梅雨明けの猛暑とナレッジキングの衝撃に、未だ意識が朦朧として足元がふわふわしているゾリラバです、こんばんは。
しかしそれにしても今週のワンピース最新話は熱いですね。
昨日、前半の感想を書いた時は、ナレキンショックの方が大き過ぎて、第1121話の衝撃が緩和されてたかも。
改めて読んでみると、待ち望まれた“時代のうねり”というタイトルといい、最後の見開きの謎といい、かなり重要な回ですよね、これは。
来年のナレッジキングに出そうだな(←まだ囚われている)。
では、気を取り直して、神回の第1121話、後半の感想いってみましょう。
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
伝説達の陥落は“新時代”の幕開け
ルフィ達のエッグヘッド脱出劇を盛り上げるBGMのようなベガパンクの配信は、いよいよ最終局面に近づきつつあるようです。
少し長くなりますが、今週語られたその熱い命がけのメッセージを、わかりやすくつなげて引用してみましょう。
“空白の100年”が呼び起こされる日は必ず来る!!!
全世界の“大陸の沈没”という“人為的大災害”を引き起こした「兵器」が未だ意図して存在する事実!!!
歴史の因果により…執拗に滅亡を望まれる稀有な種族の末裔達‼︎
もしもの時は皆には己の身を守ってほしい…‼︎
何が起きても‼︎
私は人の知恵を信じている‼︎
科学を信じている!!!
ロジャーが死んで25年‼︎
白ひげが死んで2年‼︎
伝説達の陥落は“新時代”の幕開けに過ぎない‼︎
今‼︎
抑え込もうにも抑えこめぬ者達が…!!!
くしくもその真実に最も近づいておる!!!
いやロジャーは仕掛けたのかもしれん
「それ」を‼︎
ジョイボーイが望む者が手にするとは限らない!!!
もう止めようがない‼︎
「それ」を手に入れる者に世界の運命は委ねられるのじゃ‼︎
「ひとつなぎの大秘宝」を!!!
手に入れた者に!!!
(“ONE PIECE第1121話)
うん、めっちゃ語ってますね、ベガパンク。
でもこれって。
一般の人々にどれだけ正しく理解されてるんでしょう。
今のところ、世経新聞社の情報操作によって、ルフィ達はベガパンクを人質にエッグヘッド立てこもるという事件を起こした犯人とされています。
ベガパンクがこのまま死んだら、ルフィ達のせいにされることは確実。
それを抜きにして、ベガパンクの配信の内容だけで判断したとしても、一般の人々の頭に残ったのはおそらく、かつて世界の大陸を全て沈めた凶悪な兵器が未だ存在しているということで。
ジョイボーイがなぜ戦ったのかも、麦わらのルフィがジョイボーイの再来であることも、「新時代」や「世界の夜明け」の意味も何一つ語られていません。
ベガパンクは天才過ぎて、中立を旨とする科学者過ぎて、肝心なことは五老星や海軍トップ以外には伝わってないような。
己の身を守れと言われても、大陸が沈むような兵器を使われたら、一般の市民は、ルルシア王国の人々と同じ運命を受け入れるしかないよね。
ベガパンクは、自分の命の最後の火を燃やして、世界政府を敵に回し、何を世界に伝えたかったのでしょう。
時代をうねらせる主役達にさえ伝われば良かったんでしょうか。
こうなると、中断していた間に語られたことも実は重要な気がしてきます。
配信を聴くシャンクスとレイリー
ベガパンクが世界の秘密を世界に向けて暴露し始めたことに怒っていたレイリーさんは、酔い潰れて寝てしまったようです。
同じく海賊王のクルーとして、ラフテルにこそ行かなかったものの、レイリーさんの次にいろいろなことを知ってそうなシャンクスも、飲んだくれているみたい。
この二人の似たようなリアクション、とっても気になりますね。
レイリーさんは、シャボンディでルフィ達に言ったように、自分の目で確かめて自分達で判断して欲しい、海賊王の一団が出した結論を押し付けたくはない、というスタンスでしょう。
そしてゴムゴムの実改め動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”を食べてしまったルフィに麦わら帽子を託したシャンクスは、ジョイボーイのことをどこまで知っていたのでしょう。
ルフィがニカとして覚醒したことを確認した後、何を思ってワンピース争奪戦に加わり、今なぜ、ベガパンクの配信を聴いて酔い潰れているのか。
めちゃくちゃ気になるガネー!
うごめく海賊達
レイリーやシャンクスとは対照的に、ベガパンクの配信を聴いて喜んでいるのは、黒ひげ海賊団傘下やCROSS GUILDのモブ海賊達。
いわばロジャーの処刑後に、「ひとつなぎの大秘宝」を求めて大挙して海に乗り出した海賊達と同じ、一旗上げたい野心家達ですね。
カライ・バリ島では、相変わらず不当に部下達から過大評価されて「え?」「え?」とアラバスタのエリマキランナーズのようになっているバギーが笑えます。
本当にバギーは、登場しなくても笑わせてくれます(笑)
苦虫を噛み潰した表情の大剣豪と社長が更に笑えるわー。
この3人を組ませるという発想に至った尾田っちは、ホント偉大だわー。
時代をうねらせる12人
そして今週、最も頭を悩ませている最終見開きページの12人。
文脈からいって、「ひとつなぎの大秘宝」を見つける候補者達が絞られたということでしょう。
主人公ルフィと、シャンクス、黒ひげティーチ、バギーの四皇はまぁ当然として。
海軍トップのサカズキ元帥と新時代の「海軍の英雄」コビー。
革命軍司令官ドラゴンと参謀総長の“炎帝”サボ。
世界最高権力者として君臨するイム様とその懐刀と思われる“神の騎士団”最高司令官のフィガーランド・ガーリング聖。
ここまでは何となくわかるのですが。
今やティーチの軍門に降った(ようにみえる)クザンがランクインしているのは、ちょっと意外でした。
サカズキとの決闘やガープじいちゃんとの闘いが演技とは到底思えないけど、まだまだクザンには役割があるんだなー。
そして何より謎なのが、12人目のシルエットの人物。
イケメンぽいあごや口元と、シャンクスの愛刀グリフォンに似た剣のシルエットしか分かりません。
やっぱりシャンクスの縁者なのかなぁ。
シルエットということは、まだ登場していないキャラだと思うんですよね。
くまの過去編でゴッドバレーでの唾棄すべきゲームが描かれた際、シャンクスの父親と思しき若きフィガーランド聖が「見ていろ子供達…」と言っていることから、シャンクスには兄弟がいることはほぼ確実。
シャンクス(に瓜二つの人物)が五老星に面会した時から、シャンクスという人物の謎は深まるばかりですが。
今週のシルエットの人物は、巷間噂されてきたようにシャンクスの双子の兄とかなのかなぁ。
一体何者なんだってばよ‼︎
最終見開きのカッコ良さたるや まさに少年マンガの王道!
少し(?)前に少年だったイケオジ(??)の心を鷲掴みです!
四皇と言えばルフィ(白)とティーチ(黒)の対比が有名ですが
我が偉大なるバギーとシャンクスも対比が多いですね~
赤髪と青髪(赤鼻は別) 北極と南極 傘下が弱いと配下が強い
やはり最終章もバギーから目が離せません!
確かにバギーとシャンクスの対比って面白いですね。海賊王の見習いクルー同士でも、そもそも対比するという発想、無かったわ!まだまだバギーを見くびってたようです(笑)