ワンピース第986話“拙者の名前”感想・考察(その1)対カイドウ戦開始!モモの助と赤鞘の侍達の覚悟が熱い!

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ワンピース第986話“拙者の名前”感想・考察(その1)対カイドウ戦開始!モモの助と赤鞘の侍達の覚悟が熱い!

投稿日:2020年8月3日 更新日:

ワンピースが読める月曜日は、寝不足でも元気はつらつ、やる気満々なゾリラバです、こんばんは。

このやる気が仕事にも向かえばいいのに。

 

さて今週も、熱く胸に迫るシーンが盛りだくさんのワンピース、早速感想いってみましょう!

以下、8月3日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。

 

カン十郎の最期

先週、それを仄めかす描写がありましたが、やはりカン十郎は、かつての赤鞘の仲間達の手にかかって最期を迎えたようですね。

おでん様を囲んで貧しいながらも楽しかった昔の日々を思い出し、男泣きする雷ゾウらかつての仲間達。

自分達の手で始末をつけなくてはならなかった同志達を、“辛かったな………お前達……!!”と労う錦えもん。

降り積もる雪の上に血を流して倒れるカン十郎に、被っていた笠をかけ、歩き去る錦えもんと傳ジローの背中が、カン十郎の裏切りを乗り越えて前に進む決意を物語っているようです。

 

錦えもんとイゾウの覚悟

ワノ国に戻ったイゾウを見て驚く錦えもんと傳ジロー。

錦えもんにとっては10年ぶり、傳ジローにとってはなんと30年ぶりの、イゾウとの再会ですよね。

それなのに一目でイゾウと認識した傳ジローに、赤鞘の侍達の絆の強さを感じます(すっかり風貌が変わってしまった傳ジローをイゾウが一目で認識できたかはわからないけど…)。

 

錦えもん達を待つ間に寒さで少し鼻の頭を赤くしているイゾウが凛々しくも美しいです。

そして鬼ヶ島に上陸してからというもの、錦えもんのカッコ良さが際立ってますね。

大きな覚悟を決めた男の顔でしょうか。

台詞もいちいちカッコいい。

カイドウとの決戦のためにワノ国に戻ったイゾウに対し

 

ここでいいのか?死に場所は

 

と短いひとこと。

 

それに答えるイゾウの台詞も感慨深いものがあります。

 

もう死に損なうのはたくさんだ

 

頂上戦争でオヤジと慕う白ヒゲを亡くし、仇である黒ひげとの「落とし前戦争」にも敗れ、なお生き長らえていることを潔しとしない“侍”の覚悟が、ワノ国を離れて長いイゾウにも感じられますね。

錦えもんとイゾウが短いやり取りと固い握手を交わすこのひとコマ、二人の万感の想いを感じて鳥肌が立ったのはゾリラバだけではないでしょう。

くーっ、カッコいいぜ、侍ども!

 

「元」お庭番衆と見廻り組

ひるがえって、主君オロチを惨殺したカイドウに挑むこともなく、あっさりと恭順の意を示したお庭番衆隊長の福ロクジュと見廻り組総長のホテイ。

その変わり身の早さを示すかのように、二人の肩書きには早くも「元」がついていますね。

 

宴会に紛れ込んでいるヒョウじいこと花のヒョウ五郎親分は、“武士の風上にもおけん奴らめ!!”と憤っています。

20年前に処刑されたおでんの仇を伐たんとする赤鞘の侍達との“忠義”と、秒で変節するオロチの部下達との“忠義”の対比が、とても鮮やかに描かれていますね。

 

モモの助の矜持

臆病で泣き虫のモモの助が、処刑台の上で再び男を見せました。

光月おでんとトキの息子であることを否定すれば、処刑を取り止めるというカイドウに、ガタガタ震えながらも

 

…拙者の名は!!!

光月モモの助!!!

ワノ国の“将軍”になる男でござる!!!

 

と堂々宣言!

あっぱれモモの助!

言った後に恐怖で大泣きしているところはやはり8歳の泣き虫モモの助ですが、それも含めて、よく頑張ったと言いたい。

父と母を思って勇気を振り絞ったモモの助を見て、ナミ達の母親であることを否定するくらいならと死を選んだベルメールさんを思い出しましたよ。

 

20年越しで届いた刀

そしてなんと裏口に集合した錦えもん達が、早くもカイドウにたどり着きました。

ルフィがヤマトに

 

この決戦を始めるのは!!

おれ達じゃねェ!!!

 

と言ったのは、カイドウに初太刀を浴びせるべきはこの決戦の主役である赤鞘の侍達だとわかっていたから。

ルフィは、作戦などお構いなしに中央から力押しで正面突破する奴ですが、こういう「筋」はしっかり弁えているんですよね。

 

そしてその赤鞘の侍達の覚悟におでんの面影を見るカイドウ。

九人男の刃はとうとうカイドウに届きました。

もちろん最終的には彼らだけで倒せるとは思いませんが、まずはワノ国の侍達が初太刀を振るうことで、最終決戦の火蓋がいよいよ切って落とされましたね。

ワノ国の対戦カード予測をした段階では、対カイドウ戦に至るまでに紆余曲折があるかと思っていましたが、いきなり本丸の闘いです。

オロチやカン十郎も早々と退場してしまい、全くもって今後の展開が読めません(言い切った)!

べべんっ!!

 

ルフィとヤマトのやり取りその他については、また筆を改めて(その2)で書きたいと思います。

 


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