今週のワンピースの最後のシーンがつらすぎて眠れなくなり、寝不足のまま月曜朝を迎えたミョスガルド聖の大ファンのゾリラバです、こんにちは。
いやァァァァァ(泣)
なぜ⁉︎
なんで⁉︎
どうしてこのところ、心から好きと言える善人達を次々と悲劇が襲うのか!
いつからONE PIECEは、ダークでノアールな不条理漫画になったのか!
命がも゛ったいだい‼︎
はぁはぁ…
…
…
一夜明けても悲しみが止まらず、心の叫びがダダ漏れてしまいましたが、まずはいつものように、順序よく感想いってみたいと思います。
今週も脳味噌が沸騰しそうな情報量‼︎
1ヶ月休載前とはいえ。
頭脳も感情も揺さぶられる、極めて面白くもしんどくもあった回ですわ。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
密航する者達
追われる立場になった者達や、元々こっそり潜入した者達は、折良く世界会議(レヴェリー)が終わって出航する各国の王達の船に密航者として紛れ込んだようですね。
神々のすむ地マリージョアは、出ていく者のチェックはそこまで厳しくないのかな。
どうやってあの小さなボンドラをクリアしてレッドラインから降りたのか気になりますが、王族の荷物に紛れたというとこでしょうか。
CP0に追われるビビと、見てはいけないものを見てしまったワポルは、エイギス王国の船を経由して、世界経済新聞社本社へ匿われると。
また、父親のくまを救うために潜入したものの、サボに会って後事を託したジュエリー・ボニーは、タジン王国の船倉に潜んで脱出し、恐らく途中で抜け出してエッグヘッドへ向かったのでしょう。
そしてイム様と五老星の攻撃を受けて傷を負ったサボは、ルルシア王国の船底に潜んでそのままルルシアに行った、というわけですね。
コブラ王を救えなかったことを悲しみ悔やむサボの表情が切ない。
ワポルの五分の魂
先週、ワポルがコブラ王の死を「喜ぶほど落ちてねェ」と言った時にもおや?と思いましたが。
ビビがワポルに「何を見たのか」尋ねた時にワポルが口を濁したのは、父の死を娘に伝えることを躊躇ったから?
とにかく安全な場所に着くまでは、余計な情報を与えて取り乱されたくなかっただけかもしれないけど。
ビビがコブラ王に電伝虫をしようとしたのを止めたのは、間違いなく五老星による逆探知を恐れての保身からだろうけど。
一寸の虫にも五分の魂。
どーしよーもなくクズなワポルにも良いとこはあるという、ワンピースならではのキャラの味わい深さ。
「マザーフレイム」とはなんぞや
ルルシア王国を一瞬にして滅ぼした謎の大量破壊兵器の名前が「マザーフレイム」だということも今週、判明しました。
イム様によれば、あれは予想された古代兵器ウラヌスではなく、ベガパンクが開発した兵器のようです。
でも気になる点がいくつか。
まずはジェイガルシア聖の
確かに試してみなければあれが本物かどうかも分からない
というセリフ。
単にベガパンクが新たに開発した兵器なら、本物も偽物もないですよね。
ま、「使える兵器」という意味で「本物」という言葉を使った可能性もゼロではないけれど、文脈からすると、何かモデルがあったからこそ「本物」という言葉が出たのではないかと。
もしかしてベガパンクが古代兵器を再現しようとしたもの?
もう一つ気になるのは、今週の後半でドラゴンが、「ベガパンクはそんなあからさまな人殺しの道具は作らない」というセリフ。
ある程度ベガパンクを知った読者からすると、確かにベガパンクは、シーザーやクイーンのような大量破壊兵器を作って喜ぶマッドサイエンティストではありません。
でも天才科学者として、未知のものを知り、不可能を可能にしたい、という知的好奇心や探究心は半端ない。
セラフィムなんて典型的な破壊兵器ですよね。
だから幻の古代兵器を再現する機会を与えられれば、誘惑に勝てなかった可能性もあるかもと思います。
ルルシア王国が選ばれた理由
ルルシア王国を実験場としてイム様が選んだ理由は「近い」から。
どんな理由があれ、大勢の人間が住む国を一瞬で滅ぼしていい言い訳にはなりませんが。
「近い」って何よ‼︎
はぁはぁ。
イム様の一般人に対する価値観が良くわかるわ。
さすがは天竜人が支配する世界政府のトップだわ。
でも「近い」ってどこから?
マリージョアから?
ルルシア王国の地理について推測できることは、カマバッカ王国に集結する革命軍軍隊長達が寄り道してたので、恐らくカマバッカに近いグランドライン前半の海にあるだろうということ。
でもカマバッカに「近い」というのは、ルルシアが実験場として選ばれた理由とはあまり関係なさそう。
確かにカマバッカには現在、ドラゴンはじめ革命軍幹部が集結してますが、革命軍が狙いなら最初からカマバッカに落とせばいいわけです。
これについては、後半の感想でもう少し深掘りしましょう。
五老星全員の名前が判明
これまで不明だったジェイガルシア・サターン聖以外の五老星の名前が、今週、一気に判明しました。
サターン聖からの類推で、他の4人も惑星の名前だろうと予想していましたが。
誰もがそう予想したことを嫌ってか(笑)尾田っちはちょっとひねりを加えてきましたね。
惑星の名前が元ネタではあるんですが。
名前 | 役職 | 備考 |
ジェイガルシア・サターン聖 | 科学防衛武神 | Saturn(土星)由来。カール・マルクス似。 |
マーカス・マーズ聖 | 環境武神 | Mars(火星)由来。板垣退助似。 |
トップマン・ウォーキュリー聖 | 法務武神 | Mercury(水星)由来。ゴルバチョフ似。 |
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 | 財務武神 | Venus(金星)由来。ガンジー似。 |
シェパード・十・ピーター聖 | 農務武神 | Jupiter(木星)由来。リンカーン似。 |
名前を一覧にして眺めてみて、気づいたことをいくつか。
まず、これまでワンピースという物語でミドルネームって「D」以外に登場したことないと思うのですが、今回、五老星のうち二人が、「V」と「十」というミドルネームを持っていることが判明。
「ビーナス」「ジュピター」という名前をひとひねりするための語呂合わせとして付けられただけのミドルネームかもしれませんが(笑)
ミドルネームがあるとちょっと偉そう感あるしねwww。
次に、常に和服で立派な刀を携えていることから、かねてよりワノ国出身ではないかと噂されていたイーザンバロン・V・ナス寿郎聖。
名前に漢字が使われていることから、ますますワノ国出身の可能性が上がりましたね。
そうなると、800年前には明らかに“D”の側だったはずのワノ国から、世界政府中枢の五老星が出ている経緯が俄然気になります。
それから「武神」という役職名。
一番物分かり良さそうで穏やかそうに思えたジェイガルシア聖が「科学防衛武神」という軍事を司る立場なのも意外なんですが。
何より一人一人に役職が割り当てられてることが意外でしたわ。
常に5人一緒で、誰がどの発言をしてもおかしくないくらい没個性だった五老星なので。
「環境」とか「農務」とか穏やかそげな肩書きでも、武神というからには半端ない戦闘力を持つ武闘派なんでしょうね。
先週垣間見たコブラ王とサボへの対処も、それを裏付けているような。
後半の感想は、また明日、心を落ち着けて書きます。
サターン聖とドラゴンの台詞から、古代兵器じゃなくその〝動力源〟〝燃料〟の事のように思えたり…。
それは確かにあり得そうですねー。フレイムがもしflame(炎)ならなおのことそれっぽい。そういえばベガパンク、エネルギー源の研究してましたね。
イム様がどこまで考えて「近い」からと言ったのか?
単に距離的に「近い」のか 革命が起きる日が「近い」のか
深慮遠謀の雰囲気がプンプンするので深読みしちゃいます。
ナス寿郎はゾロと戦いそうですね!浅読みしちゃいます。
確かに「近い」は地理的距離とは限らないかもですねー。ナス寿郎、判明した名前がちょっとファンキーで親しみ沸きました(笑)ゾロのラスボスですかねー。