昨日はトノ康こと霜月康イエの壮絶なる最期に心が乱れ、おトコちゃんの今後の身の振り方が気になって眠れなかった二次元の住人、ゾリラバです、こんばんは。
今日は少し心を落ち着かせて、昨日語りきれなかった感想を語るとともに、今後の展開について考察してみたいと思います。
アニメ派、コミックス派の方は、ネタバレご注意下さい。
霜月家とシモツキ村
コミックス第92巻のSBSで、尾田っちの口から、「何十年か前にワノ国の船が東の海に到達したという事実がある」ことが明かされました。
その際、ゾロの故郷であるシモツキ村は、名前、服装、墓などの様子から、ワノ国からの渡来者が作ったのではないか、特にゾロの剣の師匠であるコウシロウは、ワノ国からの移民の子孫ではないか、と予想しました。
今回、康イエの名字が“霜月”であることが判明し、その予想が裏付けられたようです。
康イエが白舞の大名だった頃の回想によると、白舞はワノ国で唯一の正規の港を有する郷であり、良き客も悪しき客も訪れる場所だったと。
すなわち、国の守りの最前線、防人(さきもり)の国だったわけですね。
あるいは鎖国時代の日本の出島のような位置付けでもあったのかも。
康イエの回想シーンで、ウオオオオと気勢を上げている侍の服の、剣が交差したマーク。
これってシモツキ村のコウシロウの道場の胴着に着いてたマークと同じです!
そうすると、霜月家の家来達が、何十年か前にシモツキ村を作ったのでしょうか?
九里の方言、スナッチ
ここで気になるのが、ゾロがモモの助に教えたスナッチという言葉。
お菊によれば、スナッチというのは同じワノ国でも、九里の古い方言であるとのこと。
だからゾリラバも、おでん様が治めるまでは無法地帯だった九里の荒くれ武士が海に出て、東の海にたどり着いたのかなと思っていました。
しかし、シモツキ村という名前が霜月家から来ているのは間違いない。
もしかすると霜月家が治める白舞の精強な国防軍は、ワノ国各地から集められた侍で構成されていたのかもしれませんね。
そういえば古代日本の防人も、全国各地から集められていました。
なぜ何十年か昔にワノ国から出航した船があったのかはわかりませんが、霜月家を中心とする武士達の中に九里出身の侍も混じっていたと考えれば、辻褄は合います。
ワノ国の大工である港友さんの祖先(たぶん同じ大工)も乗っていて、その子孫がフーシャ村でマキノさんの店のドアを秒速で直した大工のみなともさんなわけですから、最初から移民を目的とした大がかりな一団だったとも考えられます。
ゾロの覚醒
今回、短い期間とはいえ共に過ごしたトノ康こと康イエが、目の前で処刑されたことは、ゾロにとって大変なショックだと思います。
だからこその、泣きながら笑っているえびす町の人々に対する、常に冷静なゾロらしからぬ怒りの爆発。
もともとリアルタイムで人が死ぬことの少ないワンピースという物語で、数少ない例外がエースでありペドロでした(近海の主に食べられた山賊ヒグマとかラッキールウに撃たれた山賊はとりあえずおいといて)。
しかしいずれの場合も、ゾロはその場にいませんでした。
ゾロの目の前で知り合いが死ぬのも初めてなら、ここまで苦しげな表情を浮かべるゾロを見るのも初めてかもしれません。
以前からワノ国で大活躍が期待されていたゾロですが、トノ康の死はゾロの心と剣に何をもたらすのか。
ワノ国編でゾロがステージが格段に上がるのは間違いないと思われます。
ゾロがもし、ワノ国の侍の血を引いているのであれば、更に話が盛り上がること確実でしょう。
康イエの死は無念ですが、ゾロの覚醒への期待は天井知らずです!
SMILEの謎
以前、人造悪魔の実SMILEについて考察した際には、悪魔の実に成りきっていない不完全な実が、中途半端な動物(ゾオン)系能力者を生み出すことが、ローの言っていたリスクなのではと考えました。
しかし今回、えびす町の人々がSMILEのせいで「笑顔」以外の全ての“表情”を奪われた、という日和の衝撃的な発言によると、SMILEという不自然な果実には更に恐ろしい秘密が隠されていそうです。
気になるのは、ゾウに攻めこんだジャックの部下に“プレジャーズ”というやたら笑っている集団がいたこと。
“PLEASURES”というのはまさに“喜び”。
本心から喜んで笑っているならいいのですが、えびす町の人々のようにSMILEのせいで笑うことしかできなくなった人達なのかも。
この最高にハラハラする展開で、来週の休載はつらい!
でもよゐこにして待ってるよ、尾田っち!
バンプレスト ワンピース BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM 造形王頂上決戦 vol.1 ロロノア・ゾロ 通常カラーver.