死に絶望したとは言え、一時は盗賊団の頭領としてワノ国の人々を苦しめたわけですし。
光月家の侍というよりは「おでん様の侍」だったことに誇りを持ち、死に場所を探して苦しんでいたアシュラ童子にとって、おでん様の敵討ちの戦に臨めたことは、たとえ命を落とす結果になっても、本望だったことでしょう。
そして意外でもあり、悲しみが止まらないのがイゾウの死。
確かにイゾウもまた、死を覚悟してワノ国に帰国しました。
ここでいいのか?死に場所は
と問い掛けた錦えもんに対し
もう死に損なうのはたくさんだ
と笑みを浮かべながら答えたイゾウ。
頂上戦争では、15歳の時からオヤジと慕っていた白ひげを喪い、その後、弔い合戦の“落とし前戦争”でも仇である黒ひげティーチを倒せず敗走したイゾウ。
故郷であるワノ国でかつての主君である光月おでんの仇を討ち、変わってしまったふるさとを菊と共に取り戻すための戦いで、今度こそ死に場所を得た気持ちだったでしょう。
でもね。
イゾウが死ぬとは思いませんでした。
CP01人の命と引き換えにするには、イゾウの命がゾリラバ的に重すぎたから。
生き延びろ、菊
という言葉や出血の多さから、かなり心配はしてたけれど、助かると思ってたんです。
でも、アシュラ童子と同様に、メタ的に見れば30年以上ワノ国を離れていたイゾウにも、モモの助が作る新生ワノ国には居場所はなかったのかも。
めっちゃ悲しいけれど、イゾウにとっては死に場所を得た戦いだったのでしょう。
そう思わないとやり切れない。
滅多にリアルタイムでは人が死なない漫画“ONE PIECE”で、ペドロ、霜月康イエ、アシュラ童子、イゾウと、立て続けに味方側からも犠牲が出ました。
それだけ物語も終盤に差し掛かり厳しい戦いになっているということでしょう。
今週のワンピの後半は、そんな重いムードを吹き飛ばす賑やかなお祭りムードの展開なので、明日また改めて感想書きたいと思います。
今日はちょっとアシュラ童子とイゾウを悼んでしんみりしたい気分なので。