春の気配がする風に吹かれながら、15年目にして初当選した東京マラソンが終わるまでは、気温が上がらないでほしいと日々祈っている「なんちゃってランナー」のゾリラバです、こんばんは。
チョッパー並みに暑いのが苦手なんですよねー。
チョッパーのような毛皮ではありませんが、天然皮下脂肪コートのせいで。
さて、ゾリラバの心配事はさておき、今週のワンピース。
休載を経たせいか、サブタイトルまで練りに練られた熱い展開です。
早速、昨日の感想の続き、いってみましょう。
以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
サブタイトルの意味
ONE PIECEのサブタイトルが、ダブルミーニングになっているのはよくあることで、尾田っちの言葉遊びのセンスが、ゾリラバ大好物なんですが。
今週の“あんたを捜してたんだ‼︎”はもしかしたら、ダブルを越えたトリプルミーニングかもしれませんね。
父親のバーソロミュー・くまから聞いていた伝説の“ニカ”をずっと捜していたボニー。
魚人島編の頃から憧れの“あの人”を捜していたカリブー。
そして任務として「誰か」を捜しにエッグヘッドに来たらしい黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンとヴァン・オーガー。
面白すぎでしょ。
それぞれ見ていきましょう。
ボニーが捜していた“ニカ”
ワノ国でのカイドウとの戦いで、ルフィが動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”として覚醒したことを最初に知ったのは、おそらく800年前から“ジョイボーイ”の再来を警戒していた五老星です。
ワノ国に接近中だった、かつてのジョイボーイを知るズニーシャ(象主)も、同じルフィの心音“ドンドットット”という鼓動を感知して気づきました。
それから、オハラの知識を受け継ぎ、真っ白な姿のルフィの手配書を見て、太陽神“ニカ”だと悟ったベガパンクと、彼から話を聞かされたナミ達麦わらの一味。
そしてようやく今週、復活したルフィのドンドットットという鼓動で、父親が長く待ち望んでいた“ニカ”が、目の前にいることに、ジュエリー・ボニーも気づいたわけですね。
気づいていないのは、当のルフィ本人だけというのがまた面白いですわ。
ボニーが感激の涙を流している意味はルフィにはわからないけれど、ベガパンクが瀕死の状態で倒れていることで、ジェイガルシア・サターン聖が倒すべき敵であると即座に認識したようです。
友達(ダチ)を傷つけやがって‼︎
そう、ルフィにとってはそれだけで充分、タコ殴りする理由になります。
“白い銃乱打(ドーン・ガトリング)”、どんだけサターン聖のダメージになったかは判りませんが、吹き飛ばされてとりあえずスカッとしましたわ。
それにしても、サターン聖の謎の「カッ‼︎」という目力攻撃は何なんでしょうね。
ルフィにも効果を発揮しています。
ルフィに効くということは単なる打撃ではないようですね。
相当強力な覇気による攻撃?
サターン聖の能力については、まだ分からないことだらけです。
黒ひげ海賊団の目的
“麦わらの一味の立てこもり事件”の前日、エッグヘッドに向かう黒ひげ海賊団の丸太船が確認されていましたが。
乗っていたのは、ロー達との戦いでも海賊島ハチノスの留守番組の中にも姿が見えなかった6番船船長のカタリーナ・デボンと、ハートの海賊団との戦い後に合流したと思われる3番船船長のヴァン・オーガーでした。
黒ひげ海賊団の中では戦闘力よりも潜入任務に秀でていそうな変身能力を持つデボンとワープ能力を持つオーガーの組み合わせ。
エッグヘッドでの大事件が世界に報じられる前に既にエッグヘッドに向かっていたということは、ここに麦わらの一味がいることや、まして五老星の一人がいることも知らず、別の目的でやってきた可能性がありますね。
戦いを想定していたら、デボンとオーガーという陣容では来ないはず。
だとすると彼らが「捜していた」のはベガパンクでしょうか。
しかし実際には、デボンはルフィに吹き飛ばされていたサターン聖に「ポン!」とタッチして
おかげで助かった
さて「任務完了」♡
と言っています。
デボンの悪魔の実の能力は「イヌイヌの実幻獣種モデル“九尾の狐”」で、他人に化けられるというもの。
その発動条件が、ボンちゃんの“マネマネの実”と同様に、「触ったことがある相手に化けられる」という可能性は十分にありますね。
だとすると、デボン達の潜入任務は、元々ベガパンクに化けられるよう彼に触ることだった?
それならたった二人でやってきたのも納得できます。
ベガパンクに化けて何をするつもりだったか判りませんが、来てみたらなんと五老星がいたと。
五老星に化けられる方が更に都合が良いからこその「助かった」なんでしょうね。
五老星とベガパンクの共通点と言えば、セラフィムの威権順位の高さですが。
これはデボンの変身能力がどれくらいの精度なのかによりますね。
セラフィムは、天才ベガパンクの最高傑作ですから、見た目や声だけで威権順位を判断しているわけじゃなさそうだし。
ボンちゃんのマネマネの実は超人系(パラミシア)で、デボンは動物系(ゾオン)なので、一概に上位互換とも言えなそうですが。
マネマネの実はおそらく外見や声だけのコピーですよね。
デボンはどうなんだろう。
セラフィムを意のままに動かすことが狙いじゃないとすると、マリージョア潜入とかが目的なのかなぁ。
カリブーの憧れはティーチ
魚人島編やワノ国編でコソコソドロドロしながら、様々な極秘情報を盗み聞きしては、「あの人」に手土産にしたいと言っていたカリブー。
その憧れのひとがついに判明しました。
カリブーは、利己的で打算的で尊敬も信用もできない奴ですが、ワノ国編ではちょっと味方みたいな立ち位置でした。
でもやっぱり憧れるのは、ティーチみたいな奴なのね。
マーシャル・D・ティーチという男がやってきたことは、同じ船の仲間を殺し、自分の隊長だったエースを海軍に引き渡すかわりに王下七武海の地位を得て、侵入不可能なインペルダウンからデボン達凶悪な囚人達を仲間に引き入れるという、成り上がるためなら手段を選ばない悪行です。
ワノ国での四皇戦で疲弊し切ったルフィ、キッド、ローの誰かをカモろうと、次の島で待ち伏せするところとか、姑息なところもゾリラバ的には好きになれません。
でも大海賊時代には、そういう海賊らしい海賊に憧れる人も大勢いるんでしょうね。
バルトロメオがルフィに憧れて海に出たように、カリブーはティーチに憧れて海に出たと。
そうなると、カリブーが盗み聞きした古代兵器ポセイドン(=しらほし)やプルトン(@ワノ国地下)の情報が最もやばい奴の手に渡ってしまいそうですね。
今週、もうひとつ気になる情報は、ティーチの「特別な血筋」の話なんですが、「感想・考察(その2)」にしてはめちゃくちゃ長くなってしまったので、黒ひげ海賊団とティーチについてはまた改めてじっくり考察したいと思います。
天然皮下脂肪コートは僕も相当貯め込んでますが
瘦せるとモテ過ぎちゃうので敢えてそのままにしてます。 小紫ちゃ~ん見てる?
歌って踊れる敢えて痩せないタイプですね。
せーの!クイーンかっ‼︎