ワンピース第1113話“STALEMATE”感想・考察(その2)クローバー博士からベガパンクに受け継がれた意志と沈む世界

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ワンピース第1113話“STALEMATE”感想・考察(その2)クローバー博士からベガパンクに受け継がれた意志と沈む世界

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北海道旅行から戻ってふと我に返り、旅先で浮かれて疲れきった胃袋と財布に青ざめている黄金週間半ばのゾリラバです、こんばんは。

ちょっと働いたらまた4連休ですが、GW後半は大人しく地味に生きようと思います。

 

さてあっちもこっちも五老星に迫られ大ピンチだった先週から一転して、逆に五老星をサブタイトルどおりstalemate(詰み)の状態に追い込んだ感のある今週のワンピース。

早速昨日の感想の続き、いってみましょう。

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

テレパシーで会話する五老星

エッグヘッド編に入り、ジェイガルシア・サターン聖が単独で下界に降りてきた時には、見た目以外没個性だった五老星の個性がいよいよ描かれるかと思いましたが。

人間を虫ケラと呼んで憚らない傲慢さとか人の感情を弄ぶ鬼畜っぷりとか、今のところ悪い意味でどいつもこいつも大差が無い印象ですよね。

今週、五老星がまたテレパシーで会話しているのを見ると、5人はやはり一心同体というか、一蓮托生というか、長い歳月、同じ思考、同じ価値観で過ごしてきたゆえの似たモノ同士なんだなと。

 

そして、マーズ聖を他の五老星が「マーズ」と読んでいます。

互いの名を呼ぶ描写は初めてかと思いますが、やはりファーストネームを呼び捨てするほどの心理的近しさなんですね。

それぞれ苗字が違うので、天竜人の中でも由緒ある家柄を背負っているのかと思いましたが、やはり5人だけが異常に長く生きて特別親しい関係なんですかねー。

そもそも家族や子孫?はいるんだろうか。

不老だか不死だか知らないけど、曽孫の曽孫の曽孫とかがいたりするんでしょか。

現在のストーリー展開と直接は関係ないけど、五老星の正体、気になりますよねー。

 

まずはボニーを助けるサンジ

研究層にいる麦わらの一味とサニー号を無事に脱出させるため、単身エッグヘッドに残ってバリア操作を志願したステューシー。

でもレディの犠牲で助かるなんてことは天地がひっくり返っても許せなそうなサンジくんがきっと助けに行くだろうと思っているのですが。

まずはサンジくん、きっちりボニーを救出に行きましたね。

 

ボニーちゃんにモテるのはおれだァ!!!

 

と叫びフランキーを押しのけながら。

サンジくん、ボニーが12歳ってまだ知らないんだっけ?(笑)

 

でもボニーも12歳とはいえ海賊団を率いる億越え船長。

ただ黙って助けらるほどヤワじゃないところがカッコいいですよね。

“ディストーション・フューチャー(歪められた未来)”で巨人の姿に!

 

ボニーの能力、やっぱり相当すごいわ。

五老星はボニーに与えた悪魔の実を揶揄して、現実を知るほど力が発揮できなくなると言ってましたが、現在進行形で「ニカ」や巨人を目の当たりにしているボニーは予想どおり強さが復活してそう!

いろいろな「未来」を想像できるようになったからでしょうね。

想像の赴くまま戦えるっていうのは、ルフィの動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”と通ずるものがあるけど、その悪魔の実を何百年も手に入れられなかった五老星は、「トシトシの実」に同じような可能性を見出したのかな?

だから赤ん坊のボニーにエキスを与えて実験台にしたのでしょうか。

考え過ぎかもしれないけど。

 

全力でロビンを守る一味が熱い

エッグヘッドを平定する戦いで重傷を負っていたロビンを守るために、麦わらの一味の主戦力じゃない仲間達(ごめんよ)が、五老星を相手に一歩も引かないのが熱いですよね。

いつもなら五老星と聞いただけで逃げ腰になりそうなウソップもナミも、全力でサターン聖からロビンを守るために動いています。

毛皮強化(ガードポイント)のチョッパー、サターン聖の脚がモロ刺さっているように見えますが、大丈夫⁉︎

ゾウでロビンは「私には守ってくれる強い仲間がいるから」と笑っていましたが、まさにそれが実現しました。

ロビンより懸賞金ははるかに低い仲間たちが「絶対守る〜!!!!」と一気に戦闘モードになるところが最高!

 

それにしても8歳の時に電話越しに一度聴いただけのサターン聖の声を覚えているって、ロビンちゃん、どんだけ記憶力がいいんでしょう。

たぶん22年間、悪夢のようなオハラ最後の日を繰り返し思い出していたんでしょうね。

 

この世界は海に沈む!!!

五老星が阻止できないまま、ついに開始されたベガパンクの世界に向けた配信。

ベガパンクの遺言のような配信は、22年前にオハラのクローバー博士が口にしようとして五老星に阻まれた「世界の真実」を伝えるためだと思われます。

まさに世界最高の考古学者であったクローバー博士から、天才科学者のDr.ベガパンクへと「受け継がれた意志」ですね。

その内容は、「800年前に世界政府が誕生した経緯」「空白の100年に起きたこと」「かつて栄えた王国」「古代兵器」などに関することだろうと予想していましたが。

今週いきなり落とされたベガパンクの爆弾発言は、「この世界は海に沈む!!!」というあまりに衝撃的な未来予測でした。

 

どういうことだってばよ!

イム様や五老星がいくら人を人と思っていないからといって、古代兵器でルルシア王国のように世界を片っ端から滅ぼすとは思えません。

そんなことをするメリットがないですから。

他方でベガパンクが言うように、何らかの理由で世界が海に沈むなら、まさに魚人島の謎の巨船ノアの出番になりますね。

元々旧約聖書に登場する「ノアの方舟」は、神が堕落し切った人類を未曾有の洪水で滅ぼすと決めた時、善良なノアとその家族、全種類の動物をひとつがいずつ乗せて救うために作られたものです。

現時点では、ベガパンクの言葉で想像できるのは、海王類が引くであろう巨船ノアとの関連くらいですが、配信の続きがめっちゃ気になります。

 

今週のジャンプが合併号ということは、次の発売日は5月13日ですかー。

遠いわー。

 

 

 

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     世界の真実・・その結論が世界は海に沈むとは!
    ちょっと~男子~聞いてないわよ~とモーリー化する程の衝撃でした。

     イム様やら世界政府の秘密を語ると思っていただけに鳩のハットリが豆鉄砲を喰らった気分です。

     冷気使いのナス寿郎に炎のコック サンジがマッチするとは予想外でした。

    • ゾリラバ より:

      モーリー化!(笑)
      ホントきいてないわよーっと言いたくなる衝撃ですね。タイヨウの照らす地上に憧れる魚人族と、海に沈む世界…最終章はまだまだ始まったばかりという感じですねー。

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