ワンピース第942話 ““白舞大名”霜月康イエ” 感想・考察(その2) ゾロの出身地シモツキ村と霜月家の関係とは!?

ジャンプ

ワンピース第942話 ““白舞大名”霜月康イエ” 感想・考察(その2) ゾロの出身地シモツキ村と霜月家の関係とは!?

投稿日:

昨日はトノ康こと霜月康イエの壮絶なる最期に心が乱れ、おトコちゃんの今後の身の振り方が気になって眠れなかった二次元の住人、ゾリラバです、こんばんは。

今日は少し心を落ち着かせて、昨日語りきれなかった感想を語るとともに、今後の展開について考察してみたいと思います。

アニメ派、コミックス派の方は、ネタバレご注意下さい。

 

霜月家とシモツキ村

コミックス第92巻のSBSで、尾田っちの口から、「何十年か前にワノ国の船が東の海に到達したという事実がある」ことが明かされました。

その際、ゾロの故郷であるシモツキ村は、名前、服装、墓などの様子から、ワノ国からの渡来者が作ったのではないか、特にゾロの剣の師匠であるコウシロウは、ワノ国からの移民の子孫ではないか、と予想しました。

今回、康イエの名字が“霜月”であることが判明し、その予想が裏付けられたようです。

 

康イエが白舞の大名だった頃の回想によると、白舞はワノ国で唯一の正規の港を有する郷であり、良き客も悪しき客も訪れる場所だったと。

すなわち、国の守りの最前線、防人(さきもり)の国だったわけですね。

あるいは鎖国時代の日本の出島のような位置付けでもあったのかも。

康イエの回想シーンで、ウオオオオと気勢を上げている侍の服の、剣が交差したマーク。

これってシモツキ村のコウシロウの道場の胴着に着いてたマークと同じです!

そうすると、霜月家の家来達が、何十年か前にシモツキ村を作ったのでしょうか?

 

九里の方言、スナッチ

ここで気になるのが、ゾロがモモの助に教えたスナッチという言葉

お菊によれば、スナッチというのは同じワノ国でも、九里の古い方言であるとのこと。

だからゾリラバも、おでん様が治めるまでは無法地帯だった九里の荒くれ武士が海に出て、東の海にたどり着いたのかなと思っていました。

しかし、シモツキ村という名前が霜月家から来ているのは間違いない。

もしかすると霜月家が治める白舞の精強な国防軍は、ワノ国各地から集められた侍で構成されていたのかもしれませんね。

そういえば古代日本の防人も、全国各地から集められていました。

 

なぜ何十年か昔にワノ国から出航した船があったのかはわかりませんが、霜月家を中心とする武士達の中に九里出身の侍も混じっていたと考えれば、辻褄は合います。

ワノ国の大工である港友さんの祖先(たぶん同じ大工)も乗っていて、その子孫がフーシャ村でマキノさんの店のドアを秒速で直した大工のみなともさんなわけですから、最初から移民を目的とした大がかりな一団だったとも考えられます。

 

ゾロの覚醒

今回、短い期間とはいえ共に過ごしたトノ康こと康イエが、目の前で処刑されたことは、ゾロにとって大変なショックだと思います。

だからこその、泣きながら笑っているえびす町の人々に対する、常に冷静なゾロらしからぬ怒りの爆発。

もともとリアルタイムで人が死ぬことの少ないワンピースという物語で、数少ない例外がエースでありペドロでした(近海の主に食べられた山賊ヒグマとかラッキールウに撃たれた山賊はとりあえずおいといて)。

しかしいずれの場合も、ゾロはその場にいませんでした。

ゾロの目の前で知り合いが死ぬのも初めてなら、ここまで苦しげな表情を浮かべるゾロを見るのも初めてかもしれません。

以前からワノ国で大活躍が期待されていたゾロですが、トノ康の死はゾロの心と剣に何をもたらすのか。

ワノ国編でゾロがステージが格段に上がるのは間違いないと思われます。

ゾロがもし、ワノ国の侍の血を引いているのであれば、更に話が盛り上がること確実でしょう。

康イエの死は無念ですが、ゾロの覚醒への期待は天井知らずです!

 

SMILEの謎

以前、人造悪魔の実SMILEについて考察した際には、悪魔の実に成りきっていない不完全な実が、中途半端な動物(ゾオン)系能力者を生み出すことが、ローの言っていたリスクなのではと考えました。

しかし今回、えびす町の人々がSMILEのせいで「笑顔」以外の全ての“表情”を奪われた、という日和の衝撃的な発言によると、SMILEという不自然な果実には更に恐ろしい秘密が隠されていそうです。

 

気になるのは、ゾウに攻めこんだジャックの部下に“プレジャーズ”というやたら笑っている集団がいたこと。

“PLEASURES”というのはまさに“喜び”。

本心から喜んで笑っているならいいのですが、えびす町の人々のようにSMILEのせいで笑うことしかできなくなった人達なのかも。

この最高にハラハラする展開で、来週の休載はつらい!

でもよゐこにして待ってるよ、尾田っち!

 


バンプレスト ワンピース BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM 造形王頂上決戦 vol.1 ロロノア・ゾロ 通常カラーver.

-ジャンプ
-, ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ワンピース第1035話“ゾロvs.キング” 感想・考察(その2) 覇王色をまとった“閻王”の“三刀龍”!レイリーとの対比と“海賊狩り”からの進化

今週のゾロとキングのバトルを早くアニメで観たくて仕方ない万年ゾロ熱中症のゾリラバです、こんにちは。 キングの美しい素顔が明かされた今週、とさかを後ろに引っ張る“貂自尊皇(テンプラウドン)”の技のアホみ …

ワンピース第972話“煮えてなんぼのおでんに候” 感想・考察(その1) 釜茹でに耐え笑って逝ったおでんの「受け継がれる意志」とトキの覚悟

昨日の深夜に今週末が三連休であることに初めて気付き、電車の中で思わずガッツポーズを決めたゾリラバです、こんばんは。 こういう勘違いは嬉しいです。 ワンピースも2日早く読めるし。 いよいよおでん様の過去 …

ワンピース第956話“ビッグニュース”感想・考察(その1) 王下七武海撤廃とサボの生死

今朝のワンピース最新話を読んだら、昨日の夜から作成していた黒ひげ海賊団一覧表どころではなくなり、興奮して部屋をうろうろし始めた不審人物ゾリラバです、こんにちは。 いやー、なんかもうスゴいことになってま …

ワンピース第990話“孤軍”感想・考察(その2) イヌネコスーロン化!福ロクジュの行動とルフィ“明王”の謎

第2回ワンピース知識王(ナレッジキング)決定戦に向けて準備を始めようと思っていた矢先に、仕事で受験が危ぶまれる状況が発生し、青ざめているゾリラバです、こんにちは。 まだ完全に望みが絶たれたわけではない …

ワンピース第994話“またの名はヤマト”感想・考察(その1) 赤鞘九人男の覚悟とカイドウの死生観

この2週間、おうち時間の増加に伴って記事の作成意欲がとどまるところを知らず、毎日記事を更新したやればできる子、ゾリラバです、こんばんは。 今日から普通に通勤が再開した訳ですけれども、創作意欲は衰えてい …

サイト内検索はこちら

カテゴリー